Edge for Private Cloud v. 4.17.09
4.17.09 に更新できる Edge のバージョン
この手順では、Apigee Edge バージョン 4.17.01.0x/4.17.05.0x を 4.17.09 に更新します。
バージョン 4.16.01 より前のバージョンの Edge を使用している場合は、まずバージョン 4.16.01.x に移行してから、バージョン 4.17.09 にアップデートする必要があります。
更新を行えるユーザー
更新を行うユーザーは、最初に Edge をインストールしたユーザーまたは root ユーザーである必要があります。
Edge RPM をインストールした後は、すべてのユーザーがそれを構成できます。
更新が必要なコンポーネント
すべての Edge コンポーネントを更新する必要があります。Edge では、コンポーネントのバージョンが混在する設定はサポートされません。
プロパティ設定の自動伝播
/opt/apigee/customer/application にある .properties ファイルを編集してプロパティを設定した場合、更新時にもこれらの値が保持されます。
SMTPMAILFROM 構成パラメータの追加が必要
Edge 4.17.05 では、SMTP サーバーを有効にする場合に使用する必要のある構成ファイルが新しく追加されています。4.17.01 から更新する場合は、SMTP サーバーを有効にするときに、構成ファイルで SMTPMailFROM を設定する必要があります。
API BaaS バージョン 4.17.09 では、SMTPMAILFROM プロパティのサポートも追加されました。API BaaS を 4.17.01 または 4.17.05 から更新する場合は、構成ファイルで SMTPMAILFROM を設定する必要があります。
このパラメータの形式は次のとおりです。
SMTPMAILFROM="My Company <myco@company.com>"
更新の前提条件
Apigee Edge をアップグレードする前に、次の前提条件を確認してください。
- すべてのノードをバックアップする
安全上の理由から、更新を行う前にすべてのノードを完全にバックアップすることをおすすめします。現在の Edge バージョンのバックアップ手順を使用してください。
これにより、新しいバージョンへの更新が失敗した場合に備えてバックアップ計画を立てることができます。バックアップの詳細については、バックアップと復元をご覧ください。 - Edge が動作していることを確認する
次のコマンドを使用して、更新プロセス中に Edge が稼働していることを確認します。
> /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-all status
更新が失敗した場合の対応
更新に失敗した場合は、問題の解決を試みたうえで update.sh を再度実行できます。更新を複数回実行することができ、最後に終了したところから更新が続行されます。
失敗した結果、前のバージョンへのロールバックが必要になった場合は、4.17.09 のロールバック プロセスをご覧ください。
更新情報のロギング
デフォルトでは、update.sh ユーティリティはログ情報を次の宛先に書き込みます。
/opt/apigee/var/log/apigee-setup/update.log
update.sh ユーティリティを実行しているユーザーにこのディレクトリへのアクセス権がない場合は、/tmp ディレクトリの update_username.log というファイルにログが書き込まれます。
ユーザーに /tmp へのアクセス権がない場合、update.sh ユーティリティは失敗します。
ゼロダウンタイムでの更新
ゼロダウンタイムでの更新(ローリング アップデート)により、Edge をダウンさせることなく、インストール済みの Edge を更新できます。
ゼロダウンタイム更新は、ノードが 5 つ以上の構成でのみ利用可能です。
ゼロダウンタイムでアップグレードする場合に重要となる点は、各 Router をロードバランサから一度に 1 台ずつ削除することです。削除した Router と、その同じマシンにあるすべてのコンポーネントを更新してから、Router をロードバランサに再び追加します。
- 後述の「マシンの更新順序」に記載されている正しい順序でマシンを更新します。
- Router を更新するときは、任意の Router を 1 台選択し、サーバー(Message Processor または Router)の到達可能性の有効化 / 無効化の説明に従ってその Router を到達不能な状態にします。
- 選択した Router と、その同じマシンにある他のすべての Edge コンポーネントを更新します。すべての Edge 構成で、Router と Message Processor は同じノードにあります。
- Router を到達可能な状態に戻します。
- 残りの Router に対し、2~4 の手順を繰り返します。
- インストール済みの残りのマシンについて、更新を続行してください。
更新の前後で次の点に注意してください。
- Router と Message Processor の共存ノード:
- 更新前 - 次のことを行います。
- Router を到達不能にします。
- Message Processor を到達不能な状態にします。
- 更新後 - 次のことを行います。
- Message Processor を到達可能にします。
- Router を到達可能にします。
- 更新前 - 次のことを行います。
- Router 単独のノード:
- 更新前に、Router を到達不能な状態にします。
- 更新後、Router を到達可能にします。
- Message Processor 単独のノード:
- 更新前に、Message Processor を到達不能な状態にします。
- 更新後に、Message Processor を到達可能な状態にします。
サイレント構成ファイルの使用
サイレント構成ファイルを更新コマンドに渡す必要があります。サイレント構成ファイルは、Edge 4.17.01 のインストールに使用したものと同じである必要があります。
外部インターネット接続があるノードで 4.17.09 に更新する手順
ノード上の Edge コンポーネントを更新するには、次の操作を行います。
- Cassandra の修復オペレーションを行う CRON ジョブが構成されている場合は、更新が完了するまでそのジョブを無効にします。
- root としてノードにログインして Edge RPM をインストールします。
注: RPM のインストールには root 権限が必要ですが、Edge の構成には root 権限は不要です。 - yum-utils と yum-plugin-priorities をインストールします。
> sudo yum install yum-utils
> sudo yum install yum-plugin-priorities - Edge apigee-setup ユーティリティのインストールの説明に従って、SELinux を無効にします。
