ノードに Edge をインストールするには、まず Edge apigee-setup ユーティリティをインストールします。ノードがインターネットで外部と接続されない環境の場合は、Apigee リポジトリのローカルコピーもインストールする必要があります。
デフォルトのインストール ディレクトリ: /opt/apigee
Edge のファイルはすべて /opt/apigee
ディレクトリにインストールされます。このディレクトリは変更できません。ただし、必要であれば、/opt/apigee
を別の場所にマッピングするシンボリック リンクを作成できます。詳細については、インストール要件をご覧ください。
前提条件: SELinux を無効にする
Edge apigee-setup
ユーティリティまたはいずれかの Edge コンポーネントをインストールする前に、SELinux を無効にするか、permissive モードに設定する必要があります。必要に応じて、Edge のインストール後に SELinux を再度有効にします。
- 一時的に SELinux を permissive モードに設定するには、次のコマンドを実行します。
- Linux 6.x オペレーティング システムの場合:
sudo echo 0 > /selinux/enforce
Edge のインストール後、SELinux を再度有効にするには、次のようにします。
sudo echo 1 > /selinux/enforce
- Linux 7.x オペレーティング システムの場合:
sudo setenforce 0
Edge のインストール後、SELinux を再度有効にするには、次のようにします。
sudo setenforce 1
- Linux 6.x オペレーティング システムの場合:
- SELinux を永続的に無効にするか、permissive モードに設定するには:
- エディタで
/etc/sysconfig/selinux
を開きます。 SELINUX=disabled
またはSELINUX=permissive
を設定します。- 編集内容を保存します。
- ノードを再起動します。
- 必要であれば、Edge のインストール後に上記の手順を繰り返して
SELINUX=enabled
を設定し、SELinux を再度有効にします。
- エディタで
前提条件: EPEL リポジトリを有効にする
Edge をインストール / 更新する、またはローカル リポジトリを作成するには、Extra Packages for Enterprise Linux(EPEL)を有効にする必要があります。使用するコマンドは、RedHat または CentOS のバージョンによって異なります。
- RedHat/CentOS/Oracle 7.x の場合:
wget https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/epel-release-latest-7.noarch.rpm
sudo rpm -ivh epel-release-latest-7.noarch.rpm
- RedHat/CentOS/Oracle 6.x の場合:
wget https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/epel-release-latest-6.noarch.rpm
sudo rpm -ivh epel-release-latest-6.noarch.rpm
前提条件: RedHat 7.4 と CentOS 7.4 で libdb4 ライブラリのバージョンを確認する
RedHat 7.4 および CentOS 7.4 では、インストールの前に libdb4
RPM のバージョンを確認します。Edge に必要なバージョンは 4.8 ですが、RedHat 7.4 および CentOS 7.4 の一部では 4.8 より後のバージョンがインストールされている場合があります。4.8 より後のバージョンになっている場合は、アンインストールすれば、Edge インストーラがバージョン 4.8 をインストールします。
バージョンの確認には、次のコマンドを使用します。
rpm -qa | grep libdb4
libdb4
RPM のバージョンが 4.8 より後の場合はそれをアンインストールします。
外部インターネット接続があるノードに Edge apigee-setup ユーティリティをインストールする
外部インターネット接続があるノードに Edge をインストールするには:
- Apigee リポジトリへのアクセスに使用する Apigee のユーザー名とパスワードを取得します。Apigee FTP サイト用の既存の username:password がある場合は、その認証情報を使用できます。
- root としてノードにログインし、Edge RPM をインストールします。
yum-utils
とyum-plugin-priorities
をインストールします。sudo yum install yum-utils
sudo yum install yum-plugin-priorities
- 上記の手順に従って、SELinux を無効にします。
- 上記の手順に沿って、EPEL リポジトリを有効にします。
- 上記の手順に従って、
libdb4
のバージョンを確認します。 - Oracle 7.x にインストールする場合は、次のコマンドを実行します。
sudo yum-config-manager --enable ol7_optional_latest
- AWS にインストールする場合は、次の
yum-configure-manager
コマンドを実行します。yum update rh-amazon-rhui-client.noarch
sudo yum-config-manager --enable rhui-REGION-rhel-server-extras rhui-REGION-rhel-server-optional
- Edge
bootstrap_4.50.00.sh
ファイルを/tmp/bootstrap_4.50.00.sh
にダウンロードします。curl https://software.apigee.com/bootstrap_4.50.00.sh -o /tmp/bootstrap_4.50.00.sh
- Edge apigee-service ユーティリティと依存関係をインストールします。
sudo bash /tmp/bootstrap_4.50.00.sh apigeeuser=uName apigeepassword=pWord
