デベロッパー サービス ポータルの要件

デベロッパー サービス ポータル v. 4.17.01

インストールに必要なハードウェアとソフトウェアの最小要件は次のとおりです。

ハードウェア

要件

オペレーティング システム

これらのインストール手順と提供されているインストール ファイルは、https://apigee.com/docs/api-services/reference/supported-software に記載されているオペレーティング システムでテストされています。

CPU 2 コア

RAM

4 GB

ハードディスク

120 GB

ネットワーク インターフェース

有効なインターネット接続が必要です。

インストール プロセスの一環として、ウェブからリソースをダウンロードします。ご使用の環境が送信 HTTP / HTTPS リクエストをプロキシするように設定されている場合は、ダウンロードの際にリクエストがリダイレクトされた場合に備え、リダイレクトされたリクエストを正しく処理するようにプロキシを構成する必要があります。

たとえば、https://drupal.org/ に対するリクエストは HTTP 301 ステータス コードを返し、https://www.drupal.org/ にリダイレクトします。

HTTP 200 ステータス コードとリダイレクト先からのリクエストされたコンテンツを返すようにプロキシを構成してください。

SAP インストールについては、ご使用の環境が送信 HTTPS リクエストをプロキシするように設定されている場合、プロキシが TLSv1.0 をサポートしていなければなりません。OpenSSL 0.9.8 では TLSv1.1 および TLSv1.2 をサポートしていません。サポートしているのは TLSv1.0 のみです。

Red Hat Enterprise Linux(RHEL)の要件

RHEL には、Red Hat からソフトウェアをダウンロードする際にサブスクリプションが必要となるため、追加の要件があります。サーバーがインターネットにアクセスして yum 経由で RPM をダウンロードできなければなりません。RHEL を使用する場合、サーバーを Red Hat Network(RHN)に登録し、サーバーのオプション チャンネルに登録する必要があります。

Red Hat に関する要件はインストール時にチェックされ、RHEL が登録済みでなければ、ポータル インストーラから登録するよう求められます。Red Hat のログイン認証情報がすでにある場合は、インストール プロセスを開始する前に、次のコマンドを使用して RHEL を登録できます。

> subscription-manager register --username=my_username --password=my_password --auto-attach 

my_usernamemy_password は、Red Hat の認証情報に置き換えます。

RHEL のトライアル版を使用する場合は、30 日間のトライアル ライセンスを入手できます。詳細については、https://access.redhat.com/solutions/32790 をご覧ください。

SMTP の要件

Apigee では、ポータルからメール メッセージを送信するように SMTP サーバーを構成する必要があります。したがって、Drupal が SMTP サーバー上の必要なポートにアクセスできることを確認する必要があります。TLS 非対応の SMTP では一般にポート番号は 25 です。TLS 対応の SMTP の場合、通常は 465 ですが、SMTP プロバイダに確認してください。

その他の要件

インストールを実行するには、ソフトウェアをインストールするユーザーにルート権限が必要です。

デプロイ アーキテクチャの要件

デベロッパー チャネル サービスでは、REST API を介して Apigee Management Server とのインターフェースを 1 つに絞り、ユーザーのアプリケーションに関する情報を格納および取得します。インストールに応じて、Developer Channel Services は HTTP または HTTPS を使用して Management Server に接続できる必要があります。

インストールを開始する前に必要となる情報

インストールを開始する前に、次の情報を用意しておく必要があります。

  1. 構成するプラットフォームは Red Hat または CentOS のどちらであるか。Red Hat にインストールする場合、RPM をダウンロードするためにマシンを Red Hat Network に登録する必要があります。
  2. MySQL をローカルマシンにインストールするかどうか。HA のインストールによっては、MySQL をポータルのウェブページを提供するマシンとは別のマシンに配置する必要があります。この場合は、MySQL をローカルにインストールしないでください。シンプルなインストールですべてを同じマシンにインストールする場合は、MySQL をローカルにインストールします。
  3. リモートの MySQL サーバーにアクセスする場合は、リモートの MySQL サーバーのホスト名、ポート、データベース名、ユーザー名、パスワード。インストールを開始する前に、リモート MySQL サーバーが構成されている必要があります。
  4. ウェブサーバーの完全修飾ドメイン名。(この情報は /etc/hosts に追加されます)。これは IP アドレスまたはホスト名(portalserver.example.com など)にする必要があります。デフォルト値は localhost です。
  5. ポータルが Apigee Edge Management Server と通信するには、3 つの情報が必要となります。これらの情報は、次のとおりです。
    1. Apigee Management API エンドポイントの URL: ホスト名または IP アドレスのいずれかです。アプリを作成したり、アプリキーのデベロッパーを登録したりするための呼び出しはすべて、この REST エンドポイントに対して行われます。デフォルトのエンドポイントは https://api.enterprise.apigee.com/v1 です。

      プライベート クラウド用 Edge のインストールの場合、URL は次の形式になります。
      http://EdgeIp:8080/v1

      または:
      https://EdgeIp:SSLport/v1

      ここで、EdgeIp は Edge Management Server の IP アドレス、SSLport は Edge Management API の SSL ポートです。例: 8443。
    2. Apigee 組織名: ポータルと Apigee Edge 組織の間に関係があります。管理 API エンドポイントを設定する際に、デフォルトの組織を設定します。デフォルト値は my-org です。
    3. Management API エンドポイントのユーザー名とパスワード: ポータルから Edge への呼び出しは、組織の管理者が実行する必要があります。

      このユーザー名/パスワードは組織の管理者用であるため、ポータルから Edge に接続する場合にのみ使用するようにしてください。たとえば、ユーザーの認証情報を指定した場合、そのユーザーが Edge 上で削除されると、ポータルは Edge に接続できなくなります。したがって、この接続専用の組織の管理者を作成してください。

      例:
      dc_devportal+ORGNAME@apigee.com:MyP@ssw0rd