- AWS にインストールしている場合は、次の yum-configure-manager コマンドを実行します。
> sudo yum-config-manager --enable rhui-REGION-rhel-server-extras rhui-REGION-rhel-server-optional - Edge 4.17.09 の bootstrap_4.17.09.sh ファイルを /tmp/bootstrap_4.17.09.sh にダウンロードします。
> curl https://software.apigee.com/bootstrap_4.17.09.sh -o /tmp/bootstrap_4.17.09.sh - Edge 4.17.09 の apigee-service ユーティリティと依存関係をインストールします。
> sudo bash /tmp/bootstrap_4.17.09.sh apigeeuser=uName apigeepassword=pWord
ここで、uName:pWord は Apigee から取得したユーザー名とパスワードです。pWord を省略すると、パスワードの入力を求められます。
デフォルトでは、インストーラが Java 1.8 の有無を確認します。インストールされていない場合は自動的にインストールされます。Java のインストールの処理方法について指定する場合は、JAVA_FIX オプションを使用します。JAVA_FIX には、次の値が入ります。
I = OpenJDK 1.8 をインストール(デフォルト)
C = Java をインストールせずに続行
Q = 終了。この場合、Java を自身でインストールする必要があります。 - apigee-service を使用して、apigee-setup ユーティリティを更新します。
> /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-setup update - Management Server で apigee-validate ユーティリティを更新します。
> /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-validate update - apigee-provision ユーティリティを更新します。
> /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-provision update - 以下の「マシンの更新の順序」に記載されている順序で、ノード上でアップデート ユーティリティを実行します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c component -f configFile
構成ファイルに対する唯一の要件は、構成ファイルに「apigee」ユーザーがアクセスできること、または読み取り可能であることです。
「-c」オプションを使用して、更新するコンポーネントを指定します。使用可能なコンポーネントのリストは次のとおりです。
ldap = OpenLDAP
cs = Cassandra
zk = Zookeeper
qpid = qpidd
ps = postgresql
edge =Edge UI 以外のすべての Edge コンポーネント: Management Server、Message Processor、Router、QPID Server、Postgres Server
ui = Edge UI
all = マシン上のすべてのコンポーネントを更新します(Edge aio インストール プロファイルまたは API BaaS asa インストール プロファイルにのみ使用)。
e = ElasticSearch
b = API BaaS スタック
p = API BaaS Portal
ebp = 同じノード上の ElasticSearch、API BaaS スタック、API BaaS Portal - インストールをテストするの説明に沿って、Management Server で apigee-validate ユーティリティを実行し、更新をテストします。
後で更新をロールバックする場合は、4.17.09 のロールバック プロセスの手順に沿って操作してください。
ローカル リポジトリから 4.17.09 に更新する手順
Edge ノードがファイアウォールの背後にあるか、インターネット経由での Apigee リポジトリ アクセスが禁止されている場合は、Apigee リポジトリのローカル リポジトリ(つまりミラー)から更新を行うことができます。
ローカル Edge リポジトリを作成した後、Edge をローカル リポジトリから更新する方法は 2 通りあります。
- リポジトリの .tar ファイルを作成してノードにコピーし、.tar ファイルから Edge を更新します。
- ローカル リポジトリを持つノードにウェブサーバーをインストールし、他のノードからアクセスできるようにします。Apigee には、Nginx ウェブサーバーが用意されています。独自のウェブサーバーを使用することもできます。
ローカルの 4.17.09 リポジトリから更新するには:
- Edge apigee-setup ユーティリティのインストールの「ローカルに Apigee リポジトリを作成する」の手順に沿って、4.17.09 リポジトリをローカルに作成します。
注: すでに 4.17.01/4.17.05 リポジトリが存在する場合は、Edge apigee-setup ユーティリティのインストールの「ローカルの Apigee リポジトリを更新する」の手順に沿って、4.17.09 リポジトリを追加できます。 -
.tar ファイルから apigee-service をインストールするには:
- ローカル リポジトリが存在するノードで次のコマンドを使用し、ローカル リポジトリを /opt/apigee/data/apigee-mirror/apigee-4.17.09.tar.gz という名前の単一の.tar ファイルにパッケージ化します。
> /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-mirror package - Edge を更新するノードに .tar ファイルをコピーします。たとえば、このファイルを新しいノードの /tmp ディレクトリにコピーします。
- 新しいノードで、ファイルを /tmp ディレクトリに解凍します。
> tar -xzf apigee-4.17.09.tar.gz
このコマンドにより、.tar ファイルが存在するディレクトリに repos という新しいディレクトリが作成されます。たとえば、/tmp/repos のようになります。 - /tmp/repos から Edge apigee-service ユーティリティと依存関係をインストールします。
> sudo bash /tmp/repos/bootstrap_4.17.09.sh apigeeprotocol="file://" apigeerepobasepath=/tmp/repos