ここで、uName:pWord は Apigee から取得したユーザー名とパスワードです。pWord を省略すると、パスワードの入力を求められます。
デフォルトでは、インストーラが Java 1.8 の有無を確認します。インストールされていない場合は自動的にインストールされます。Java のインストールの処理方法を指定するには、
JAVA_FIX
オプションを使用します。JAVA_FIX
の有効な値は次のとおりです。- I: OpenJDK 1.8 をインストールする(デフォルト)
- C: Java をインストールせずに続行
- Q: 終了します。このオプションでは、Java を自分でインストールする必要があります。
apigee-service ユーティリティをインストールすると、/etc/yum.repos.d/apigee.repo ファイルが作成されます。このファイルで Apigee リポジトリが定義されます。定義ファイルを表示するには、次のコマンドを使用します。
cat /etc/yum.repos.d/apigee.repo
リポジトリの内容を表示するには、次のコマンドを使用します。
sudo yum -v repolist 'apigee*'
- apigee-service を使用して apigee-setup ユーティリティをインストールします。
/opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-setup install
- apigee-setup を使用して、ノードに Edge コンポーネントをインストールして構成します。詳細については、ノードに Edge コンポーネントをインストールするをご覧ください。
トラブルシューティング
外部インターネット接続があるノードにインストールしようとすると、次のエラーが 1 つ以上発生することがあります。
Cannot open: https:// : @ software.apigee.com//apigee-repo-version.rpm bootstrap.sh: Error: Repo configuration failed error: package package_name is not installed
次の表に、これらのエラーの解決策を示します。
エラーの種類 | 考えられる解決策 |
---|---|
パスワードに無効な文字が含まれている | Apigee のパスワードに特殊文字を使用しないでください。 |
接続に関する問題 | 次の nc -v software.apigee.com 443 次のようなメッセージが表示されます。 Connection to software.apigee.com 443 port [tcp/https] succeeded!
telnet software.apigee.com 443 コマンドが成功したら、Ctrl+C を使用して開いている接続を中止できます。 いずれかのコマンドが失敗した場合、ネットワーク接続が制限されているか、ネットワークに接続できないことを意味します。ネットワーク管理者に確認してください。 |
認証情報が誤っている | ユーザー名とパスワードが正しいことを確認します。 たとえば、Apigee のユーザー名とパスワードで次のコマンドを使用するとエラーが発生するかどうかを確認します。 curl -i -u username:password https://software.apigee.com/apigee-repo.rpm |
プロキシに関する問題 | ローカル構成では下り(外向き)HTTP プロキシが使用されていますが、同じ構成をまだ yum パッケージ マネージャーに拡張していません。環境変数を確認します。
echo $http_proxy
下り(外向き)HTTP プロキシには、次のいずれかのオプションを使用してください。
|
外部インターネット接続がないノードに Edge apigee-setup ユーティリティをインストールする
Edge ノードがファイアウォールの背後にあるか、インターネットへのアクセスが禁止されている場合は、インストール中に必要となるファイルを含む複数のリポジトリつまりミラーを作成する必要があります。これらのミラーはすべてのノードからアクセス可能である必要があります。ミラーをローカルに作成した後は、Edge のインストールの際に各ノードがそれらにアクセスできます。
インターネット接続がないノードでの Apigee Edge のインストール プロセスでは、次のローカル リポジトリにアクセスする必要があります。
- Apigee Edge リポジトリ: ローカルに Apigee リポジトリを作成するをご覧ください。
- Yum リポジトリ(
yum-utils
やyum-plugin-priorities
などのユーティリティ用): オペレーション チームにこれをセットアップしてもらいます。 - Extra Packages for Enterprise Linux(EPEL): オペレーション チームにこれをセットアップしてもらいます。
ローカルに Apigee リポジトリを作成する
Apigee の内部リポジトリを作成するには、1 つのノードで外部インターネット接続を可能にして、Edge RPM と依存関係をダウンロードできるようにする必要があります。内部リポジトリを作成した後は、インストールに使用できるよう、そのリポジトリを別のノードに移動することも、そのノードを Edge ノードからアクセス可能にすることもできます。
ローカルに Agigee リポジトリを作成した場合、後日、最新の Edge リリース ファイルで更新する必要が生じることがあります。以降のセクションでは、ローカルの Apigee リポジトリを作成する方法とその更新方法について説明します。
ローカルに Apigee リポジトリを作成するには:
- Apigee リポジトリへのアクセスに使用する Apigee のユーザー名とパスワードを取得します。Apigee の FTP サイト用のユーザー名とパスワードがすでにある場合は、その認証情報を使用できます。
- ノードに root としてログインし、Edge RPM をインストールします。
- 上記の手順に従って、SELinux を無効にします。
- Edge
bootstrap_4.50.00.sh
ファイルを/tmp/bootstrap_4.50.00.sh
にダウンロードします。curl https://software.apigee.com/bootstrap_4.50.00.sh -o /tmp/bootstrap_4.50.00.sh
