Edge for Private Cloud v. 4.17.09
高可用性のシナリオでは、Edge UI の複数のインスタンスをインストールできます。ただし、2 つの Edge UI インスタンスをインストールした後、それぞれのインスタンス間でプロパティ設定を同期させる目的で、インストール後のタスクを行う必要があります。
具体的には、次のプロパティに同じ値が入るように 2 つの UI インスタンスを構成してください。
application.secret=value mail.smtp.credential=value apigee.mgmt.credential=value
さらに、TLS を使用するようにこれらを構成する場合は、両方のインスタンスで必ず同じ証明書と鍵を使用する必要があります。
HTTP を使用する Edge UI インスタンスを構成する
- 1 つ目の Edge UI インスタンスをホストしているノードにログインします(UI 自体にログインするのではなく、ノード上のユーザーとしてログインします)。
- エディタで /opt/apigee/edge-ui/conf/apigee.conf を開き、後で使用するために次のプロパティの値をコピーします。
mail.smtp.credential="value"
apigee.mgmt.credential="value" - エディタで /opt/apigee/edge-ui/conf/application.conf を開き、後で使用するために次のプロパティの値をコピーします。
application.secret="value" - 2 つ目の Edge UI インスタンスをホストしているノードにログインします。
- エディタで、2 番目の UI インスタンスで /opt/apigee/customer/application/ui.properties を開きます。ファイルが存在しない場合は作成します。
- /opt/apigee/customer/application/ui.properties に次のプロパティを追加し、1 つ目の UI インスタンスからコピーした値を入れます。
conf_application_application.secret="value"
conf_apigee_mail.smtp.credential="value"
conf_apigee_apigee.mgmt.credential="value"
これらの値の前に conf_application_ または conf_apigee_ が付いていることに注意してください。 - ファイルを保存します。
- /opt/apigee/customer/application/ui.properties が apigee ユーザーが所有することを確認します。
> chown apigee:apigee /opt/apigee/customer/application/ui.properties - 2 つ目の UI インスタンスを再起動します。
> /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service edge-ui restart
これで、ユーザーは両方の UI インスタンスにログインできます。
TLS/HTTPS を使用する Edge UI インスタンスを構成する
- 管理 UI の TLS の構成の説明に従って、TLS/HTTPS を使用するように最初の UI インスタンスを構成します。
- 上記の説明に従い 2 つ目の Edge UI インスタンスを HTTP 用に構成して、必要なプロパティを同期させます。
- 証明書と鍵を含む JKS ファイルを、1 つ目の UI インスタンスから、2 つ目の UI インスタンスをホストするノードにコピーします。
- 管理 UI の TLS の構成の説明に従って、TLS/HTTPS を使用するように 2 つ目の UI インスタンスを構成します。