リリースノート

このセクションでは、2019 年 11 月 20 日リリースの Apigee ハイブリッドで行ったバグの修正、既知の問題などについて説明します。

既知の問題(一般提供)

次の表に、このリリースの既知の問題を示します。

問題 説明
144584813 デバッグ セッションを作成しても、セッションにトランザクションが存在しない場合、Debug Sessions API を実行しても、このセッションはリストに含まれません。セッションに 1 つ以上のトランザクションが存在する場合にのみ、セッションがレスポンスに含まれます。
144436206 キャッシュ パフォーマンス ビューで、キャッシュ ヒット率の値が間違っています。
144321491 Apigee ハイブリッドは、パフォーマンス低下の可能性を表す「見つからないキャッシュの作成」通知をログに記録します。このメッセージは想定どおりで、無視できます。
144321144 保護された 仮想ホストを含むプロキシを再読み込みできません。
144286363

env.json のデバッグマスクがレスポンス データをマスキングしません。

responseJSONPaths フィールドで env.json デバッグマスクを更新する次の API は機能しません。


PATCH /v1/organizations/org/environments/env/debugmask?replaceRepeatedFields=true
    {
      "responseJSONPaths": ["$.maskedDataEnv"]
    }

トレースでこの問題を回避するには、UI でトレース セッション全体を削除するか、Trace API を使用してセッション内のトランザクションを個別に削除します。

143774187 ハイブリッド UI では、アプリビューに「Company」というラベルが表示されます。
143659917

PopulateCache ポリシーの有効期限には、1~30 の間で明示的な値を設定する必要があります。例:


<ExpirySettings>
      <TimeoutInSec>30</TimeoutInSec>
    </ExpirySettings>
133192879

概要: API または UI で組織のデプロイ ステータスを取得すると、レイテンシが非常に長くなります。こうしたレイテンシが発生すると、HTTP 204 (No Content) または HTTP 400 (Bad Request) レスポンスが返されます。

回避策: ブラウザを更新するか、リクエストを再送信します。

123932912 ゼロ ダウンタイムでのデプロイでは、新しいリビジョンのデプロイに失敗した場合、元のリビジョンのデプロイは解除されたままになります。デプロイのステータスを復元するには、元のリビジョンを再デプロイする必要があります。
なし

「無効な HTTP ヘッダー」エラー: Istio Ingress はすべての受信ターゲット レスポンスを HTTP2 プロトコルに切り替えます。Hybrid Message Processor は HTTP1 のみをサポートしています。このため、API プロキシを呼び出すと、次のエラーが発生することがあります。


http2 error: Invalid HTTP header field was received: frame type: 1, stream: 1,
       name: [:authority], value: [domain_name]

このエラーが表示された場合は、次のいずれかの方法で問題を解決できます。

  • ターゲット サービスを変更して、レスポンスの Host ヘッダーを省略します。
  • 必要に応じて、API プロキシの AssignMessage ポリシーを使用して Host ヘッダーを削除します。

修正されたバグ

Apigee ハイブリッド ベータ版 2 のリリースノートに記載されている次の問題が修正されました。

問題 説明
133444606

デベロッパー アプリを更新する API では、ドキュメントに記載されている入力フィールドをすべて使用できるとは限りません。

133192879

API や UI を使用して組織のデプロイ ステータスを取得すると、レイテンシが非常に長くなります。こうしたレイテンシが発生すると、HTTP 204 (No Content) または HTTP 400 (Bad Request) レスポンスが返されます。

131111865

ファイル システムがいっぱいになると、Synchronizer が失敗します。これは、Kubernetes ガベージ コレクション プロセスによるものです。デフォルトでは、85% に達するまでトリガーされません。

クローズ: 再現不能。

サポートされていない Apigee Edge の機能

Apigee ハイブリッドは、Edge の一部の機能をサポートしていません。たとえば、API Monitoring、Monetization、Sense などは使用できません。この相違点の詳細については、機能比較をご覧ください。

次のステップ