Prometheus サービスは、他のハイブリッド サービスと同様に、UDCA サービスの指標を収集して処理します(指標の収集を参照)。
次の表に、Prometheus で使用される UDCA の指標データのラベルを示します。これらのラベルは指標のログエントリで使用されます。
ラベル | 説明 |
---|---|
organization |
UDCA サービスが実行されている組織の名前。 |
environment |
UDCA サービスが実行されている環境の名前。 |
dataset |
データの型。有効な値は次のとおりです。
|
service |
アップストリーム サービスの名前。UDCA は、ファイルのアップロードや認証などの操作を実行する際にこれらのサービスを使用します。有効な値は次のとおりです。
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state |
データファイルの状態。有効な値は次のとおりです。
|
status_code |
UDCA が使用するアップストリーム サービスによって返される HTTP ステータス コード。 |
UDCA の一般的な指標ログエントリを次の表に示します。
指標 | 説明 |
---|---|
uploaded_file_count{dataset=, organization=,
environment=} count |
UDCA が Apigee サービスにアップロードしたファイルの数。 次のことに注意してください。
|
upstream_http_error_count{dataset=, organization=,
environment=, service=, status_code=} count |
UDCA が検出するアップストリームの HTTP エラー数のカウント。 4xx と 5xx の値は 0 に近く、時間が経過しても増加しません。5xx や 429 のようないくつかのエラーは時間経過とともに発生する可能性はありますが、常に発生するわけではありません。 |
local_file_count{dataset=,state=} value |
データ収集ポッドのディスクにあるファイル数のカウント。 この値が 0 に近づくのが理想的です。値が一貫して高い場合は、ファイルがアップロードされていないか、UDCA が高速でアップロードできていません。 この値は 60 秒ごとに計算されるもので、UDCA の状態をリアルタイムで反映していません。 |
local_file_latest_ts{dataset=,state=} value |
状態別のディスクにある最新のファイルの、Unix エポック開始からの経過時間を示すタイムスタンプ(ミリ秒単位)。 これは 60 秒ごとに計算されるもので、リアルタイムの状態を反映しません。UDCA が最新で、この指標の計算時にアップロード待ちのファイルがない場合、この値は 0 になります。 |
local_file_oldest_ts{dataset=,state=} value |
データセットにある最も古いファイルの、Unix エポック開始からの経過時間を示すタイムスタンプ(ミリ秒単位)。 これは 60 秒ごとに計算されるもので、リアルタイムの状態を反映しません。UDCA が最新で、この指標の計算時にアップロード待ちのファイルがない場合、この値は 0 になります。 この値が増え続けると、古いファイルがディスクに残ったままになります。 |
disk_usage_bytes{dataset=,state=} value |
データ収集ポッドのディスク上でデータファイルが占めるスペース(バイト単位)。 時間経過に伴うこの値の増加:
|
retry_cache_size{dataset=} value |
UDCA がアップロードを再試行しているファイル数のカウント(データセットごと)。 各ファイルを 3 回再試行すると、UDCA はファイルを 時間の経過に伴ってこの値が増大する場合は、キャッシュがクリアされていません。これは、3 回の再試行後にファイルが |
upstream_http_latency_seconds_bucket{service=, dataset=,
organization=, environment= le=value_in_seconds}
count |
サービスのアップストリーム レイテンシ(秒単位)。 バケットは 100 ミリ秒、250 ミリ秒、500 ミリ秒、1 秒、2 秒、4 秒、8 秒、16 秒、32 秒、64 秒のいずれかになります。 アップストリーム サービスからのレイテンシのヒストグラム。 |
upload_latency_seconds_bucket{dataset=, organization=, environment=,
le=value_in_seconds} count |
UDCA がデータファイルのアップロードに費やした合計時間(秒単位)。 バケットは 100 ミリ秒、250 ミリ秒、500 ミリ秒、1 秒、2 秒、4 秒、8 秒、16 秒、32 秒、64 秒のいずれかになります。 指標には、すべてのアップストリーム コールを含む、合計アップロード レイテンシのヒストグラムが表示されます。 |
total_latency_seconds_bucket{dataset=, organization=,
environment=, le=value_in_seconds} count |
データファイルの作成とデータファイルの正常なアップロードとの時間間隔(秒単位)。 バケットは 100 ミリ秒、250 ミリ秒、500 ミリ秒、1 秒、2 秒、4 秒、8 秒、16 秒、32 秒、64 秒のいずれかになります。 ファイルの作成時間から正常なアップロード時間までの合計レイテンシのヒストグラム。 |
uploaded_file_size_bucket{dataset=, organization=,
environment=, le=value_in_seconds} count |
Apigee サービスにアップロードされるファイルのサイズ(バイト単位)。 バケットは 1 KB、10 KB、100 KB、1 MB、10 MB、100 MB、1 GB のいずれかになります。 データセット、組織、環境ごとのファイルサイズのヒストグラム。 |