Apigee Edge のドキュメントを表示しています。
Apigee X のドキュメントをご覧ください。
Apigee Edge の Message Processor は Java ベースのコンポーネントであり、デフォルトのヒープメモリ サイズ 512 MB を使用します。ただし、Apigee Edge のすべてのユースケースで、デフォルトのヒープメモリ サイズが十分でない場合があります。トラフィックと処理の要件に応じて、またはメモリ関連の問題に対処するために、Message Processor のヒープメモリ サイズを調整する必要があります。
Java アプリケーションのヒープメモリ サイズは、Java コマンドライン パラメータ -Xms（最小ヒープサイズ）と -Xmx（最大ヒープサイズ）を使用して制御されます。Apigee Edge Message Processor では、bin_setenv_min_mem プロパティと bin_setenv_max_mem プロパティを使用して制御を行います。これらのプロパティの詳細については、
Java メモリ設定の変更をご覧ください。
このドキュメントでは、Apigee Edge の Message Processor でヒープメモリ サイズを構成する方法について説明します。
始める前に
- Edge for Private Cloud でプロパティを構成する方法については、Edge の構成方法をご覧ください。
- デフォルトと推奨の Java メモリ設定については、 Java メモリ設定の変更をご覧ください。
Message Processor のヒープメモリ サイズを変更する
このセクションでは、Message Processor のヒープメモリ サイズを変更する方法について説明します。最小および最大ヒープメモリは、Message Processor コンポーネントのプロパティ bin_setenv_min_mem および bin_setenv_max_mem を使用して構成できます。
Message Processor のヒープメモリ サイズを変更するには、次の手順を行います。
- Message Processor マシン上の
/opt/apigee/customer/application/message-processor.propertiesファイルをエディタで開きます。ファイルが存在しない場合は作成します。次に例を示します。vi /opt/apigee/customer/application/message-processor.properties
- このファイルに次の行を追加します。
bin_setenv_min_mem=minimum_heap_in_megabytes bin_setenv_max_mem=maximum_heap_in_megabytes
たとえば、Message Processor の最小ヒープと最大ヒープをそれぞれ 1 GB と 2 GB に変更する場合は、このファイルに次の行を追加します。
bin_setenv_min_mem=1024m bin_setenv_max_mem=2048m
- 変更内容を保存します。
-
このプロパティ ファイルの所有者を
apigeeユーザーにします。次に例を示します。chown apigee:apigee /opt/apigee/customer/application/message-processor.properties
-
次のコマンドを使用して Message Processor を再起動します。
/opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service edge-message-processor restart
- Message Processor が複数ある場合は、すべての Message Processor でこれらの手順を繰り返します。
Message Processor のヒープメモリ サイズを確認する
このセクションでは、Message Processor のヒープメモリの変更が正常に変更されたかどうかを確認する方法について説明します。
Message Processor のヒープメモリ サイズの変更に bin_setenv_min_mem プロパティと bin_setenv_max_mem を使用した場合は、実際の Java コマンドライン パラメータ -Xms と -Xmx に新しい値が設定されていることを確認する必要があります。
- コマンドライン パラメータ
-Xmsと-Xmxに Message Processor の新しい値が設定されているかどうかを確認するには、次のコマンドを使用します。ps -ef | grep message-processor | egrep -o 'Xms[0-9a-z]+|Xmx[0-9a-z]+' | tr '\r' ' '
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Message Processor で最小ヒープメモリと最大ヒープメモリが変更されると、前のコマンドで
-Xmsと-Xmxに新しい値が表示されます。Message Processor の最小ヒープと最大ヒープを変更した後、前のコマンドの結果のサンプルは次のようになります。
Xms1024m Xmx2048m
この出力例では、最小ヒープと最大ヒープの新しい値が設定されています。
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-Xmsと-Xmxに引き続き古い値が表示されている場合は、Message Processor のヒープメモリ サイズの変更に記載されているすべての手順を実行したことを確認します。どの手順も見逃した場合は、すべての手順を正しく繰り返してください。 - それでもヒープメモリを変更できない場合は、Apigee Edge のサポートにお問い合わせください。