Apigee Edge 4.18.01 から 4.18.05 への更新

Edge for Private Cloud v4.18.05

このセクションでは、次のアップグレードを行う方法について説明します。

  • 4.18.01 から 4.18.05 まで

更新を行えるユーザー

更新を行うユーザーは、Edge をインストールしたユーザーか root として実行するユーザーである必要があります。

Edge RPM をインストールした後は、すべてのユーザーが構成できます。

更新する必要のあるコンポーネント

すべての Edge コンポーネントを更新する必要があります。Edge では、コンポーネントのバージョンが複数である設定はサポートしていません。

プロパティ設定の自動伝播

/opt/apigee/customer/application.properties ファイルを編集してプロパティを設定している場合、それらの値は更新の際にも保持されます。

前提条件を更新する

Apigee Edge をアップグレードする前に、次の前提条件を確認してください。

  • すべてのノードをバックアップする
    安全上の理由により、更新を行う前にすべてのノードを完全にバックアップすることをおすすめします。現在のバージョンの Edge でバックアップを行うには、次の手順を使用します。

    これにより、新しいバージョンへの更新が正常に行われなかった場合に備えて、バックアップ プランを用意できます。バックアップの詳細については、バックアップと復元をご覧ください。

  • Edge が実行中であることを確認する
    次のコマンドを使用して、Edge が更新中に起動していることを確認します。
    /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-all status

New Edge エクスペリエンスの更新

4.18.01 で Beta 版 New Edge エクスペリエンスをインストールした場合は、アンインストールして 4.18.05 バージョンの New Edge エクスペリエンスを新規インストールする必要があります。詳細については、The New Edge experience for Private Cloud(Beta)をご覧ください。

インストール構成の Edge 4.18.01 からの変更点に注意してください。New Edge エクスペリエンスの Edge 4.18.05 リリースでは、Edge 4.18.01 リリースから次に示す変更が構成ファイルに加えられました。新しいプロパティについては、インストール構成の Edge 4.18.01 からの変更点に記載されています。

更新が失敗した場合の対応

更新に失敗した場合は、問題の解決を試みた上で update.sh を再度実行できます。更新は複数回実行でき、最後に終了したところから続行させることができます。

失敗した結果、前のバージョンへの更新のロールバックが必要になった場合は、4.18.05 のロールバックをご覧ください。

更新情報のログ記録

デフォルトでは、update.sh ユーティリティにより次のファイルにログ情報が記録されます。

/opt/apigee/var/log/apigee-setup/update.log

update.sh ユーティリティを実行しているユーザーにディレクトリへのアクセス権がない場合は、/tmp ディレクトリの update_username.log という名前のファイルにログが書き込まれます。

ユーザーに /tmp へのアクセス権がない場合は、update.sh ユーティリティは書き込みに失敗します。

ゼロダウンタイムでの更新

ゼロダウンタイムでの更新(ローリング アップデート)により、Edge をダウンさせることなく、インストールした Edge を更新できます。

ゼロダウンタイムでの更新は、ノードが 5 台以上の構成でのみ利用可能です。

ゼロダウンタイムでのアップグレードの重要点は、各 Router をロードバランサから一度に 1 台ずつ削除することです。削除後、Router および Router と同じマシンにあるすべてのコンポーネントを更新してから、Router をロードバランサに追加し直します。

  1. マシンの更新順序を参照して、インストール環境に合致した正しい順序で各マシンを更新します。
  2. Router を更新するときは、任意の Router を 1 台選択し、サーバー(Message Processor または Router)の到達可能性の有効化 / 無効化を参照して、その Router を到達不能な状態にします。
  3. 選択した Router と、Router と同じマシンにある他のすべての Edge コンポーネントを更新します。すべての Edge 構成で、Router と Message Processor が同じノードに表示されます。
  4. Router を到達可能な状態に戻します。
  5. 残りの Router に対し、2 から 4 の手順を繰り返します。
  6. インストール中の残りのすべてのマシンで更新を続行します。

更新の前後で、次の点に注意してください。

  • Router と Message Processor ノードが混在している場合
    • 更新前 – 次の内容を実施します。
      1. Router を到達不能な状態にします。
      2. Message Processor を到達不能な状態にします。
    • 更新後 - 次の内容を実施します。
      1. Message Processor を到達可能な状態にします。
      2. Router を到達可能な状態にします。
  • 単一 Router ノードの場合
    • 更新前に、Router を到達不能な状態にします。
    • 更新後に、Router を到達可能な状態にします。
  • 単一 Message Processor ノードの場合
    • 更新前に、Message Processor を到達不能な状態にします。
    • 更新後に、Message Processor を到達可能な状態にします。

