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このセクションでは、Cassandra の定期的なメンテナンス タスクについて説明します。
アンチエントロピー メンテナンス
Apache Cassandra リングノードは、すべてのノードの整合性を保つために定期的なメンテナンスが必要です。このメンテナンスには次のコマンドを使用します。
nodetool -h localhost repair -pr
このコマンドを実行するときの推奨事項を以下に示します。
- (すべてのリージョンまたはデータセンターにある)すべての Cassandra ノードに対して実行します。
- リング内のすべてのノードの整合性を保つため、一度に 1 つのノードに対して実行します。
- 比較的ワークロードの少ないときに実行します(このツールはシステムに大きな負荷をかけます)。
- Cassandra の「忘れられた削除」に関連する問題をなくすために、少なくとも 7 日ごとに実行します。
- 日によって違うノードに対して実行するか、数時間ごとに 1 ノードずつ実行するようスケジュールします。
-pr
オプション(パーティショナー範囲)を使用して、そのノードのみのプライマリ パーティショナー範囲を指定します。
Cassandra に対して JMX 認証を有効にした場合は、nodetool
を呼び出すときにユーザー名とパスワードを指定する必要があります。次に例を示します。
nodetool -u username -pw password -h localhost repair -pr
詳しくは、次のリソースをご覧ください。
ログファイルのメンテナンス
Cassandra のログは、各ノードの /opt/apigee/var/log/cassandra
ディレクトリに保持されます。デフォルトでは、最大サイズが 20 MB のログファイルを最大 50 個作成できます。この制限に達すると、新しいログが作成されたときに古いログが削除されます。
Cassandra のログファイルが過剰なスペースを占めていることがわかった場合は、log4j の設定を編集して、ログファイルに割り当てられるスペースのサイズを変更できます。
/opt/apigee/customer/application/cassandra.properties
を編集して、次のプロパティを設定します。このファイルが存在しない場合は、作成します。conf_log4j-server_log4j.appender.r.maxfilesize=20MB # max file size conf_log4j-server_log4j.appender.r.maxbackupindex=50 # max open files
- 次のコマンドを使用して Cassandra を再起動します。
/opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-cassandra restart