インストール トポロジ

このセクションでは、Edge インストール トポロジ(Edge でサポートされているノード構成)について説明します。

次の表に、構成* の概要を示します。

トポロジ ノード インストール手順
非本番環境トポロジ
オールインワン(1 ノード)
  • ノード 1: Cassandra、Edge UI、Management Server、Message Processor、OpenLDAP、Postgres Server、Qpid Server、Router、ZooKeeper
オールインワン構成
2 ノード(スタンドアロン)
  • ノード 1: Cassandra、Edge UI、Management Server、Message Processor、Router、OpenLDAP、ZooKeeper
  • ノード 2: Postgres Server、Qpid Server
2 ノード スタンドアロン構成
5 ノード
  • ノード 1: Cassandra、Edge UI、Management Server、OpenLDAP、ZooKeeper
  • ノード 2、3: Cassandra、Message Processor、Router、ZooKeeper
  • ノード 4、5: Postgres Server、Qpid Server
5 ノード構成
本番環境トポロジ
単一のデータセンター(DC あたり 9 ノードまたは 13 ノード)
9 ノード
  • ノード 1: Cassandra、Edge UI、Management Server、OpenLDAP、ZooKeeper
  • ノード 2、3: Cassandra、ZooKeeper
  • ノード 4、5: Message Processor、Router
  • ノード 6、7: Qpid Server
  • ノード 8、9: Postgres Server
9 ノードクラスタ構成
13 ノード
  • ノード 1、2、3: Cassandra、ZooKeeper
  • ノード 4、5: OpenLDAP
  • ノード 6、7: Edge UI、Management Server
  • ノード 8、9: Postgres Server
  • ノード 10、11: Message Processor、Router
  • ノード 12、13: Qpid Server
13 ノードクラスタ構成
複数のデータセンター(DC あたり 6 ノード)
12 ノード それぞれ 6 ノードからなる 2 つのデータセンターが次のように構成されます。
  • ノード 1、7: Cassandra、Edge UI、Management Server、OpenLDAP、ZooKeeper
  • ノード 2、3、8、9: Cassandra、Message Processor、Router、ZooKeeper
  • ノード 4、5、10、11: Qpid Server
  • ノード 6、12: Postgres マスター(データセンター 1)、Postgres スタンバイ(データセンター 2)
12 ノードクラスタ構成
* これらの構成には Apigee Developer Services ポータル(略して「ポータル」)は含まれていません。詳細については、ポータルの概要をご覧ください。

Apigee Edge for Private Cloud のカスタム トポロジの要件について計画する場合は、営業担当者またはアカウント エグゼクティブを通じて Apigee Edge プロフェッショナル サービスやカスタマー サクセスの協力を得てください。パフォーマンスはユースケースによって異なるため、パフォーマンス分析用の環境を準備してパフォーマンスを分析、調整してから変更を本番環境にロールアウトすることをおすすめします。

オールインワン構成(1 ノード)

単一のノードですべての Edge コンポーネントを実行します。

次の動画で、単一ノードに Edge をインストールする場合の要件とプロセスについて紹介しています。

S26E07: インストール要件

S26E08: 単一ノードへのインストール

追加情報:

  • この構成では最適なパフォーマンスは得られないため、このトポロジは非本番環境または開発環境にインストールする場合にのみ使用することをおすすめします。
  • このトポロジはパフォーマンス テストには使用しないでください。
  • このトポロジでは高可用性はサポートされません。
  • Monetization Services は AIO 構成にインストールできません。

インストール手順については、オールインワン構成をご覧ください。

スタンドアロン構成(2 ノード)

このシナリオでは、一方のノードで Gateway スタンドアロン サーバーおよび関連するコンポーネント(Apigee Management Server、Apache ZooKeeper、Apache Cassandra、OpenLDAP、Edge UI、Apigee Router、Apigee Message Processor)を実行します。もう一方のノードでは、Analytics スタンドアロン コンポーネント(Qpid Server と Postgres Server)を実行します。

追加情報:

  • この構成では最適なパフォーマンスは得られないため、このトポロジは非本番環境または開発環境にインストールする場合にのみ使用することをおすすめします。
  • このトポロジはパフォーマンス テストには使用しないでください。
  • このトポロジでは高可用性はサポートされません。

