Edge デモのインストール要件

Edge for Private Cloud は、単一のホストマシンにデモまたは概念実証インストールの一環としてインストールできます。このタイプのインストールは、Edge の「オールインワン」インストールと呼ばれます。ホストマシンには、以下のシステム前提条件を満たすスタンドアロン マシンまたは VM を使用できます。

Edge for Private Cloud をホストマシンにインストールした後、必要に応じて Apigee Developer Services ポータル(略して「ポータル」)を専用のホストマシンにインストールできます。

ライセンス

Edge のインストールごとに、Apigee から取得した固有のライセンス ファイルが必要となります。まだライセンスをお持ちでない場合は、こちらから Apigee にお問い合わせください。

Edge のシステム要件

次の表に、単一のホストマシンに Edge をインストールする場合のシステム要件を示します。

要件

説明

テスト

Apigee RPM リポジトリへのアクセス

https://software.apigee.com へのアクセスを確保する

リポジトリにアクセスするためのユーザー名 / パスワードを Apigee から受け取る

  • 評価のために Apigee を試用したい場合は、こちらからお問い合わせください。
  • Apigee の既存のお客様は、Apigee の担当者にお問い合わせください。

curl -v https://software.apigee.com で HTTP 200 が返されることを確認する

バックエンド サービスへのアクセス

バックエンド サービスへのアクセスを確保する

curl -v http://backend でバックエンド サービスへのアクセスを確認する

ライセンスキー

ライセンスキーが添付された Apigee からのメールを確認する

ライセンスキーがホストマシンにデプロイされていることを確認する

OS バージョン

サポートされている OS のバージョンについては、サポートされているソフトウェアとそのバージョンをご覧ください。

cat /etc/redhat-release で表示される OS バージョンがサポートされているバージョンであることを確認する

Java バージョン

サポート対象の Java バージョン:

  • Oracle JDK 1.8
  • OpenJDK 1.8

java -version でインストールされている Java のバージョンを確認する

必要な Java バージョンが見つからない場合は、Edge インストーラがそのバージョンをダウンロードしてインストールします。

CPU コアの数

8 以上

lscpu で CPU の数を確認する

cat /proc/cpuinfo で CPU の情報を確認する

RAM

16 GB 以上

cat /proc/meminfo でメモリの情報を確認する

ディスク容量

100 GB 以上

df -h でディスク容量を確認する

df -h /opt で /opt(Edge がインストールされるディレクトリ)のディスク容量を確認する

ホスト名

ホストの IP アドレスに設定されたホスト名

hostname -i でホストの IP アドレスを確認する

ネットワーク

外部のインターネット アクセスが必要

RedHat OS の場合は RHEL yum リポジトリへのアクセスが必要

yum repolist で使用可能なリポジトリを確認する

RedHat の場合は、/etc/yum.repos.d/redhat-rhui.repo で使用可能なリポジトリを確認する

ポート、iptables、firewalld

ポート 8080、9000、9001、9002 が受信パケットを受け付けるようにする

この要件は OS と OS の構成によって異なります。現在の設定を表示できるコマンドがいくつかあります。

iptables -nvL

Linux 6.x: service iptables status

Linux 7.x: sysctl firewalld status

iptables や firewalld は必要に応じて停止できます。

SELinux

インストール中に、SELinux を無効にするか制限なしモードに設定する。必要に応じてインストール後に再度有効にする

SELinux を一時的に制限なしモードに設定する

Linux 6.x オペレーティング システムの場合:

echo 0 > /selinux/enforce

Edge のインストール後に再度有効にする:

echo 1 > /selinux/enforce

Linux 7.x オペレーティング システムの場合:

setenforce 0

Edge のインストール後に再度有効にする:

setenforce 1

SELinux を完全に無効にする方法については、Edge apigee-setup ユーティリティのインストールをご覧ください。

システム ユーザーのアクセス権

ユーザーのインストール要件:

  • sudo アクセスまたはルートアクセス
  • ホストマシンにユーザーを追加できること

sudo whoami で root が返されることを確認する

SMTP サーバー

SMTP サーバーにアクセスして新しい Edge ユーザーにメールを送信する

ポータルのシステム要件

Edge のインストールに使用したマシンとは異なるマシンにポータルをインストールできます。ポータルをインストールする前に、以下の要件を満たしていることを確認してください。

要件

説明

テスト

Apigee RPM リポジトリへのアクセス

https://software.apigee.com へのアクセスを確保する

リポジトリにアクセスするためのユーザー名 / パスワードを Apigee から受け取る

curl -v https://software.apigee.com で HTTP 200 が返されることを確認する

Edge がホストにインストールされている

ホストマシンに Edge をインストールしていることを確認する

上記の Edge のシステム要件をご覧ください。

ポート

ポート 8079 が有効でアクセス可能であることを確認する

netstat -nlptu | grep 8079