Informatica Integration Cloud 拡張機能

API プロキシから Informatica のビジネス プロセスと統合プロセスを実行します。

この拡張機能を使用するには、まず、Apigee Edge にインストールされている拡張パッケージから構成する必要があります。

ここでは、この拡張機能を構成して使用する方法についてのリファレンスを提供します。Apigee Console で拡張機能を構成する手順については、拡張機能の追加と構成をご覧ください。

アクション

Informatica Integration Cloud の拡張機能のアクション(Informatica 用語ではビジネス プロセスと統合プロセス)では、呼び出し元が使用できるプロセスに基づいて入力、出力、パラメータが動的に生成されます。

システム管理者によって拡張機能が構成されると、構成で使用された Informatica の認証情報に基づいて、ビジネス プロセスと統合プロセスが拡張機能で取得されます。このプロセスはアクションに変換され、API プロキシのデベロッパーが ExtensionCallout ポリシーを通じてアクションとして利用できます。

Informatica 拡張機能の構成で利用できるアクションのリスト(ビジネス プロセスと統合プロセス)は、次の 2 つの方法で取得できます。

  • 拡張機能の構成後に、管理 API を使用してアクションのリストを取得します。次の URL の id は、拡張機能が追加されたときに割り当てられる一意の識別子です。

    curl -H "Authorization: Bearer $USER_TOKEN" "https://$PROXY_DOMAIN/organizations/my-org/environments/my-env/extensions/{id}/actions"
        
  • Informatica Integration Cloud 拡張機能を参照する ExtensionCallout ポリシーを追加するときに表示されるアクションのリストを確認します。

    ポリシーの追加時に、アクションの選択が求められます。このアクションのリストは、構成時に検出された Informatica のビジネス プロセスと統合プロセスから生成されます。

    アクションを選択してポリシーを追加すると、ポリシーの構成 XML にアクションの入力、出力、パラメータ(存在する場合)が記載されたスキーマが組み込まれます。次の例では、Message と EmailAddress という 2 つの入力パラメータが組み込まれ、出力はありません。

    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
        <ConnectorCallout async="false" continueOnError="true" enabled="true" name="My-Informatica-Extension">
            <DisplayName>Send Email</DisplayName>
            <Connector>configured-informatica-extension</Connector>
            <Action>/2PIlv0QbOsxe8u8QieZnIF/Send_Email-1/Send_Email-1</Action>
            <Input></Input>
        </ConnectorCallout><!--
        Input JSON Schema for package=informatica-integration version=0.0.1
        {"type":"object","properties":{"Message":{"type":"string"},"EmailAddress":{"type":"string"}}}
        -->
        

    上記の例では <Input> を次のように構成できます。

    <Input><Input><![CDATA[{
            "Message": "An email message to send.",
            "EmailAddress": "anaddress@example.com"
        }]]></Input>
        

構成リファレンス

この拡張機能を API プロキシで使用するために構成してデプロイする際は、以下に記載するプロパティを使用してください。

共通の拡張機能プロパティ

すべての拡張機能には次のプロパティがあります。

プロパティ 説明 デフォルト 必須
name この拡張機能に付ける名前。 なし
packageName Apigee Edge から提供された拡張機能パッケージの名前。 なし
version 拡張機能を構成する拡張機能パッケージのバージョン番号。 なし
configuration 追加する拡張機能に固有の構成値。この拡張機能パッケージのプロパティをご覧ください。 なし

この拡張機能パッケージのプロパティ

この拡張機能に固有の以下の構成プロパティに値を指定します。

プロパティ 説明 デフォルト 必須
credentials Informatica アカウントのユーザー名とパスワードを指定する JSON。次に例を示します。

{ "username": "my-informatica-username", "password": "my-password" } 
なし