API を管理するためのデフォルトの LDAP パスワード ポリシーの管理

Edge for Private Cloud v4.18.05

Apigee システムでは、API 管理環境でのユーザー認証に OpenLDAP が使用されます。OpenLDAP を使用すると、LDAP パスワード ポリシー機能を利用できます。

このセクションでは、デフォルトで用意されている LDAP パスワード ポリシーの構成方法について説明します。このパスワード ポリシーを使用することで、さまざまなパスワード認証方法を構成できます。たとえば、連続ログイン失敗の最大回数などを設定できます。この回数に達すると、ディレクトリに対するユーザーの認証にそのパスワードを使用できなくなります。

また、デフォルトのパスワード ポリシーで構成された属性に従ってロックされたユーザー アカウントをロック解除する、API の使用方法についても説明します。

追加情報については、以下をご覧ください。

デフォルトの LDAP パスワード ポリシーの構成

デフォルトの LDAP パスワード ポリシーを構成する手順は次のとおりです。

  1. Apache Studio や ldapmodify などの LDAP クライアントを使用して LDAP サーバーに接続します。デフォルトでは、OpenLDAP サーバーは OpenLDAP ノードのポート 10389 で待機します。

    接続するには、バインド DN または cn=manager,dc=apigee,dc=com のユーザーと、Edge のインストール時に設定した OpenLDAP パスワードを指定します。

  2. 上記のクライアントを使用して、以下のパスワード ポリシー属性に移動します。
    • Edge ユーザー: cn=default,ou=pwpolicies,dc=apigee,dc=com
    • Edge システム管理者: cn=sysadmin,ou=pwpolicies,dc=apigee,dc=com
  3. 必要に応じてパスワード ポリシー属性の値を編集します。
  4. 構成を保存します。

デフォルトの LDAP パスワード ポリシー属性

属性 説明 デフォルト

pwdExpireWarning
パスワードの期限切れまでの最大秒数。これに達すると、ディレクトリに対する認証を受けるユーザーに期限切れの警告メッセージが返されます。

604800

(7 日間)


pwdFailureCountInterval

過去のバインド試行の連続失敗回数が失敗カウンタから削除されるまでの秒数。

つまり、ログインの連続失敗回数がリセットされるまでの秒数です。

pwdFailureCountInterval を 0 に設定すると、認証が成功した場合にだけカウンタがリセットされます。

pwdFailureCountInterval を >0 に設定すると、認証が成功していない場合でも、この属性によって定義された期間が過ぎると、ログインの連続失敗回数が自動的にリセットされます。

この属性は pwdLockoutDuration 属性と同じ値に設定することをおすすめします。

300

pwdInHistory

pwdHistory 属性に保存される、ユーザーの使用済み(過去の)パスワードの最大数。

ユーザーがパスワードを変更する場合、変更後のパスワードとして過去に使用したパスワードを再び使用することはできません。

3

pwdLockout

TRUE の場合、パスワードが期限切れになったらユーザーをロックアウトしてログインできなくなるように指定します。

False

pwdLockoutDuration

連続ログイン失敗の最大回数を超えたために、ユーザーの認証にそのパスワードを使用できないままにする秒数。

つまり、pwdMaxFailure 属性によって設定された連続ログイン失敗の最大回数を超えたためにユーザー アカウントがロックされたままになる期間です。

pwdLockoutDuration を 0 に設定すると、システム管理者がロック解除するまでユーザー アカウントはロックされたままです。

ユーザー アカウントのロック解除をご覧ください。

pwdLockoutDuration を >0 に設定すると、この属性によって定義された期間、ユーザー アカウントはロックされたままです。この期間が過ぎると、ユーザー アカウントは自動的にロック解除されます。

この属性は pwdFailureCountInterval 属性と同じ値に設定することをおすすめします。

300

pwdMaxAge

ユーザー(システム管理者以外のユーザー)パスワードが期限切れになるまでの秒数。値を 0 にすると、パスワードは期限切れになりません。デフォルト値 2592000 は、パスワード作成時点から 30 日間です。

ユーザー: 2592000

システム管理者: 0


pwdMaxFailure

ログインの連続失敗の最大回数。この回数を超えると、そのパスワードをディレクトリに対するユーザーの認証に使用できなくなります。

3

pwdMinLength

設定するパスワードの必要最小限の文字数。

8

ユーザー アカウントのロック解除

ユーザーのアカウントは、パスワード ポリシーに設定された属性に従ってロックされます。システム管理者の Apigee 役割が割り当てられたユーザーは、次の API 呼び出しを使ってユーザーのアカウントをロック解除できます。userEmailadminEmailpassword は実際の値に置き換えてください。

ユーザーをロック解除するには次のように指定します。

/v1/users/userEmail/status?action=unlock -X POST -u adminEmail:password