Developer Services ポータルのアップグレード

デベロッパー サービス ポータル v. 4.16.09

この手順では、既存の Apigee Developer Channel Services オンプレミス インストールをアップグレードする方法について説明します。

デフォルトのインストール ディレクトリ

アップグレード プロセスでは、デベロッパー ポータルが /var/www/html にインストールされていることを前提としています。ポータルをデフォルトのディレクトリにインストールしていない場合は、以下の手順で示すパスを実際のインストール ディレクトリに置き換えてください。

インストール ディレクトリがわからない場合は、よく使用される Drush コマンドで説明されているように確認できます。

サポートされるアップグレード バージョン

このアップグレード手順は、次のバージョンのポータルで使用できます。

  • pantheon-14.02.x
  • pantheon-14.03.x
  • pantheon-14.04.x
  • pantheon-14.07.x
  • pantheon-15-01.x
  • OPDK-15-04.x
  • OPDK-15-07.x
  • OPDK-16-01.x
  • OPDK-16-05.x

ポータルのバージョンを確認するには、ブラウザで次の URL を開きます。

http://yourportal.com/buildInfo

インストールの前に

現在の環境で Drupal コアまたはカスタム以外のモジュールのコードを変更している場合、これらの変更は上書きされます。これには、.htaccess に対して行った変更なども含まれます。 /sites ディレクトリの外にあるものは Drupal が所有していると想定してください。このルールの例外は robots.txt です。このファイルがウェブルートに存在する場合は保存されます。

インストールに進む前に、Drupal のウェブルート ディレクトリ全体のバックアップを作成します。デフォルトのインストール先は /var/www/html ですが、インストール時に変更されている可能性があります。以下で説明するインストール手順を行った後で、バックアップからカスタマイズを復元できます。

Apigee Developer Channel Services を新しいリリースにアップグレードする

  1. Drupal MySQL インスタンスのバックアップ。
    詳細については、http://www.thegeekstuff.com/2008/09/backup-and-restore-mysql-database-using-mysqldump/ をご覧ください。
    1. オプション 1: Drush を使用する

      Drush コマンド sql-dump は、データベースのコピーを作成します。Drupal ディレクトリ(デフォルトでは /var/www/html)で、次のコマンドを実行します。
      > drush sql-dump > /path/to/backup_dir/database-backup.sql

      詳細については、drush help sql-dump を使用してください。
    2. オプション 2: MySQLdump を使用する
      mysqldump コマンドを使用して、データベースのコピーを作成します。
      mysqldump -u USERNAME -p'PASSWORD' DATABASENAME > /path/to/backup_dir/database-backup.sql

      -p オプションとパスワードの間にはスペースを入れないでください。パスワードに特殊文字が含まれている場合は、パスワードを単一引用符で囲む必要があります。

      USERNAMEDATABASENAME は、ポータルのインストール時に設定しました。デフォルトでは、どちらも devportal です。
  2. Drupal のウェブルート ディレクトリ全体をバックアップします。デフォルトのインストール先は /var/www/html ですが、インストール時に変更されている場合があります。
  3. Developer Channel Services の DeveloperServices_x.y.z.tar ファイルをダウンロードします。ここで、x.y.z はポータルのバージョン番号に対応します。

    Apigee から送信されたリンクからファイルをブラウザでダウンロードするか、リンクをコピーして次の cURL コマンドに追加します。
    > curl -kOL <リンクをここに貼り付け>

    : ポータルのあるサーバーに外部インターネット接続がない場合は、アクセス可能なサーバーでこの手順を実施します。

    http://community.apigee.com/content/apigee-customer-support に移動し、[サポート ポータルにログイン] を選択して、デベロッパー チャンネル サービスのアップグレード .tar ファイルをリクエストします。サポート ポータルのアカウントがない場合は、[サポート ポータルにログイン] を選択し、ログインページで [お急ぎの場合は、こちらからサポート チケットを送信してください。
  4. インターネットに接続されているサーバーでアップグレードを行う場合:
    1. ポータルのアップグレード ファイルを解凍します。
      > tar -xvf <tar file>

      このコマンドにより、DeveloperServices-4.x.y.z という新しいディレクトリが作成されます。
    2. DeveloperServices-4.x.y.z ディレクトリに移動します。
    3. 次のコマンドを使用して、最新バージョンの Drupal をダウンロードします。
      > drush dl drupal

      このコマンドは、drupal-x.y という名前のディレクトリを作成します。x.y は Drupal の現在のバージョンに対応しています。
    4. networked-update.sh スクリプトを実行します。
      > ./networked-update.sh

      ファイルの権限によっては、sudo を使用してこのコマンドを実行するか、管理者として実行する必要があります。
    5. Drupal のアップデート通知を受け取るには、Drupal 更新マネージャー モジュールを有効にします。Drupal メニューから [Modules] を選択し、[Update manager] モジュールまで下にスクロールします。有効になっていない場合は有効にします。

      有効にすると、[Reports] > [Available Updates] メニュー項目を使用して現在提供されているアップデートを確認できます。

      [Reports] > [Available Updates] > [Settings] メニュー項目を使用して、アップデートが入手可能になったらメールが届くように構成し、アップデートを確認する頻度を指定します。
  5. インターネットに接続していないサーバーでアップグレードを行う場合:
    1. Developer Channel Services の DeveloperServices_x.y.z.tar ファイルをダウンロードしたサーバーで、ポータルのアップグレード ファイルを解凍します。
      > tar -xvf <tar file>

      このコマンドにより、DeveloperServices-4.x.y.z という新しいディレクトリが作成されます。
    2. DeveloperServices-4.x.y.z ディレクトリに移動します。
    3. non-networked-update.sh スクリプトを実行します。
      > ./non-networked-update.sh

      ファイルの権限によっては、sudo を使用してこのコマンドを実行するか、管理者として実行する必要があります。

      このコマンドは、必要なすべての更新ファイルをダウンロードし、devportal-update.tgz という名前の単一のファイルにパッケージ化して、任意の場所に書き込みます。
    4. devportal-update.tgz を、ポータルを実行しているターゲット サーバーにコピーします。
      : devportal-update.tgz をターゲット サーバーのウェブルートにコピーしないでください
    5. devportal-update.tgz ファイルを現在のディレクトリに展開します。
      > tar -xzf /path/to/devportal-update.tgz
    6. developer-update ディレクトリに移動します。
    7. 次のコマンドを実行してアップデートをインストールします。
      > ./install-update.sh
    8. プロンプトに沿って操作します。

これでアップグレードは完了です。