コマンドに repos ディレクトリへのパスが含まれている点に注意してください。
- ローカル リポジトリが存在するノードで次のコマンドを使用し、ローカル リポジトリを /opt/apigee/data/apigee-mirror/apigee-4.17.09.tar.gz という名前の単一の.tar ファイルにパッケージ化します。
-
Nginx ウェブサーバーを使用して apigee-service をインストールするには:
- Edge apigee-setup ユーティリティのインストールの「Nginx ウェブサーバーを使用してリポジトリからインストールする」の手順に沿って、Nginx ウェブサーバーを構成します。
- リモートノードで、Edge の bootstrap_4.17.09.sh ファイルを /tmp/bootstrap_4.17.09.sh にダウンロードします。
> /usr/bin/curl http://uName:pWord@remoteRepo:3939/bootstrap_4.17.09.sh -o /tmp/bootstrap_4.17.09.sh
ここで、uName:pWord は、上記でリポジトリに設定したユーザー名とパスワードであり、remoteRepo はリポジトリ ノードの IP アドレスまたは DNS 名です。 - リモートノードで、Edge apigee-service ユーティリティと依存関係をインストールします。
> sudo bash /tmp/bootstrap_4.17.09.sh apigeerepohost=remoteRepo:3939 apigeeuser=uName apigeepassword=pWord apigeeprotocol=http://
ここで、uName:pWord はリポジトリのユーザー名とパスワードです。
- apigee-service を使用して apigee-setup ユーティリティを更新します。
> /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-setup update - Management Server の apigee-validate ユーティリティを更新します。
> /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-validate update - apigee-provision ユーティリティを更新します。
> /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-provision update - 次の「マシンの更新順序」に記載されている順序で、各ノードで update ユーティリティを実行します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c component -f configFile
構成ファイルに関する唯一の要件として、構成ファイルが「apigee」ユーザーからアクセス可能または読み取り可能である必要があります。
「-c」オプションを使用して、更新するコンポーネントを指定します。使用可能なコンポーネントのリストは次のとおりです。
ldap = OpenLDAP
cs = Cassandra
zk = Zookeeper
qpid = qpidd
ps = postgresql
edge =Edge UI 以外のすべての Edge コンポーネント: Management Server、Message Processor、Router、QPID Server、Postgres Server
ui = Edge UI
all = マシン上のすべてのコンポーネントを更新します(Edge aio インストール プロファイルまたは API BaaS asa インストール プロファイルにのみ使用)。
e = ElasticSearch
b = API BaaS スタック
p = API BaaS Portal
ebp = 同じノード上の ElasticSearch、API BaaS スタック、API BaaS Portal - インストールのテストの説明に従って、Management Server で apigee-validate ユーティリティを実行し、更新をテストします。
後で更新をロールバックする場合は、4.17.09 のロールバック プロセスの手順に沿って操作してください。
マシンの更新の順序
Edge インストールでは、マシンを更新する順序が重要です。更新時に特に考慮すべき事項は次のとおりです。
- 他のノードを更新する前に、すべての Cassandra ノードと ZooKeeper ノードを更新する必要があります。
- 複数の Edge コンポーネント(Management Server、Message Processor、Router、QPID Server、ただし Postgres Server は含まない)を搭載したマシンの場合は、「-c edge」オプションを使用して、すべてのコンポーネントを同時に更新します。
- 複数のマシンで行うよう指示されているステップは、指定されたマシン順に行ってください。
- Monetization の更新に関して特別な手順はありません。これは、「-c edge」オプションを指定すると更新されます。
1 ホストのスタンドアロン インストールの場合
- 4.17.01 から更新する場合は、Edge で SMTP を有効にしている場合は、構成ファイルで SMTPMAILFROM を設定します。このパラメータの形式は次のとおりです。
SMTPMAILFROM="My Company <myco@company.com>" - Cassandra と ZooKeeper を更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c cs,zk -f configFile - Qpid と Postgres を更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c qpid,ps -f configFile - postgresql を起動します。
> /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-postgresql start - LDAP を更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ldap -f configFile - 残りの Edge コンポーネントを更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c edge -f configFile - Edge UI を更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ui -f configFile
2 ホストのスタンドアロン インストールの場合
Edge のトポロジとノード番号の一覧については、インストール トポロジをご覧ください。
