Apigee Hybrid は、API でやり取りされる幅広い運用データやビジネスデータを記録します。こうしたデータから得られる指標は、運用のモニタリングやビジネスのモニタリングに役立ちます。Hybrid Analytics を使用すると、たとえばパフォーマンスが高い API と低い API を判別できます。また、最も価値の高いトラフィックを生み出しているデベロッパーや、バックエンド サービスで多くの問題を引き起こしているアプリを特定することもできます。
この指標データに簡単にアクセスできるように、RESTful API が公開されています。この指標 API は、自動化クライアントまたはスクリプトを使用して定期的に指標を取得するなど、特定の分析機能を自動化する場合に使用できます。また、この API を使用して、カスタム ウィジェットという形で独自の可視化機能を作成し、そのウィジェットをポータルやカスタムアプリに埋め込むこともできます。
Analytics API
Hybrid API を使用して分析データをダウンロードします。たとえば、ポータルやカスタムアプリに埋め込むことができる独自の可視化ツールを API によって作成できます。
API プロキシの分析データを取得する API 呼び出しの例を次に示します。
curl https://apigee.googleapis.com/v1/organizations/org_name/environments/env_name/stats/apiproxy?"select=sum(message_count)&timeRange=6/24/2019%2000:00~6/24/2019%2023:59&timeUnit=hour" \ -H "Authorization:Bearer $TOKEN"
この呼び出しは以下を返します。
- API プロキシごとのリクエストの合計(メッセージ数)
- 24 時間分
- 1 時間ごとにグループ化
Apigee API の使用の詳細については、Apigee API を使ってみるをご覧ください。
Analytics API の使用の詳細については、指標 API の使用をご覧ください。
Hybrid と Edge 間の指標 API の違い
Hybrid API と Edge API の一般的な違いについては、API の比較をご覧ください。次の表は、指標 API に特有の違いを示します。
機能 | Hybrid API | Edge API |
---|---|---|
API エンドポイント | apigee.googleapis.com
|
api.enterprise.apigee.com
|
データのエクスポート | API のサポートなし | Analytics からデータをエクスポートする |
日次分析メール | API のサポートなし | 日次分析メールの登録を行う |
非同期クエリリスト API | userId プロパティはレスポンスから除外されます。メソッド: organizations.environments.queries.list をご覧ください。
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非同期分析クエリのリストを取得する |
カスタム レポート API | createdBy プロパティと lastModifiedBy プロパティはレスポンスから削除されました。レポート API をご覧ください。
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レポート |