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Apigee Edge API Hub コネクタの統合とは
Apigee Edge API Hub コネクタの統合により、Apigee Edge 組織から Google Cloud の API Hub に API メタデータ(API プロキシの定義、仕様、関連する詳細など)とランタイム データ(API トラフィック指標や分析など)を自動的にオンボーディングできます。この統合により、さまざまなゲートウェイにわたる API の一元化された統合ビューが提供され、API の検出、ガバナンス、管理が簡素化されます。
主なメリット
- API の一元的な検出: Apigee Edge API はすべて、他のソースの API とともに API Hub で検出できます。
- 可視性の向上: 統合されたメタデータとランタイム情報を使用して、API の状況を把握します。
- 管理の合理化: 多様な API エコシステム全体で API ガバナンスとライフサイクル管理を簡素化します。
仕組み
Apigee Edge API Hub コネクタ統合により、API 情報が Apigee Edge 組織から API Hub に流れる安全で自動化されたチャネルが確立されます。このプロセスでは、Apigee Edge と API Hub プロビジョニング サービス間のハンドシェイクが行われます。
- API Hub のプロビジョニングとプラグイン インスタンス: まず、Google Cloud プロジェクト内で API Hub を設定し、プラグイン インスタンスを作成します。このプラグイン インスタンスは、Apigee Edge 組織の固有識別子(ゲートウェイ ID)と登録ポイントとして機能します。この設定では、API Hub アドオンも構成します。これにより、API メタデータのみを処理するか、メタデータとランタイム データの両方を処理するかが決まります。API Hub プロビジョニング サーバーは、指定された Gateway ID と組織名に必要な内部マッピングを確立します。
- Apigee Edge のオプトイン: プラグイン インスタンスの準備ができたら、管理 API 呼び出しを行って、特定の Apigee Edge 組織で API Hub コネクタを明示的に有効にします。この呼び出しでは、Edge 組織を指定された API Hub インスタンスにリンクする
gatewayId
(インスタンス リソース名)を指定します。このアクションにより、Apigee Edge 内の API Hub コネクタ サービスがトリガーされます。 - データの同期:
- メタデータの同期: Apigee Edge は、API メタデータ(API プロキシ構成、OpenAPI 仕様など)を関連付けられた API Hub インスタンスに同期します。この同期により、API Hub で API 定義が継続的に更新されます。
- ランタイム データの同期: 関連するアドオンが API Hub で有効になっている場合、Apigee Edge はランタイム データ(トラフィック分析、エラー率など)も収集して API Hub に送信します。これにより、API の運用に関する分析情報を一元的に確認できます。
- 継続的なモニタリングと更新: API Hub コネクタ統合は、Apigee Edge API の変更(新しいデプロイ、変更など)を継続的にモニタリングし、これらの更新を API Hub に自動的に push します。統合のステータスは、Edge Management API を使用してクエリできます。メタデータとランタイム データの処理は、API Hub Plugin インスタンスの状態と構成されたアドオンに基づいて動的に適応します。
このシームレスなデータフローにより、API Hub には Apigee Edge 内で管理されている API の最新の包括的なビューが常に反映されます。