Edge for Private Cloud v4.18.05
このセクションでは、Edge インストール トポロジ(Edge でサポートされるノード構成)について説明します。
次の表に、構成*の概要を示します。
トポロジ | ノード | インストール手順 |
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非本番環境トポロジ | ||
オールインワン(1 ノード) |
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オールインワン インストール |
2 ノード(スタンドアロン) |
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2 ノード スタンドアロン インストール |
5 ノード |
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5 ノード インストール |
本番環境トポロジ | ||
単一のデータセンター(DC あたり 9~13 ノード) | ||
9 ノード |
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9 ノードクラスタ インストール |
13 ノード |
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13 ノードクラスタ インストール |
複数のデータセンター(DC あたり 6 ノード) | ||
12 ノード | 2 つのデータセンター。それぞれ 6 ノードを使用し、次のように構成されます。
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12 ノードクラスタ インストール |
* これらの構成には、Apigee Developer Services ポータル(略して「ポータル」)は含まれていません。詳細については、ポータルの概要をご覧ください。 |
Apigee Edge for Private Cloud のカスタム トポロジ要件については、Apigee サポートと協力して計画を立ててください。パフォーマンスはユースケースによって異なるため、パフォーマンス分析用の環境を設定してパフォーマンスを分析、調整してから、その変更を本番環境にロールアウトすることをおすすめします。
オールインワン インストール(1 ノード)
単一のノードですべての Edge コンポーネントを実行します。
次の動画で、単一ノードに Edge をインストールする場合の要件とプロセスについて紹介しています。
S26E07: インストール要件
S26E08: 単一ノードへのインストール
追加情報:
- この構成では最適なパフォーマンスを得られないため、Apigee では、非本番環境または開発環境にインストールする場合に限ってこのトポロジを使用することをおすすめしています。
- このトポロジはパフォーマンス テストには使用しないでください。
- このトポロジでは高可用性はサポートされません。
インストール手順については、オールインワン インストールをご覧ください。
スタンドアロン インストール(2 ノード)
このシナリオでは、一方のノードで Gateway スタンドアロン サーバーおよび関連するコンポーネント(Apigee Management Server、Apache ZooKeeper、Apache Cassandra、OpenLDAP、Edge UI、Apigee Router、Apigee Message Processor)を実行します。もう一方のノードでは、Analytics スタンドアロン コンポーネント(Qpid Server および Postgres Server)を実行します。
追加情報:
- この構成では最適なパフォーマンスを得られないため、Apigee では、非本番環境または開発環境にインストールする場合に限ってこのトポロジを使用することをおすすめしています。
- このトポロジはパフォーマンス テストには使用しないでください。
- このトポロジでは高可用性はサポートされません。
インストール手順については、2 ノード スタンドアロン インストールをご覧ください。
5 ノードクラスタ インストール
5 ノードトポロジでは、3 つのノードで ZooKeeper および Cassandra クラスタを実行します。これらの 3 つのノードのうちの 1 つは、さらに Apigee Management Server、OpenLDAP、Edge UI を実行し、他の 2 つは Apigee Router と Message Processor も実行します。残りの 2 つのノードで、Apigee Analytics を実行します。
追加情報:
- この構成では最適なパフォーマンスを得られないため、Apigee では、非本番環境または開発環境にインストールする場合に限ってこのトポロジを使用することをおすすめしています。
- このトポロジでは、将来の拡張のニーズに応じてデプロイをスケーリングする可能性が限られます。このトポロジで容易にスケーリングできるのは Router と Message Processor のみです。詳細については、Router ノードまたは Message Processor ノードの追加をご覧ください。
- このトポロジはパフォーマンス テストには使用しないでください。
- このトポロジでは高可用性はサポートされません。
インストール手順については、5 ノード インストールをご覧ください。
9 ノードクラスタ インストール
このシナリオは 5 ノードクラスタ インストールと同様ですが、パフォーマンスと高可用性を実現するために Analytics コンポーネントのセットアップが異なります。
追加情報:
- この構成では最適なパフォーマンスを得られないため、Apigee では、非本番環境または開発環境にインストールする場合に限ってこのトポロジを使用することをおすすめしています。
- このトポロジは、高可用性をサポートするために拡張できます。詳細については、データセンターの追加をご覧ください。
- このトポロジでは、Router と Message Processor が同じノード上でホストされます。そのため、「ノイジー ネイバー」と呼ばれる問題が発生する可能性があります。
- このトポロジは、クォーラムを 2 に設定した 3 ノードの Cassandra セットアップに制限されます。そのため、メンテナンスのためにノードのサービスを停止することが難しくなります。
インストール手順については、9 ノードクラスタ インストールをご覧ください。
13 ノードクラスタ インストール
このシナリオは 9 ノードクラスタ インストールを拡張したもので、1 つのデータセンター セットアップ内でデータサーバーのデータゾーンと Apigee サーバーのデータゾーンを分けています。このシナリオでは、LDAP が独立した別個のノードとしてインストールされます。
追加情報:
- Apigee では、この構成を本番環境の最小トポロジとしてハードウェア仕様に記載しています。詳細については、ハードウェア要件をご覧ください。
- このトポロジは、高可用性をサポートするために拡張できます。詳細については、データセンターの追加をご覧ください。
- このトポロジでは、Router と Message Processor が同じノード上でホストされます。そのため、「ノイジー ネイバー」と呼ばれる問題が発生する可能性があります。
- このトポロジは、クォーラムを 2 に設定した 3 ノードの Cassandra セットアップに制限されます。そのため、メンテナンスのためにノードのサービスを停止することが難しくなります。
インストール手順については、13 ノードクラスタ インストールをご覧ください。
12 ノードクラスタ インストール
このシナリオは、2 つのデータセンターでの障害復旧とアナリティクス サービスの高可用性に対応しています。
追加情報:
- Apigee では、本番環境にはこのトポロジが適切であると考えています。ただし、どのインストールにも固有の要件と課題があるので、Apigee サポートにご相談ください。
- このトポロジでは、Router と Message Processor が同じノード上でホストされます。そのため、「ノイジー ネイバー」と呼ばれる問題が発生する可能性があります。
インストール手順については、12 ノードクラスタ インストールをご覧ください。
Monetization Services のインストール
Monetization Services は既存の Apigee Edge 環境内で稼働します。このシナリオでは、Monetization Services を Apigee Management Server と Message Processor にインストールします。複数の Postgres ノードがある Edge インストール環境で Edge に Monetization をインストールする場合は、Postgres ノードをマスター / スタンバイ モードで構成する必要があります。複数の Postgres マスターノードがあると、Monetization を Edge にインストールできません。
詳細については、Monetization Services のインストールをご覧ください。