- Edge apigee-service ユーティリティと依存関係をインストールします。
sudo bash /tmp/bootstrap_4.50.00.sh apigeeuser=uName apigeepassword=pWord
ここで、uName:pWord は Apigee から取得したユーザー名とパスワードです。pWord を省略すると、パスワードの入力を求められます。
- ノードに
apigee-mirror
ユーティリティをインストールします。/opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-mirror install
apigee-mirror
ユーティリティを使用して、Apigee リポジトリを/opt/apigee/data/apigee-mirror/repos/
ディレクトリに同期させます。リポジトリのサイズを最小限に抑えるには、
--only-new-rpms
を指定して最新の RPM だけをダウンロードします。このダウンロードに必要なディスク容量は約 1.6 GB です。/opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-mirror sync --only-new-rpms
古い RPM を含むリポジトリ全体をダウンロードする場合は、
--only-new-rpms
を省略します。すべてダウンロードするには、約 6 GB のディスク容量が必要です。/opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-mirror sync
これで、Apigee リポジトリのローカルコピーが作成されました。次のセクションでは、このローカル リポジトリから Edge
apigee-setup
ユーティリティをインストールする方法を説明します。-
(省略可)ローカル リポジトリから、そのリポジトリをホストしている同じノードに Edge をインストールする場合は、最初に次のコマンドを実行する必要があります。
- ローカル リポジトリから
bootstrap_4.50.00.sh
を実行してapigee-service
ユーティリティをインストールします。sudo bash /opt/apigee/data/apigee-mirror/repos/bootstrap_4.50.00.sh apigeeprotocol="file://" apigeerepobasepath=/opt/apigee/data/apigee-mirror/repos
apigee-service
を使用してapigee-setup
ユーティリティをインストールします。/opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-setup install
apigee-setup
を使用して、ノードに Edge コンポーネントをインストールして構成します。詳細については、ノードに Edge コンポーネントをインストールするをご覧ください。
- ローカル リポジトリから
ローカル リポジトリからリモートノードに apigee-setup をインストールする
ローカル リポジトリから Edge をインストールする方法は 2 つあります。次のいずれかの方法でご対応ください。
- リポジトリの .tar ファイルを作成してノードにコピーし、その .tar ファイルから Edge をインストールします。
- ローカル リポジトリのあるノードにウェブサーバーをインストールし、他のノードがアクセスできるようにします。Apigee から提供されているウェブサーバーは Nginx ですが、他のウェブサーバーを使用してもかまいません。
.tar ファイルからインストールする
.tar ファイルからインストールするには:
- ローカル リポジトリが存在するノードで次のコマンドを使用し、ローカル リポジトリを
/opt/apigee/data/apigee-mirror/apigee-4.50.00.tar.gz
という名前の単一の .tar ファイルにパッケージ化します。/opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-mirror package
- Edge をインストールするノードに .tar ファイルをコピーします。たとえば、新しいノードの
/tmp
ディレクトリにコピーします。 - 新しいノードで、上記の手順に従って SELinux を無効にします。
- 新しいノードで、ローカルの Yum ユーティリティ リポジトリと EPEL リポジトリにアクセスできることを確認します。
- すべての外部インターネット リポジトリが無効になっていることを再確認します(インターネット アクセスのないマシンにインストールしているので、無効なはずです)。
sudo yum repolist
外部リポジトリがすべて無効になっていて、ローカルの Apigee リポジトリと内部リポジトリは有効になっている必要があります。
- 新しいノードで、ローカル リポジトリから
yum-utils
とyum-plugin-priorities
をインストールします。sudo yum install yum-utils
sudo yum install yum-plugin-priorities
事前にオペレーション チームまたは組織内の他のグループが、Yum ツールをインストールできるようにローカル リポジトリをセットアップしておく必要があります。
- 新しいノードで、上記の説明に従って
libdb4
のバージョンを確認します。 - Oracle 7.x にインストールする場合は、次のコマンドを実行します。
sudo yum-config-manager --enable ol7_optional_latest
- AWS にインストールする場合は、次の
yum-configure-manager
コマンドを実行します。sudo yum-config-manager --enable rhui-REGION-rhel-server-extras rhui-REGION-rhel-server-optional
- 新しいノードで、ファイルを /tmp ディレクトリに展開します。
tar -xzf apigee-4.50.00.tar.gz
このコマンドにより、.tar ファイルを含むディレクトリに repos という新しいディレクトリが作成されます。たとえば、
/tmp/repos.
