Apigee デプロイメント サービス

ApigeeDeployment(AD)は、Kubernetes クラスタ内のステートレスな Apigee Hybrid コンポーネントの定義、更新、リリースに使用される CustomResourceDefinition です。たとえば、AD を使用して Message Processor をクラスタにデプロイします。AD 内のバージョンを更新すると、それらのコンポーネントのリリースがトリガーされます。

AD が導入される以前は、個々の Hybrid リソースが手動で個別に管理されていました。それに対して AD では、それらすべてのリソースがアトミックなデプロイ単位として管理されます。

Kubernetes クラスタ内の Apigee Hybrid ポッドを一覧表示すると、次のポッドがリストに含まれています。これらのポッドは、AD のデプロイとメンテナンス、およびデプロイメント構成の検証を担当します。

ポッド名 説明
apigee-deployment-controller Apigee Deployment Controller は、AD のデプロイとメンテナンスに必要な低レベルの Kubernetes リソースと Istio リソースを作成および更新する Kubernetes のカスタム コントローラです。たとえば、このコントローラは Message Processor をリリースします。構成プロパティ リファレンスの adcadah もご覧ください。
apigee-deployment-admissionhook Apigee Admission Hook は、ApigeeDeployment 構成を Kubernetes クラスタに永続化する前の検証に使用されるサービスです。たとえば、Admission Hook はフィールドの検証を行います。アドミッション Webhook とはもご覧ください。構成プロパティ リファレンスの adah もご覧ください。

クラスタ内の ApigeeDeployment のリストを取得するには、次のコマンドを実行します。

kubectl get ad -n namespace
    NAME                                              AGE
    apigee-mart-my_org                                4h
    apigee-runtime-my_org-my_env                      4h
    apigee-synchronizer-my_org-my_env                 4h
    apigee-udca-my_org-my_env                         4h