Edge UI での SAML の使用

Edge for Private Cloud v. 4.17.09

SAML の仕様では、次の 3 つのエンティティが定義されています。

  • プリンシパル(Edge UI ユーザー)
  • サービス プロバイダ(Edge SSO)
  • ID プロバイダ(SAML アサーションを返します)

SAML が有効な場合、プリンシパル(Edge UI ユーザー)がサービス プロバイダ(Edge SSO)へのアクセスをリクエストします。リクエストを受けた Edge SSO(SAML サービス プロバイダとしての役割を持つ)は、SAML ID プロバイダに ID アサーションをリクエストしてこれを取得し、そのアサーションを使用して Edge UI へのアクセスに必要な OAuth2 トークンを作成します。その後、ユーザーは Edge UI にリダイレクトされます。

このプロセスを次の図に示します。

図の説明:

  1. ユーザーが Edge UI のログイン URL にリクエストを送信して、Edge UI にアクセスしようとします。例:
    https://edge_ui_IP_DNS:9000
  2. 未認証のリクエストが SAML ID プロバイダにリダイレクトされます。例: https://idp.customer.com
  3. お客様がまだ ID プロバイダにログインしていない場合は、ログインするよう求められます。
  4. SAML ID プロバイダによってユーザーが認証されます。SAML ID プロバイダは SAML 2.0 アサーションを生成して Edge SSO に返します。
  5. Edge SSO がアサーションを検証し、アサーションからユーザー ID を抽出して Edge UI 用の OAuth2 認証トークンを生成します。その後、ユーザーを次の場所にある Edge UI のメインページにリダイレクトします。
    https://edge_ui_IP_DNS:9000/platform/orgName

    ここで、orgName は Edge 組織の名前です。