です。 /tmp/repos
から Edge apigee-service ユーティリティと依存関係をインストールします。sudo bash /tmp/repos/bootstrap_4.50.00.sh apigeeprotocol="file://" apigeerepobasepath=/tmp/repos
コマンドに repos ディレクトリへのパスが含まれている点に注意してください。
apigee-service
を使用してapigee-setup
ユーティリティをインストールします。/opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-setup install
apigee-setup
を使用して、ノードに Edge コンポーネントをインストールして構成します。詳細については、ノードに Edge コンポーネントをインストールするをご覧ください。
Nginx ウェブサーバーを使用してリポジトリからインストールする
Nginx ウェブサーバーを使用してリポジトリからインストールするには:
- リポジトリ ノードに Nginx ウェブサーバーをインストールします。
opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-mirror nginxconfig
- デフォルトで、Nginx は localhost というサーバー名とポート 3939 を使用するように構成されます。この値を変更するには、次の手順に従います。
/opt/apigee/customer/application/mirror.properties
をエディタで開きます。このファイルが存在しない場合は作成します。- 次の値を必要に応じて設定します。
conf_apigee_mirror_listen_port=3939 conf_apigee_mirror_server_name=localhost
- Nginx を再起動します。
/opt/nginx/scripts/apigee-nginx restart
- デフォルトでは、リポジトリには
admin:admin
のユーザー名とパスワードが必要です。これらの認証情報を変更するには、次の環境変数を設定します。MIRROR_USERNAME=uName MIRROR_PASSWORD=pWord
- 新しいノードで、
yum-utils
とyum-plugin-priorities
をインストールします。sudo yum install yum-utils
sudo yum install yum-plugin-priorities
- 新しいノードで、上記のように SELinux を無効にします。
- 新しいノードで、ローカルの EPEL リポジトリが有効になっていることを確認します。
- 新しいノードで、上記の説明に従って
libdb4
のバージョンを確認します。 - リモートノードで、Edge bootstrap_4.50.00.sh ファイルを
/tmp/bootstrap_4.50.00.sh
にダウンロードします。curl http://uName:pWord@remoteRepo:3939/bootstrap_4.50.00.sh -o /tmp/bootstrap_4.50.00.sh
ここで、uName:pWord は上記でリポジトリに設定したユーザー名とパスワード、remoteRepo はリポジトリ ノードの IP アドレスまたは DNS 名です。
- リモートノードで、Edge
apigee-service
ユーティリティと依存関係をインストールします。sudo bash /tmp/bootstrap_4.50.00.sh apigeerepohost=remoteRepo:3939 apigeeuser=uName apigeepassword=pWord apigeeprotocol=http://
ここで、uName:pWord はリポジトリのユーザー名とパスワードです。
- リモートノードで、
apigee-service
を使用してapigee-setup
ユーティリティをインストールします。/opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-setup install
apigee-setup
を使用して、リモートノードに Edge コンポーネントをインストールして構成します。詳細については、ノードに Edge コンポーネントをインストールするをご覧ください。
ローカルの Apigee リポジトリを更新する
リポジトリを更新するには、最新の bootstrap_4.50.00.sh ファイルをダウンロードしてから、新たに同期を行う必要があります。
リポジトリを更新するには:
- Edge bootstrap_4.50.00.sh ファイルを
/tmp/bootstrap_4.50.00.sh
にダウンロードします。curl https://software.apigee.com/bootstrap_4.50.00.sh -o /tmp/bootstrap_4.50.00.sh
- Edge
bootstrap_4.50.00.sh
ファイルを実行します。sudo bash/tmp/bootstrap_4.50.00.sh apigeeuser=uName apigeepassword=pWord
ここで、uName:pWord は Apigee から取得したユーザー名とパスワードです。pWord を省略すると、パスワードの入力を求められます。
apigee-mirror
を更新します。/opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-mirror update