インストール手順については、2 ノード スタンドアロン構成をご覧ください。

5 ノードクラスタ構成

5 ノードトポロジでは、3 つのノードで ZooKeeper および Cassandra クラスタを実行します。これら 3 つのノードのうち 1 つでは、Apigee Management Server、OpenLDAP、Edge UI も実行します。これら 3 つのノードのうち 2 つでは、Apigee Router と Message Processor も実行します。残りの 2 つのノードで、Apigee Analytics を実行します。

追加情報:

  • この構成では最適なパフォーマンスは得られないため、このトポロジは非本番環境または開発環境にインストールする場合にのみ使用することをおすすめします。
  • このトポロジは、将来の拡張ニーズに備えたデプロイメントのスケーラビリティが限られています。このトポロジで容易にスケーリングできるのは Router と Message Processor のみです。詳細については、Router または Message Processor ノードの追加をご覧ください。このトポロジを拡張するには、通常、このセクションで説明するより大きなトポロジのいずれかを採用します。
  • このトポロジはパフォーマンス テストには使用しないでください。
  • このトポロジでは高可用性はサポートされません。

インストール手順については、5 ノード構成をご覧ください。

9 ノードクラスタ構成

このシナリオは 5 ノードクラスタ構成と似ていますが、パフォーマンスと高可用性を実現するために Analytics コンポーネントが異なる構成になっています。

追加情報:

  • このトポロジは本番環境に使用できる最小ノード数の構成を表していますが、最適なパフォーマンスは得られません。
  • このトポロジは、高可用性をサポートするために拡張できます。詳細については、データセンターの追加をご覧ください。
  • このトポロジでは、Router と Message Processor が同じノード上でホストされます。そのため、「ノイジー ネイバー」と呼ばれる問題が発生する可能性があります。
  • このトポロジは、クォーラムを 2 に設定した 3 ノードの Cassandra セットアップに制限されます。そのため、メンテナンスのためにノードのサービスを停止することが難しくなります。

インストール手順については、9 ノードクラスタ構成をご覧ください。

13 ノードクラスタ構成

このシナリオは 9 ノードクラスタ構成を拡張したもので、単一データセンター環境でデータサーバーのデータゾーンと Apigee サーバーのデータゾーンを分けています。このシナリオでは、LDAP が独立した別個のノードとしてインストールされます。

追加情報:

  • この構成は、規定のハードウェア仕様を備えた本番環境の最小トポロジとして推奨されています。詳細については、ハードウェア要件をご覧ください。
  • このトポロジを拡張することで、複数のデータセンターにわたって高可用性をサポートできます。詳細については、データセンターの追加をご覧ください。
  • このトポロジでは、Router と Message Processor が同じノード上でホストされます。そのため、「ノイジー ネイバー」と呼ばれる問題が発生する可能性があります。
  • このトポロジは、クォーラムを 2 に設定した 3 ノードの Cassandra リングに制限されます。そのため、メンテナンスのためにノードのサービスを停止することが難しくなります。

インストール手順については、13 ノードクラスタ構成をご覧ください。

12 ノードクラスタ構成

このシナリオでは、2 つのデータセンターを使用して障害復旧と Analytics コンポーネントの高可用性に対応しています。

追加情報:

  • このトポロジは本番環境に十分使用できると考えられています。ただし、すべてのインストールには独自の要件と課題があるため、営業担当者またはアカウント エグゼクティブを通じて Apigee Edge プロフェッショナル サービスやカスタマー サクセスの協力を得てください。
  • このトポロジでは、Router と Message Processor が同じノード上でホストされます。そのため、「ノイジー ネイバー」と呼ばれる問題が発生する可能性があります。

インストール手順については、12 ノードクラスタ構成をご覧ください。

Monetization Services のインストール

Monetization Services は既存の Apigee Edge 環境内で稼働します。ただしオールインワン(AiO)構成は例外です。

Monetization をインストールするには、Monetization Services、Apigee Management Server、Message Processor をインストールします。複数の Postgres ノードがある Edge インストール環境に Monetization をインストールする場合は、Postgres ノードをマスター / スタンバイ モードで構成する必要があります。複数の Postgres マスターノードがあると、Monetization を Edge にインストールできません。

詳細については、Monetization Services のインストールをご覧ください。