- 4.17.01 から更新する場合は、Edge で SMTP を有効にしている場合は、構成ファイルで SMTPMAILFROM を設定します。このパラメータの形式は次のとおりです。
SMTPMailFROM="My Company <myco@company.com>" - マシン 1 の Cassandra と ZooKeeper を更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c cs,zk -f configFile - マシン 2 の Qpid と Postgres を更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c qpid,ps -f configFile - マシン 2 で postgresql を起動します。
> /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-postgresql start - マシン 1 の LDAP を更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ldap -f configFile - マシン 2、1 の Edge コンポーネントを更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c edge -f configFile - マシン 1 の UI を更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ui -f configFile
5 ホストのクラスタ構成の場合
Edge のトポロジとノード番号の一覧については、インストール トポロジをご覧ください。
- 4.17.01 から更新する場合、Edge で SMTP を有効にしている場合は、構成ファイルで SMTPMailFROM を設定します。このパラメータの形式は次のとおりです。
SMTPMAILFROM="My Company <myco@company.com>" - マシン 1、2、3 の Cassandra と ZooKeeper を更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c cs,zk -f configFile - マシン 4 で Qpid と Postgres を更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c qpid,ps -f configFile - マシン 4 で postgresql を起動します。
> /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-postgresql start - マシン 5 で手順 3 と 4 を繰り返します。
- マシン 1 の LDAP を更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ldap -f configFile - マシン 4、5、1、2、3 の Edge コンポーネントを更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c edge -f configFile - マシン 1 の UI を更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ui -f configFile
9 ホストのクラスタ構成の場合
Edge のトポロジとノード番号の一覧については、インストール トポロジをご覧ください。
- 4.17.01 から更新する場合、Edge で SMTP を有効にしている場合は、構成ファイルで SMTPMailFROM を設定します。このパラメータの形式は次のとおりです。
SMTPMAILFROM="My Company <myco@company.com>" - マシン 1、2、3 の Cassandra と ZooKeeper を更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c cs,zk -f configFile - マシン 6 で Qpid と Postgres を更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c qpid,ps -f configFile - マシン 6 で postgresql を起動します。
> /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-postgresql start - マシン 7 で手順 3 と 4 を繰り返します。
- マシン 1 の LDAP を更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ldap -f configFile - マシン 6、7、8、9、1、4、5 の順に Edge コンポーネントを更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c edge -f configFile - マシン 1 の UI を更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ui -f configFile
13 ホストクラスタ構成の場合
Edge トポロジとノード番号のリストについては、インストール トポロジをご覧ください。
- 4.17.01 から更新する場合は、Edge で SMTP を有効にしている場合は、構成ファイルで SMTPMAILFROM を設定します。このパラメータの形式は次のとおりです。
SMTPMailFROM="My Company <myco@company.com>" - マシン 1、2、3 の Cassandra と ZooKeeper を更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c cs,zk -f configFile - マシン 12 で Qpid と Postgres を更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c qpid,ps -f configFile - マシン 12 で postgresql を起動します。
> /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-postgresql start - マシン 13 で手順 3 と 4 を繰り返します。
- マシン 4 と 5 の LDAP を更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ldap -f configFile - マシン 12、13、8、9、6、7、10、11 の順序で Edge コンポーネントを更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c edge -f configFile - マシン 6、7 の UI を更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ui -f configFile
