Stackdriver Logging のログにエントリを書き込みます。
ここでは、この拡張機能を構成して使用する方法についてのリファレンスを提供します。API プロキシからこの拡張機能を使用する前に、次の操作を行う必要があります。
IAM で、[ログ] > [ログ書き込み] 権限を、Stackdriver Logging システムへの拡張機能を表現するプロジェクト メンバーに割り当てます。役割を付与する手順については、特定のリソースのサービス アカウントへの役割の付与をご覧ください。ロギングの役割について詳しくは、アクセス制御ガイドをご覧ください。
サービス アカウントのキーを生成します。
Stackdriver Logging について
Stackdriver Logging は、Google Cloud Platform(GCP)の Stackdriver プロダクト スイートの一部です。ログのストレージ、ユーザー インターフェース(ログビューア)、ログをプログラムで管理する API から構成されます。Stackdriver Logging では、ログエントリの読み取りと書き込み、ログの検索とフィルタリング、ログのエクスポートを行うことができます。また、ログベースの指標を作成することもできます。
この拡張機能は、現在はログにエントリを書き込みます。
詳細については、Stackdriver Logging のドキュメントをご覧ください。
サンプル
次の例は、ExtensionCallout ポリシーを使用して Stackdriver Logging 拡張機能のアクションに対するサポートを構成する方法を示しています。
グローバルログ
次のポリシーは、Stackdriver Global リソースの example-log というログに [This is a test] というメッセージを書き込みます。実際に使用する際は、API プロキシの別の場所に値を設定したフロー変数にメッセージを含めることをおすすめします。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
<ConnectorCallout async="false" continueOnError="true" enabled="true" name="Logging-Extension">
<DisplayName>Logging Connector</DisplayName>
<Connector>stackdriver-extension-sample</Connector>
<Action>log</Action>
<Input><![CDATA[{
"logName": "example-log",
"metadata": {
"resource": {
"type": "global",
"labels": {
"project_id": "my-test"
}
}
},
"message": "This is a test"
}]]></Input>
</ConnectorCallout>
ここでは、この拡張機能を構成して使用する方法についてのリファレンスを提供します。Apigee コンソールで拡張機能を構成する手順については、拡張機能の追加と構成をご覧ください。
アクション
ログ
ログにメッセージを書き込みます。
このアクションは、Stackdriver ログエントリを書き込みます。ログエントリは、メタデータとエントリデータで構成されます。ログエントリの詳細については、エントリのリファレンスをご覧ください。metadata
プロパティの内容については、Stackdriver Logging ドキュメントの MonitoredResource オブジェクトを参照してください。
リクエスト パラメータ
<Input><![CDATA[{
"logName" : "stackdriver-log-name-to-use",
"metadata" : "stackdriver-log-entry-metadata",
"message" : "data-to-log-as-entry"
}]]></Input>
パラメータ | 説明 | 型 | デフォルト | 必須 |
---|---|---|---|---|
logName | このエントリが属しているログの名前。 | 文字列 | なし | ○ |
metadata | ログエントリに関するメタデータ。metadata resource プロパティの内容については、Stackdriver Logging ドキュメントの MonitoredResource オブジェクトを参照してください。 |
文字列 | なし | ○ |
message | このログエントリの値として使用するデータ。 | 文字列 | なし | × |
レスポンス
メッセージがログに書き込まれた場合、レスポンスはありません。それ以外の場合、リクエストはエラーを返します。拡張機能のデバッグもご覧ください。
構成リファレンス
この拡張機能を API プロキシで使用するために構成してデプロイする際は、以下に記載するプロパティを使用してください。
共通の拡張機能プロパティ
すべての拡張機能には次のプロパティがあります。
プロパティ | 説明 | デフォルト | 必須 |
---|---|---|---|
name |
この拡張機能に付ける名前。 | なし | ○ |
packageName |
Apigee Edge から提供された拡張機能パッケージの名前。 | なし | ○ |
version |
拡張機能を構成する拡張機能パッケージのバージョン番号。 | なし | ○ |
configuration |
追加する拡張機能に固有の構成値。この拡張機能パッケージのプロパティをご覧ください。 | なし | ○ |
この拡張機能パッケージのプロパティ
この拡張機能に固有の以下の構成プロパティに値を指定します。
プロパティ | 説明 | デフォルト | 必須 |
---|---|---|---|
projectId | ログを作成する GCP プロジェクトの ID。 | なし | ○ |
credentials | Apigee Edge コンソール内で入力する場合は、サービス アカウントのキーファイルの内容です。管理 API を使用して設定する場合は、サービス アカウントのキーファイルから生成された、base64 でエンコード済みの値です。 | なし | ○ |