新しい Edge for Private Cloud(ベータ版)のエクスペリエンス

Edge for Private Cloud v4.18.05

Apigee は、API 管理ユーザー インターフェースのメジャー アップデートを発表しました。新しい Edge エクスペリエンスは、Apigee Edge プラットフォームの既存の機能をベースに機能強化を行いました。

サポートされる機能

新しい Edge(ベータ版)エクスペリエンスと従来の Edge エクスペリエンスでは、Private Cloud で使用できる機能に違いがあります。次の表を参考にして、API プロキシ管理ライフサイクルの各フェーズで使用するインターフェースを選択してください。また、新しい Edge での API プロキシ管理についてもご覧ください。

機能 新しい Edge エクスペリエンス(Private Cloud ベータ版) 従来の Edge エクスペリエンス
API プロキシの開発 チェックマーク チェックマーク
分析ダッシュボード チェックマーク チェックマーク
組織管理 チェックマーク チェックマーク
環境構成 チェックマーク チェックマーク
Drupal を使用したポータル コンテンツの開発 チェックマーク チェックマーク
収益化 チェックマーク

新しい Edge での API プロキシ管理について

新しい Edge インターフェースでは、サイド ナビゲーション バーを使用して API プロキシ管理のフェーズを簡単に移動できます。Apigee Edge では、API プロキシの管理フェーズとして開発公開分析管理をサポートしています。これらのフェーズについては、以降のセクションで詳しく説明します。

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開発

開発フェーズでは、API の設計、構築、保護を行います。

フェーズ 説明
仕様
  • コードを記述することなく、REST API のモデリング、検証、テスト、文書化を行います。
  • OpenAPI 仕様を管理し、安全なリポジトリに保存します。
API プロキシ
  • OpenAPI 仕様を使用して、API プロキシを作成します。
  • フローを構築してポリシーを適用し、API に対するアクセスの管理と保護を行います。
  • OpenAPI 仕様の宣言とスコープを使用し、OAuth で API を保護します。
共有フロー ポリシーとリソースを組み合わせて 1 つの共有フローにします。このフローは、複数の API プロキシからアクセスすることも、他の共有フローからアクセスすることもできます。
オフライン トレース 以前に保存されたトレース セッションを表示し、分析します。

公開

公開フェーズでは、API とそのアプリのコンシューマを登録し、API のリストを表示するポータルを構築します。

フェーズ 説明
デベロッパー API のユーザーを登録します。
アプリ API にアクセスするデベロッパー アプリの登録と管理を行います。
API プロダクト 公開する API を API プロダクトにバンドルします。
ポータル

API の一覧を表示し、API へのアクセスを管理するデベロッパー ポータルを構築します。

分析

分析フェーズでは、API を分析し、パフォーマンスに基づいて調査を行います。

フェーズ 説明
API プロキシ パフォーマンス API プロキシのトラフィック パターンと処理時間を確認します。
ビジネス トランザクション 複数の API プロキシで特定の API のトラフィックをモニタリングし、パターンを比較します。
キャッシュ パフォーマンス Apigee Edge キャッシュの値を評価します。
デベロッパー エンゲージメント 最も多くの API トラフィックを生成している登録済みのアプリ開発者を特定します。
デバイス API にアクセスしているデバイスとサーバーを確認します。
エラー分析 API プロキシとターゲットのエラー率を確認します。
GeoMap 地理的に異なる場所のトラフィック パターン、エラーパターン、サービス品質を確認します。
レイテンシ分析 API プロキシで発生する可能性があるレイテンシの問題を確認します。
レポート API プログラムで測定する対象を正確に指定します。
ターゲットのパフォーマンス API プロキシ バックエンド ターゲットのトラフィック パターンとパフォーマンス指標を可視化します。
トラフィック構成 API プログラム全体に対する上位の API、アプリ、開発者、プロダクトの影響を相対的に評価します。

管理

管理フェーズでは、組織のユーザー、役割、証明書を管理し、ユーザー、役割、組織に関連するアクティビティをモニタリングします。

フェーズ 説明
ユーザー 組織内のユーザーを管理します。
役割 役割ベースのアクセス制御により、組織に対するアクセスを管理します。
環境 キャッシュKey-Value マップターゲット サーバー仮想ホストTLS / SSL などのランタイム環境を管理します。
監査ログ ログを参照して、ユーザー、役割、組織関連のアクティビティを確認します。

新しい Edge エクスペリエンスのインストール

新しい Edge エクスペリエンスのインストール方法については、新しい Edge エクスペリエンスのベータ版リリースのインストールをご覧ください。

従来の Edge UI への切り替え

API プロキシの管理ライフサイクルの中で、いつでも従来の Edge エクスペリエンスに切り替えることができます。新しい Edge から従来の Edge UI に切り替えるには、サイド ナビゲーション バーで [Switch to Classic] をクリックします。

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