12 ホストクラスタ構成の場合
Edge トポロジとノード番号のリストについては、インストール トポロジをご覧ください。
- 4.17.01 から更新する場合は、Edge で SMTP を有効にしている場合は、構成ファイルで SMTPMAILFROM を設定します。このパラメータの形式は次のとおりです。
SMTPMAILFROM="My Company <myco@company.com>" - Cassandra と ZooKeeper を更新します。
- データセンター 1 のマシン 1、2、3 で、次のコマンドを実行します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c cs,zk -f configFile - データセンター 2 のマシン 7、8、9 の場合
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c cs,zk -f configFile
- データセンター 1 のマシン 1、2、3 で、次のコマンドを実行します。
- qpidd を更新します。
- データセンター 1 のマシン 4、5 で、次の手順を実施します。
- マシン 4 の qpidd を更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c qpid -f configFile - マシン 5 で、手順 1 を繰り返します。
- マシン 4 の qpidd を更新します。
- データセンター 2 のマシン 10、11 で、次の手順を実施します。
- マシン 10 の qpidd を更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c qpid -f configFile - マシン 11 で、手順 1 を繰り返します。
- マシン 10 の qpidd を更新します。
- データセンター 1 のマシン 4、5 で、次の手順を実施します。
-
postgresql を更新します。
-
データセンター 1 のマシン 6
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ps -f configFile
> /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-postgresql start -
データセンター 2 のマシン 12
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ps -f configFile
> /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-postgresql start
-
- LDAP を更新します。
- データセンター 1 のマシン 1
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ldap -f configFile - データセンター 2 のマシン 7
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ldap -f configFile
- データセンター 1 のマシン 1
- Edge コンポーネントを更新します。
- データセンター 1 のマシン 4、5、6、1、2、3
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c edge -f configFile - データセンター 2 のマシン 10、11、12、7、8、9
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c edge -f configFile
- データセンター 1 のマシン 4、5、6、1、2、3
- UI を更新します。
- データセンター 1 のマシン 1:
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ui -f configFile - データセンター 2 のマシン 7:
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ui -f configFile
- データセンター 1 のマシン 1:
7 ホストの API BaaS インストールの場合
- 構成ファイルで SMTPMAILFROM を設定します。このパラメータの形式は次のとおりです。
SMTPMAILFROM="My Company <myco@company.com>" - マシン 5、6、7 で Cassandra を更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c cs -f configFile -
マシン 1、2、3 で ElasticSearch と API BaaS スタックを更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c e,b -f configFile - マシン 4 の API BaaS ポータルを更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c p -f configFile
10 ホストの API BaaS インストールの場合
- 構成ファイルで SMTPMailFROM を設定します。このパラメータの形式は次のとおりです。
SMTPMAILFROM="My Company <myco@company.com>" - マシン 8、9、10 で Cassandra を更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c cs -f configFile - マシン 1、2、3 で ElasticSearch を更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c e -f configFile - マシン 4、5、6 で API BaaS スタックを更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c b -f configFile - マシン 7 で API BaaS Portal を更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c p -f configFile
2 つのデータセンターの API BaaS インストールの場合
この手順では、両方のデータセンターの Cassandra ノードを更新する必要があります。これらの Cassandra ノードを Edge と共有している場合は、通常、Edge の更新の一環としてこれらのノードを更新します。
- 構成ファイルで SMTPMAILFROM を設定します。このパラメータの形式は次のとおりです。
