環境の管理

環境の管理は、Google Cloud Platform(GCP)Console とハイブリッド ランタイム構成ファイルを組み合わせて行えます。このセクションでは、新しい環境の作成、環境の詳細の編集、既存の環境の削除を GCP を使用して行う方法について説明します。環境の作成または削除を完了するには、その後でランタイム プレーンで overrides.yaml を更新する必要があります。

ハイブリッド UI で新しい環境を作成する

新しい環境を作成するには、次の手順を順番に行う必要があります。

  1. このセクションで説明する手順に従って、Google Cloud Platform(GCP)Console で新しい環境を作成します。

    および

  2. 環境を構成するの説明に従って、新しい環境を overrides.yaml ファイルにプロビジョニングします。

作成する環境は 25 個以下にすることをおすすめします。

新しい環境を作成するには:

  1. ブラウザでハイブリッド UI を開きます。
  2. 左側のナビゲーション メニューで [Admin] > [Environments] > [Overview] を選択します。

    一連のカードが表示されます。それぞれが既存の環境を表しています。

    UI で初めてこのビューにアクセスした場合、環境はありません。

  3. UI の右上にある [+Environment] をクリックします。

    [Define a new environment] ダイアログ ボックスが表示されます。

  4. [New Information] ダイアログ ボックスに次の情報を入力します。
    1. Display name: UI で使用される環境のわかりやすい名前。たとえば、「My Test Environment」と入力します。
    2. Environment name: 環境のプログラムによる名前。Hybrid ランタイムで環境を追加する場合、overrides.yaml ファイルで設定した値と一致させる必要があります。この値は API プロキシのリクエスト URL の一部になるため、スペースやその他の特殊文字を使用できません。使用できるのは文字、数字、ハイフンのみです。たとえば、「MyEnvironment」と入力します。
    3. Description (optional): 環境に関する追加情報。リマインダーとして追加します。

    [Description] を除くすべてのフィールドが入力必須です。

  5. [OK] をクリックします。

    Apigee が新しい環境を作成している間、カードには次の例のように「Pending Provisioning」というラベルが表示されます。

    新しい環境がプロビジョニングされるまで数分かかることがあります。

    プロビジョニングが完了しても、実行すべき手順がもう 1 つあります。ランタイムの overrides.yaml ファイルに環境を追加する必要があります。

  6. Kubernetes 管理マシンで、環境を構成するの説明に従って、新しい環境をランタイムの overrides.yaml ファイルに追加します。

ハイブリッド UI で既存の環境を編集する

ハイブリッド UI で既存の環境の次のプロパティを変更できます。

  • Display name
  • Description

既存の環境を編集するには:

  1. ブラウザでハイブリッド UI を開きます。
  2. 左側のナビゲーション メニューで [Environments] を選択します。
  3. 編集する環境のカードを特定します。

    次の例は、4 つの異なる環境のカードを示しています。

  4. 環境のカードをクリックします。

    [About] ビューにその環境の詳細が表示されます。

  5. [About] ビューの鉛筆アイコンをクリックします。

    [Edit Environment] ダイアログ ボックスが表示されます。

  6. [Display name] フィールドや [Description] フィールドの値を編集します。
  7. [Save] をクリックします。

ハイブリッド UI で既存の環境を削除する

既存の環境を削除するには、次の順序で行います。

  1. このセクションの説明に従って、ハイブリッド UI で環境を削除します。

    および

  2. 環境を構成するの説明に従って、ランタイムから環境を削除します。

既存の環境を削除するには:

  1. ブラウザでハイブリッド UI を開きます。
  2. 左側のナビゲーション メニューで [Environments] を選択します。

    一連のカードが表示されます。それぞれがハイブリッド組織内の環境を表しています。

  3. 削除する環境のカードを特定します。
  4. その環境のその他メニューをクリックし、[Delete] を選択します。

    確認ダイアログ ボックスが表示されます。

  5. [OK] をクリックして、環境を削除します。

    環境が削除されている間、UI の環境のカードには「Pending Deletion」ラベルが表示されます。

    削除が完了するまで数分かかる場合があります。

  6. 環境を構成するの説明に従って、ランタイムの overrides.yaml ファイルから環境を削除します。