サイレント構成ファイルの使用

サイレント構成ファイルを更新コマンドに渡す必要があります。サイレント構成ファイルは、Edge 4.18.01 のインストールに使用したものと同じである必要があります。

外部とのインターネット接続があるノードで 4.18.05 に更新する

ノードで Edge コンポーネントを更新する手順は次のとおりです。

  1. Cassandra の修復オペレーションを行うように構成されている CRON ジョブがある場合は、更新が完了するまで無効にします。
  2. ノードに root としてログインし、Edge RPM をインストールします。
  3. yum-utilsyum-plugin-priorities をインストールします。
    sudo yum install yum-utils
        sudo yum install yum-plugin-priorities
  4. Edge apigee-setup ユーティリティをインストールするを参照し、SELinux を無効にします。
  5. Oracle 7.x にインストールしている場合は、次のコマンドを実行します。
    sudo yum-config-manager --enable ol7_optional_latest
  6. AWS にインストールしている場合は、次の yum-configure-manager コマンドを実行します。
    yum update rh-amazon-rhui-client.noarch
        sudo yum-config-manager --enable rhui-REGION-rhel-server-extras rhui-REGION-rhel-server-optional
  7. Edge 4.18.05 の bootstrap_4.18.05.sh ファイルを /tmp/bootstrap_4.18.05.sh にダウンロードします。
    curl https://software.apigee.com/bootstrap_4.18.05.sh -o /tmp/bootstrap_4.18.05.sh
  8. Edge 4.18.05 の apigee-service ユーティリティと依存関係をインストールします。
    sudo bash /tmp/bootstrap_4.18.05.sh apigeeuser=uName apigeepassword=pWord

    uName:pWord は、Apigee から取得したユーザー名とパスワードです。pWord を省略した場合は、入力が求められます。

    デフォルトでは、インストーラによって、Java 1.8 がインストールされているか確認されます。インストールしていない場合は、インストールされます。Java のインストールの処理方法について指定する場合は、JAVA_FIX オプションを使用します。JAVA_FIX は、次の値を取ります。

    • I: OpenJDK 1.8 をインストール(デフォルト)
    • C: Java をインストールせずに続行
    • Q: 停止。この場合、Java を自分でインストールする必要があります。
  9. apigee-service を使用して、apigee-setup ユーティリティを更新します。
    /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-setup update
  10. Management Server で apigee-validate ユーティリティを更新します。
    /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-validate update
  11. apigee-provision ユーティリティを更新します。
    /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-provision update
  12. マシンの更新順序に記載された順序で、ノードの update ユーティリティを実行します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c component -f configFile

    ここでの component は、更新する Edge コンポーネントです。有効な値は次のとおりです。

    • 「cs」= Cassandra
    • 「e」= ElasticSearch
    • 「edge」= Edge UI 以外のすべての Edge コンポーネント。Management Server、Message Processor、Router、QPID Server、Edge Postgres Server が含まれます。
    • 「ldap」= OpenLDAP
    • 「ps」= postgresql
    • 「qpid」= qpidd
    • 「sso」= Edge SSO(SSO をインストールしている場合)
    • 「ui」= Edge UI
    • 「zk」= Zookeeper

    また、configFile は 4.18.01 のインストール時に Edge コンポーネントを定義するために使用したものと同じ構成ファイルです。

    update.sh オプションに「all」を設定することで、すべてのコンポーネントに対して update.sh を実行できます。ただし、利用できるのは、Edge のオールインワン型(aio)インストール プロファイルがある場合のみです。次に例を示します。

    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c all -f ./sa_silent_config
  13. まだ再起動していない場合は、Edge UI コンポーネントを実行するすべてのノードで Edge UI コンポーネントを再起動します。
    /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service edge-ui restart
  14. apigee-validate を参照して、Management Server で apigee-validate ユーティリティを実行して、更新のテストを行います。

後で更新プログラムをロールバックする場合は、4.18.05 のロールバックに記載された手順に従ってください。

ローカル リポジトリから 4.18.05 へ更新する

Edge ノードがファイアウォールの内部にあるか、インターネット経由での Apigee リポジトリへのアクセスが禁止されている場合は、Apigee リポジトリのローカル リポジトリかミラーから更新できます。