SMTPMAILFROM="My Company <myco@company.com>" - 2 つのデータセンターの正しいレプリケーション係数を使用して Cassandra キースペースを更新します。このステップは、どちらかのデータセンターの任意の Cassandra サーバーで一度だけ行います。
注: 以下のコマンドはすべて、レプリケーション係数を 3 に設定します。これはクラスタ内に 3 つの Cassandra ノードがあることを示します。実際のインストール環境に合わせて、この値を変更します。- Cassandra cqlsh ユーティリティを起動します。
> /opt/apigee/apigee-cassandra/bin/cqlsh cassandraIP - cqlsh> プロンプトに対して以下の CQL コマンドを実行して、Cassandra キースペースのレプリケーション レベルを設定します。
- cqlsh> ALTER KEYSPACE "Apigee_Baas_dc_1" WITH replication = { 'class': 'NetworkTopologyStrategy', 'dc-1': '3','dc-2': '3' };
- cqlsh> ALTER KEYSPACE "Apigee_Baas" WITH replication = { 'class': 'NetworkTopologyStrategy', 'dc-1': '3','dc-2': '3' };
- cqlsh> ALTER KEYSPACE "Apigee_Baas_Locks" WITH replication = { 'class': 'NetworkTopologyStrategy', 'dc-1': '3','dc-2': '3' };
- cqlsh> ALTER KEYSPACE "system_traces" WITH replication = { 'class': 'NetworkTopologyStrategy', 'dc-1': '3','dc-2': '3' };
- cqlsh> ALTER KEYSPACE "Apigee_Baas_dc_2" WITH replication = { 'class': 'NetworkTopologyStrategy', 'dc-1': '3','dc-2': '3' };
- 次のコマンドを使用してキースペースを表示します。
cqlsh> select * from system.schema_keyspaces; - cqlsh を終了します。
cqlsh> exit
- Cassandra cqlsh ユーティリティを起動します。
- (Edge の更新の一環として Cassandra を更新しなかった場合のみ)データセンター 1 の Cassandra ノードを 1 台ずつ更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c cs -f configFile - (Edge の更新の一環として Cassandra を更新していない場合のみ)データセンター 2 の Cassandra ノードを 1 台ずつ更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c cs -f configFile - データセンター 1 のマシンで ElasticSearch を 1 台ずつ更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c e -f configFile - データセンター 2 のマシンで、一度に 1 台ずつ ElasticSearch を更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c e -f configFile - データセンター 1 のマシンで API BaaS スタックを 1 台ずつ更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c b -f configFile - データセンター 2 のマシンで API BaaS スタックを 1 台ずつ更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c b -f configFile - データセンター 1 のマシンで API BaaS Portal を 1 台ずつ更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c p -f configFile - データセンター 2 のマシンで API BaaS Portal を 1 台ずつ更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c p -f configFile - BaaS キースペースの値を更新します。これらのキースペースは、インストール時にレプリケーション用に設定する必要がありますが、実行時に設定する必要はありません。レプリケーションを削除すると、Cassandra メモリも節約できます。
このステップは、いずれかのデータセンターの任意の Cassandra サーバーで 1 度だけ実行する必要があります。- Cassandra cqlsh ユーティリティを起動します。
> /opt/apigee/apigee-cassandra/bin/cqlsh cassandraIP - 次の CQL コマンドを実行して、Cassandra キースペースのレプリケーション レベルを設定します。
- cqlsh> ALTER KEYSPACE "Apigee_Baas_dc_1" WITH replication = { 'class': 'NetworkTopologyStrategy', 'dc-1': '3' };
- cqlsh> ALTER KEYSPACE "Apigee_Baas_dc_2" WITH replication = { 'class': 'NetworkTopologyStrategy', 'dc-2': '3' };
- 次のコマンドを使用してキースペースを表示します。
cqlsh> select * from system.schema_keyspaces; - cqlsh を終了します。
cqlsh> exit
- Cassandra cqlsh ユーティリティを起動します。
標準インストール以外の場合
標準インストール以外の場合は、次の順に Edge コンポーネントを更新します。
- ZooKeeper
- Cassandra
- qpidd、ps
- LDAP
- Edge(すべてのノードの「-c edge」プロファイルを意味します)。順序は Qpid Server ノード、Postgres Server ノード、Management Server ノード、Message Processor ノード、Router ノードの順です。
注: ノードに Qpid Server と Postgres Server の両方がインストールされている場合は、「-c edge」プロファイルの手順を実行してください。 - Edge UI