Apigee ハイブリッドのアップグレード

新しいバージョンへのアップグレード

Apigee ハイブリッドを新しいバージョンにアップグレードするには次のようにします。たとえば、現在バージョン 1.0.0 を実行していて、バージョン 1.1.0 にアップグレードする場合、次の手順を行います。

apigeectl は、Kubernetes クラスタに Apigee ハイブリッドをインストールして管理するためのコマンドラインインターフェース（CLI）です。

アップグレードする apigeectl のバージョンをダウンロードするには、次の手順に従います。

ご使用のオペレーティングシステムに対応したリリースパッケージをダウンロードします。

Mac 64 ビット:

curl -LO \
        https://storage.googleapis.com/apigee-public/apigee-hybrid-setup/version_number/apigeectl_mac_64.tar.gz

Linux 64 ビット

curl -LO \
        https://storage.googleapis.com/apigee-public/apigee-hybrid-setup/version_number/apigeectl_linux_64.tar.gz

Mac 32 ビット:

curl -LO \
        https://storage.googleapis.com/apigee-public/apigee-hybrid-setup/version_number/apigeectl_mac_32.tar.gz

Linux 32 ビット

curl -LO \
        https://storage.googleapis.com/apigee-public/apigee-hybrid-setup/version_number/apigeectl_linux_32.tar.gz

Apigee ハイブリッドの最初のインストール時に作成されたインストールのベースディレクトリを特定します。ベースディレクトリは、$APIGEEGTL_HOME ディレクトリが存在するディレクトリです。次の例では、ベースディレクトリは /Users/myhome/hybrid です。
```
echo $APIGEECTL_HOME
    /Users/myhome/hybrid/apigeectl
```
ダウンロードした gzip ファイルの内容を Apigee ハイブリッドのベースディレクトリに展開します。
```
tar xvzf filename.tar.gz -C path-to-base-directory
```
ベースディレクトリに cd します。
デフォルトでは、tar の内容が展開されるディレクトリの名前には、バージョンとプラットフォームが含まれます。たとえば、./apigeectl_1.0.1-f7b96a8_linux_64 のようになります。
現在の apigeectl ディレクトリ名を変更します。たとえば、現在のバージョンが 1.0.0 の場合は、apigeectl ディレクトリを apigeectl_1.0.0 に変更します。
新しく展開したインストールディレクトリの名前を apigeectl に変更します。これで、環境 $APIGEECTL_HOME がここを指すようになりました。

完了したジョブをクリーンアップします。

kubectl delete job -n apigee $(kubectl get job -n apigee -o=jsonpath='{.items[?(@.status.succeeded==1)].metadata.name}')

./apigee-files ディレクトリに cd します。
新しいバージョンのための apigeectl を初期化します。
```
$APIGEECTL_HOME/apigeectl init -f my-overrides.yaml
```

apigeectl apply を実行します。

$APIGEECTL_HOME/apigeectl apply -f my-overrides.yaml

以前のアップグレードをロールバックするには次のようにします。

完了したジョブをクリーンアップします。

kubectl delete job -n namespace $(kubectl get job -n namespace -o=jsonpath='{.items[?(@.status.succeeded==1)].metadata.name}')

ロールバックするインストールのルートディレクトリで、apigeectl init コマンドを実行し、次に apigeectl apply を実行します。
```
      $APIGEECTL_HOME/apigeectl init -f my-overrides.yaml
      $APIGEECTL_HOME/apigeectl apply -f my-overrides.yaml
```