ローカル Edge リポジトリを作成したら、Edge をローカル リポジトリから更新するには、2 つの方法があります。

  • リポジトリの .tar ファイルを作成して、ノードにコピーします。そして、.tar ファイル Edge を更新します。
  • ローカル リポジトリを使用してノードにウェブサーバーをインストールし、他のノードからアクセスできるようにします。Apigee では、Nginx ウェブサーバーが提供されています。自身のウェブサーバーを使用することもできます。

ローカルの 4.18.05 リポジトリから更新するには:

  1. Edge apigee-setup ユーティリティのインストールの「ローカルに Apigee リポジトリを作成する」を参照し、ローカルに 4.18.05 リポジトリを作成します。
  2. .tar ファイルから apigee-service をインストールするには:
    1. ローカル リポジトリのあるノードで次のコマンドを使用し、ローカル リポジトリを /opt/apigee/data/apigee-mirror/apigee-4.18.05.tar.gz という名前の単一の .tar ファイルにパッケージします。
      /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-mirror package
    2. .tar ファイルを Edge を更新するノードにコピーします。たとえば、新しいノードの /tmp ディレクトリにコピーします。
    3. 新しいノードで、tar ファイルを解凍し、/tmp ディレクトリに展開します。
      tar -xzf apigee-4.18.05tar.gz

      このコマンドにより、repos という名前の新しいディレクトリが作成されます。ディレクトリには .tar ファイルが含まれます。たとえば、/tmp/repos のようになります。

    4. /tmp/repos から Edge apigee-service ユーティリティと依存関係をインストールします。
      sudo bash /tmp/repos/bootstrap_4.18.05.sh apigeeprotocol="file://" apigeerepobasepath=/tmp/repos

      コマンドに、repos ディレクトリへのパスが含まれている点に注意してください。

  3. Nginx ウェブサーバーを使用して apigee-service をインストールするには:
    1. Edge apigee-setup ユーティリティのインストールの「Nginx ウェブサーバーを使用してリポジトリからインストールする」を参照し、Nginx ウェブサーバーを構成します。
    2. リモートノードで、Edge の bootstrap_4.18.05.sh ファイルを /tmp/bootstrap_4.18.05.sh にダウンロードします。
      /usr/bin/curl http://uName:pWord@remoteRepo:3939/bootstrap_4.18.05.sh -o /tmp/bootstrap_4.18.05.sh

      uName:pWord は、以前にリポジトリに設定したユーザー名とパスワードです。remoteRepo は、リポジトリのあるノードの IP アドレスまたは DNS 名です。

    3. リモートノードで、Edge apigee-setup ユーティリティと依存関係をインストールします。
      sudo bash /tmp/bootstrap_4.18.05.sh apigeerepohost=remoteRepo:3939 apigeeuser=uName apigeepassword=pWord apigeeprotocol=http://

      uName:pWord は、リポジトリのユーザー名とパスワードです。

  4. apigee-service を使用して、apigee-setup ユーティリティを更新します。
    /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-setup update 
  5. Management Server で apigee-validate ユーティリティを更新します。
    /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-validate update
  6. apigee-provision ユーティリティを更新します。
    /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-provision update
  7. マシンの更新順序に記載された順序で、ノードの update ユーティリティを実行します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c component -f configFile

    ここでの component は、更新する Edge コンポーネントです。通常、次のコンポーネントを更新します。

    • 「cs」= Cassandra
    • 「e」= ElasticSearch
    • 「edge」= Edge UI 以外のすべての Edge コンポーネント。「edge」を選択した場合のコンポーネントには、Management Server、Message Processor、Router、QPID Server、Edge Postgres Server が含まれます。
    • 「ldap」= OpenLDAP
    • 「ps」= postgresql
    • 「qpid」= qpidd
    • 「sso」= Edge SSO(SSO をインストールしている場合)
    • 「ui」= Edge UI
    • 「zk」= Zookeeper

    また、configFile は 4.18.01 のインストール時に Edge コンポーネントを定義するために使用したものと同じ構成ファイルです。

    update.sh オプションに「all」を設定することで、すべてのコンポーネントに対して update.sh を実行できます。ただし、利用できるのは、Edge のオールインワン型(aio)インストール プロファイルがある場合のみです。次に例を示します。

    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c all -f /tmp/sa_silent_config
  8. まだ再起動していない場合は、Edge UI コンポーネントを実行するすべてのノードで Edge UI コンポーネントを再起動します。
    /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service edge-ui restart
  9. apigee-validate を参照して、Management Server で apigee-validate ユーティリティを実行して、更新のテストを行います。