- 同期を行います。
/opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-mirror sync --only-new-rpms
- リポジトリ全体を含める場合:
/opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-mirror sync
ローカルの Apigee リポジトリをクリーニングする
ローカル リポジトリをクリーニングすると、/opt/apigee/data/apigee-mirror と /var/tmp/yum-apigee-* が削除されます。
ローカル リポジトリをクリーンアップするには、次のコマンドを使用します。
/opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-mirror clean
4.50.00 リポジトリで Edge 4.16.0x/4.17.0x を追加または更新する
4.50.00 リポジトリで Edge 4.16.0x または 4.17.0x のインストールを維持する必要がある場合は、すべてのバージョンを含むリポジトリを保持できます。そのリポジトリから、任意のバージョンの Edge をインストールできます。
4.50.00 リポジトリに 4.16.0x/4.17.0x を追加するには:
apigee-mirror
ユーティリティのバージョン 4.50.00 がインストールされていることを確認します:/opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-mirror version
次のような結果が表示されます。ここで、xyz はビルド番号です。
apigee-mirror-4.50.00-0.0.xyz
apigee-mirror
ユーティリティを使用して、Edge 4.16.0x または 4.17.0x をリポジトリにダウンロードします。コマンドの前に目的のバージョンを入力することに注意してください。apigeereleasever=4.17.01 /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-mirror sync --only-new-rpms
後で 4.16.0x/4.17.0x リポジトリを更新する場合にも、必要なバージョン番号を指定して同じコマンドを実行します。
/opt/apigee/data/apigee-mirror/repos
ディレクトリのファイル構造を調べます。ls /opt/apigee/data/apigee-mirror/repos
次のファイルとディレクトリが表示されます。
apigee apigee-repo-1.0-6.x86_64.rpm bootstrap_4.16.01.sh bootstrap_4.16.05.sh bootstrap_4.17.01.sh bootstrap_4.17.05.sh bootstrap_4.17.09.sh bootstrap_4.18.01.sh bootstrap_4.18.05.sh bootstrap_4.19.01.sh thirdparty
Edge のすべてのバージョンのブートストラップ ファイルがあることに注目してください。
apigee
ディレクトリには、Edge の各バージョンに対応する個別のディレクトリもあります。- リポジトリを .tar ファイルにパッケージ化するには、次のコマンドを使用します。
apigeereleasever=4.17.01 /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-mirror package
このコマンドにより、すべての 4.17.0x リポジトリと 4.16.0x リポジトリが同じ .tar ファイルにパッケージ化されます。リポジトリの一部分だけをパッケージ化することはできません。
ローカル リポジトリまたは .tar ファイルから Edge をインストールする場合は、次のいずれかのコマンドを使用して、正しいブートストラップ ファイルを実行してください。この例では Edge 4.17.01 をインストールしています。
- .tar ファイルからインストールする場合は、次のようにして、リポジトリから正しい bootstrap ファイルを実行します。
sudo bash /tmp/repos/bootstrap_4.17.01.sh apigeeprotocol="file://" apigeerepobasepath=/tmp/repos
インストールを完了するには、上記の「.tar ファイルからインストールする」の残りの手順を行ってください。
- Nginx ウェブサーバーを使用してインストールする場合は、次のようにして、リポジトリから正しい bootstrap ファイルをダウンロードしてインストールします。
/usr/bin/curl http://uName:pWord@remoteRepo:3939/bootstrap_4.17.01.sh -o /tmp/bootstrap_4.17.01.sh
sudo bash /tmp/bootstrap_4.17.01.sh apigeerepohost=remoteRepo:3939 apigeeuser=uName apigeepassword=pWord apigeeprotocol=http://
インストールを完了させるには、上記の「Nginx ウェブサーバーを使用してリポジトリからインストールする」の残りの手順に従ってください。