ポータルでの HTTPS の使用

Edge for Private Cloud v4.18.05

Apigee Developer Services ポータル(略称「ポータル」)の推奨されるすべての Private Cloud インストールでは、ロードバランサの内側にポータルを配置する必要があります。したがって、ポータルではなく、ロードバランサ自体で TLS を構成します。TLS を構成する手順は、ロードバランサによって異なります。

なお、必要に応じて、ポータルをホストするウェブサーバーで TLS を構成できます。

ポータルでの TLS の使用概要については、ポータルでの TLS の使用をご覧ください。

ポータルで Nginx を実行する場合

ポータルで Nginx ウェブサーバーを使用する場合、デフォルトでは、ポート 8079 で HTTP リクエストをリッスンします。TLS を有効にする場合、ポータルは 8079 に対する HTTPS リクエストのみをリッスンします。つまり、HTTP リクエストと HTTPS リクエストの両方ではなく、いずれかをリッスンするように構成します。

ポート番号を変更することもできます。詳細については、ポータルを使用して HTTP ポートを設定するをご覧ください。

TLS を構成するには:

  1. TLS キーと証明書を取得します。たとえば、証明書は server.crt というファイル、キーは server.key というファイルにあります。
  2. 証明書とキーをポータル サーバーにアップロードします。 /opt/apigee/customer/nginx/ssl
    ディレクトリが存在しない場合は、作成してオーナーを「apigee user」に変更します。
    mkdir /opt/apigee/customer/nginx/ssl
        chown apigee:apigee /opt/apigee/customer/nginx/ssl
  3. 証明書とキーのオーナーを「apigee user」に変更します。
    chown apigee:apigee /opt/apigee/customer/nginx/ssl/server.crt
        chown apigee:apigee /opt/apigee/customer/nginx/ssl/server.key
  4. エディタで /opt/apigee/customer/application/drupal-devportal.properties を開きます。ファイルやディレクトリが存在しない場合は、作成します。
  5. drupal-devportal.properties で、次のプロパティを設定します。
    conf_devportal_ssl_block=ssl on; ssl_certificate /opt/apigee/customer/nginx/ssl/server.crt; ssl_certificate_key /opt/apigee/customer/nginx/ssl/server.key;
        conf_devportal_http_https_redirect=
        conf_devportal_fastcgi_https=fastcgi_param HTTPS on; fastcgi_param HTTP_SCHEME https;

    証明書とキーのファイルへのパスに、conf_devportal_ssl_block を設定します。他のプロパティを変更する必要はありません。

  6. ファイルを保存します。
  7. ポータルを再起動します。
    /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-drupal-devportal restart

TLS 経由でポータルにアクセスできるようになります。