後で更新プログラムをロールバックする場合は、4.18.05 のロールバックに記載された手順に従ってください。

マシンの更新順序

Edge のインストールでは、マシンを更新する順序が重要です。

  • すべての Cassandra ノードと ZooKeeper ノードを、それ以外のノードよりも先に更新してください。
  • 複数の Edge コンポーネント(Management Server、Message Processor、Router、QPID Server。Postgres Server は該当せず)を搭載しているマシンでは、-c edge オプションを使用して、それらのコンポーネントをすべて同時に更新します。
  • 複数のマシンで行う必要がある手順に関しては、所定のマシン順序に従って実施します。
  • Monetization の更新に関して、特別の手順はありません。「-c edge」オプションを指定した場合に更新されます。

1 ノード スタンドアロン インストール

1 ノードのスタンドアロン インストールでは、次のコンポーネントをアップデートしてください。

  1. Cassandra および ZooKeeper を更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c cs,zk -f configFile
  2. Qpid と Postgres を更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c qpid,ps -f configFile
  3. postgresql を起動します。
    /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-postgresql start
  4. LDAP を更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ldap -f configFile
  5. 残りの Edge コンポーネントを更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c edge -f configFile
  6. Edge UI を更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ui -f configFile
  7. Edge SSO をインストールしている場合は、Edge SSO を更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c sso -f sso_config_file

    sso_config_file は、SSO をインストールした際に作成した構成ファイルになります。

  8. Edge UI コンポーネントを再起動します。
    /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service edge-ui restart

2 ノード スタンドアロン インストール

2 ノードのスタンドアロン インストールでは、次のコンポーネントをアップデートしてください。

Edge のトポロジとノード番号の一覧については、インストール トポロジをご覧ください。

  1. マシン 1 の Cassandra および ZooKeeper を更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c cs,zk -f configFile
  2. マシン 2 の Qpid と Postgres を更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c qpid,ps -f configFile
  3. マシン 2 で postgresql を起動します。
    /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-postgresql start
  4. マシン 1 の LDAP を更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ldap -f configFile
  5. マシン 2、1 の Edge コンポーネントを更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c edge -f configFile
  6. マシン 1 の UI を更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ui -f configFile
  7. Edge SSO をインストールしている場合は、マシン 1 の Edge SSO を更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c sso -f sso_config_file

    sso_config_file は、SSO をインストールした際に作成した構成ファイルになります。

  8. マシン 1 の Edge UI コンポーネントを再起動します。
    /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service edge-ui restart

5 ノード インストール

5 ノードのインストールでは、次のコンポーネントをアップデートしてください。

Edge のトポロジとノード番号の一覧については、インストール トポロジをご覧ください。

  1. マシン 1、2、3 の Cassandra および ZooKeeper を更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c cs,zk -f configFile
  2. マシン 4 の Qpid と Postgres を更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c qpid, ps -f configFile
  3. マシン 4 で postgresql を起動します。
    /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-postgresql start
  4. マシン 5 で手順 2 と 3 を繰り返します。
  5. マシン 1 の LDAP を更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ldap -f configFile
  6. マシン 4、5、1、2、3 の Edge コンポーネントを更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c edge -f configFile
  7. マシン 1 の UI を更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ui -f configFile
  8. Edge SSO をインストールしている場合は、マシン 1 の Edge SSO を更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c sso -f sso_config_file

    sso_config_file は、SSO をインストールした際に作成した構成ファイルになります。

  9. マシン 1 の Edge UI コンポーネントを再起動します。
    /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service edge-ui restart

9 ノードクラスタ インストール

9 ノードクラスタ インストールでは、次のコンポーネントを更新します。

Edge のトポロジとノード番号の一覧については、インストール トポロジをご覧ください。

  1. マシン 1、2、3 の Cassandra および ZooKeeper を更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c cs,zk -f configFile
  2. マシン 6、7 の Qpidd を更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c qpid -f configFile
  3. マシン 8 の postgresql を更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ps -f configFile
  4. マシン 8 で postgresql を起動します。
    /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-postgresql start
  5. マシン 9 で手順 3 と 4 を繰り返します。
  6. マシン 1 の LDAP を更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ldap -f configFile
  7. マシン 6、7、8、9、1、4、5 の順に Edge コンポーネントを更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c edge -f configFile
  8. マシン 1 の UI を更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ui -f configFile
  9. Edge SSO をインストールしている場合は、マシン 1 の Edge SSO を更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c sso -f sso_config_file

    sso_config_file は、SSO をインストールした際に作成した構成ファイルになります。

  10. マシン 1 の Edge UI コンポーネントを再起動します。
    /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service edge-ui restart

