バックアップと復元

このセクションでは、Apigee Edge のオンプレミス インストールでのバックアップと復元のタスクについて説明します。常に、Apigee Edge コンポーネント、つまり構成やデータのバックアップを定期的に作成し、システム障害が発生した場合に確実に復元されるようにすることをおすすめします。バックアップと復元の手順を使用することで、システムの他の部分に影響を及ぼすことなくシステム全体(すべてのコンポーネントを含む)の状態を復元できます。

バックアップの対象

Apigee Edge のオンプレミス デプロイメントでは、以下の Edge コンポーネントをバックアップする必要があります。

  • apigee-cassandra(Cassandra)
  • apigee-openldap(OpenLDAP)
  • apigee-postgresql(PostgreSQL データベース)
  • apigee-qpidd(Qpidd)
  • apigee-zookeeper(ZooKeeper)
  • edge-management-server(Management Server)
  • edge-message-processor(Message Processor)
  • edge-postgres-server(Postgres Server)
  • edge-qpid-server(Qpid Server)
  • edge-router(Edge Router)
  • edge-ui(Edge UI)

目標復旧時間(RTO)と目標復旧時点(RPO)

RTO とは、事業継続の中断に伴う受け入れがたい結果を回避するために、災害(または中断)の発生後にビジネス プロセスを復元するまでに許容できる時間とサービスレベルです。

RPO とは、重大なインシデントが原因で IT サービスからデータが失われている状態を許容できる最大期間です。いずれの目標も、復旧方針にバックアップ計画を導入する前に考慮しておく必要があります。

始める前に: 役立つ情報

たとえば、組織が LDAP、ZooKeeper、Cassandra を使用している場合などは、インストール データが複数のシステム間に分散していることがあります。バックアップと復元に関しては、次の注意事項を必ずお守りください。

  • 複数の Cassandra ノードがある場合は、一度に 1 つずつバックアップします。
  • 複数の ZooKeeper ノードがある場合は、一度に 1 つずつバックアップします。ZooKeeper はバックアップ処理によって一時的にシャットダウンされます。
  • 複数の Postgres ノードがある場合は、一度に 1 つずつバックアップします。
  • その他すべての Edge コンポーネントは、Ansible や Chef などのツールを使用してすべてのノードで同時にバックアップできます。
  • ZooKeeper、Cassandra、LDAP のいずれかのノードを復元する際(特に、バックアップの作成時以降に組織 / 環境が作成された場合)は、一貫性を確保するため 3 つのノードすべてを復元することをおすすめします。
  • LDAP またはグローバル管理者のパスワードが失われた / 破損した場合は、最終バックアップと実行中のシステムについて同じ認証情報を取得するために完全なバックアップが必要です。
  • バックアップ ユーティリティは、生成されたバックアップ ファイルを /opt/apigee/backup/compcomp はコンポーネントの名前)に書き込みます。サイズの大きいバックアップ ファイルが多数作成される可能性があるため、/opt/apigee/backup にバックアップ ファイル専用のディスクをマウントできます。
  • PostreSQL を除き、バックアップ ファイルはすべて次の形式で命名されます。
    backup-year.month.day,hour.min.seconds.tar.gz

    例:

    backup-2018.05.29,11.13.41.tar.gz

    PostreSQL のバックアップ ファイルは次のように命名されます。

    year.month.day,hour.min.seconds.dump