13 ノードクラスタ インストール

13 ノードクラスタ インストールでは、次のコンポーネントを更新します。

Edge のトポロジとノード番号の一覧については、インストール トポロジをご覧ください。

  1. マシン 1、2、3 の Cassandra および ZooKeeper を更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c cs,zk -f configFile
  2. マシン 12 の Qpid を更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c qpid -f configFile
  3. マシン 12 で postgresql を起動します。
    /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-postgresql start
  4. マシン 13 で手順 2 と 3 を繰り返します。
  5. マシン 4、5 の LDAP を更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ldap -f configFile
  6. マシン 12、13、8、9、6、7、10、11 の順に Edge コンポーネントを更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c edge -f configFile
  7. マシン 6、7 の UI を更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ui -f configFile
  8. Edge SSO をインストールしている場合は、マシン 6、7 の Edge SSO を更新します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c sso -f sso_config_file

    sso_config_file は、SSO をインストールした際に作成した構成ファイルになります。

  9. マシン 6、7 の Edge UI コンポーネントを再起動します。
    /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service edge-ui restart

12 ノードクラスタ インストール

12 ノードクラスタ インストールでは、次のコンポーネントを更新します。

Edge のトポロジとノード番号の一覧については、インストール トポロジをご覧ください。

  1. Cassandra および ZooKeeper を更新します。
    1. データセンター 1 のマシン 1、2、3 で、次のコマンドを実行します。
      /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c cs,zk -f configFile
    2. データセンター 2 のマシン 7、8、9 で、次のコマンドを実行します。
      /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c cs,zk -f configFile
  2. qpidd を更新します。
    1. データセンター 1 のマシン 4、5 で、次の手順を実施します。
      1. マシン 4 の qpidd を更新します。
        /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c qpid -f configFile
      2. マシン 5 で、手順 1 を繰り返します。
    2. データセンター 2 のマシン 10、11 で、次の手順を実施します。
      1. マシン 10 の qpidd を更新します。
        /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c qpid -f configFile
      2. マシン 11 で、手順 1 を繰り返します。
  3. postgresql を更新します。
    1. データセンター 1 のマシン 6 で、次のコマンドを実行します。
      /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ps -f configFile
      /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-postgresql start
    2. データセンター 2 のマシン 12 で、次のコマンドを実行します。
      /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ps -f configFile
      /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service apigee-postgresql start
  4. LDAP を更新します。
    1. データセンター 1 のマシン 1 で、次のコマンドを実行します。
      /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ldap -f configFile
    2. データセンター 2 のマシン 7 で、次のコマンドを実行します。
      /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ldap -f configFile
  5. Edge コンポーネントを更新します。
    1. データセンター 1 のマシン 4、5、6、1、2、3 で、次のコマンドを実行します。
      /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c edge -f configFile
    2. データセンター 2 の 10、11、12、7、8、9 で、次のコマンドを実行します。
      /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c edge -f configFile
  6. UI を更新します。
    1. データセンター 1 のマシン 1 で、次のコマンドを実行します。
      /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ui -f configFile
    2. データセンター 2 のマシン 7 で、次のコマンドを実行します。
      /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c ui -f configFile
    3. マシン 1、7 の Edge UI コンポーネントを再起動します。
      /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service edge-ui restart
  7. Edge SSO をインストールしている場合は、Edge SSO を更新します。
    1. データセンター 1 のマシン 1 で、次のコマンドを実行します。
      /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c sso -f sso_config_file
    2. データセンター 2 のマシン 7 で、次のコマンドを実行します。
      /opt/apigee/apigee-setup/bin/update.sh -c sso -f sso_config_file
    3. sso_config_file は、SSO をインストールした際に作成した構成ファイルになります。

標準インストール以外の場合

標準インストール以外の場合は、次の順に Edge コンポーネントを更新します。

  1. ZooKeeper
  2. Cassandra
  3. qpidd、ps
  4. LDAP
  5. Edge、すべてのノードで「-c edge」プロファイルの順に従ってください。つまり、Qpid Server、Edge Postgres Server、Management Server、Message Processor、Router の順になります。
  6. Edge UI
  7. Edge SSO

更新が完了したら、Edge UI コンポーネントを実行しているすべてのマシンで Edge UI コンポーネントを再起動してください。