Error Code Analysis ダッシュボード

このダッシュボードの内容

[Error Code Analysis] ダッシュボードには、API プロキシおよびターゲットのエラー率に関する情報が表示されます。[Error Code Analysis] ダッシュボードのエラーは、次のとおり計算されます。

  • プロキシエラーの計算には、レスポンス コードが使用されます。

  • ターゲット エラーの計算には、ターゲット レスポンス コードが使用されます。

[Error Code Analysis] ダッシュボードでレポートされるエラーは、[API Proxy Performance] ダッシュボードでレポートされるエラーと異なる場合があります。後者のダッシュボードでは、is_error フロー変数に基づいてエラー率が計算されるためです。この変数は API プロキシで明示的に設定できるため、プロキシ レスポンスまたはターゲット レスポンスのエラーコードとは関連性がありません。

エラー率は次のとおり計算されます。

  • ターゲット エラーはプロキシで処理できるため、そのまま成功レスポンスが返されます。この場合、そのエラーは、プロキシエラーではなく、ターゲット エラーとしてカウントされます。

  • ターゲット レスポンスが成功したか存在せず、プロキシからエラーが返された場合、そのエラーはプロキシ エラーとしてカウントされます。

  • プロキシとターゲットの両方からエラーが返された場合、そのエラーはターゲット エラーとしてカウントされます。

動画: [Error Code Analysis] ダッシュボードの概要を説明する短い動画をご覧ください。

Error Code Analysis ダッシュボード(一部のみ表示)

下記の手順に従って、[Error Code Analysis] ダッシュボードにアクセスします。

Edge

Edge UI を使用して [Error Code Analysis] ダッシュボードにアクセスするには:

  1. https://apigee.com/edge にログインします。
  2. [Analyze] > [API Metrics] > [Error Code Analysis] を選択します。

Classic Edge(Private Cloud)

Classic Edge UI を使用して [Error Code Analysis] ダッシュボードにアクセスするには:

  1. http://ms-ip:9000 にログインします。ここで、ms-ip は、Management Server ノードの IP アドレスまたは DNS 名です。
  2. [Analytics] > [Error Code Analysis] を選択します。

次に示すダッシュボードが開きます。

このダッシュボードの測定内容

エラー構成

指標 説明
Total Errors

指定期間中に Apigee Edge 組織で確認された、すべてのリクエストおよびレスポンスに起因するプロキシエラーとターゲット エラーの合計数です。

Total ErrorsProxy ErrorsTarget Errors の計算については、このダッシュボードの内容をご覧ください。

Proxy Errors 指定期間中に Apigee Edge 組織で確認されたプロキシエラー(レスポンス コードで判別)の合計数です。クライアントからのリクエスト全体が Apigee Edge で受信されてから、そのリクエストがバックエンド ターゲットに送信されるまでの間に測定されたプロキシエラーが対象となります。
Target Errors 指定期間中に Apigee Edge 組織で確認されたターゲット エラー(ターゲット レスポンス コードで判別)の合計数です。Apigee Edge からバックエンド ターゲットにリクエスト全体が送信されてから、レスポンスがクライアント アプリに返されるまでの間に測定されたターゲット エラーが対象となります。

プロキシエラー

指標 説明
Total Proxy Errors 指定期間中に Apigee Edge 組織で確認されたプロキシエラーの合計数です。クライアントからのリクエスト全体が Apigee Edge で受信されてから、そのリクエストがバックエンド ターゲットに送信されるまでの間に測定されたプロキシエラーが対象となります。
4XX HTTP 4xx エラーの原因となったプロキシエラーの数を示します。HTTP ステータス コードの完全なリストについては、HTTP 仕様の Status Code Definitions をご覧ください。
5XX HTTP 5xx エラーの原因となった API リクエストの数を示します。HTTP ステータス コードの完全なリストについては、HTTP 仕様の Status Code Definitions をご覧ください。

ターゲット エラー

指標 説明
Total Target Errors 指定期間中に Apigee Edge 組織で確認されたターゲット エラーの合計数です。Apigee Edge からバックエンド ターゲットにリクエスト全体が送信されてから、レスポンスがクライアント アプリに返されるまでの間に測定されたターゲット エラーが対象となります。
4XX HTTP 4xx エラーの原因となったターゲット エラーの数です。HTTP ステータス コードの完全なリストについては、HTTP 仕様の Status Code Definitions をご覧ください。
5XX HTTP 5xx エラーの原因となったターゲット エラーの数です。HTTP ステータス コードの完全なリストについては、HTTP 仕様の Status Code Definitions をご覧ください。

プロキシ別のエラー

指標 説明
<Proxy name>

指定期間中に Apigee Edge 組織で確認されたプロキシエラーの合計数を個々のプロキシ別に示します。棒にカーソルを合わせると、各プロキシ リクエスト フローおよびターゲット リクエスト フローにそれぞれ起因するエラーの数が表示されます。

クライアントからのリクエスト全体が Apigee Edge で受信されてから、そのリクエストがバックエンド ターゲットに送信されるまでの間に測定されたプロキシエラーが対象となります。

ターゲット別のエラー

指標 説明
<Target name>

指定期間中に Apigee Edge 組織で確認されたターゲット エラーの合計数を個々のターゲット別に示します。ターゲットに到達しなかった呼び出しの数は、[Target Not Contacted] 列に表示されます。棒にカーソルを合わせると、各プロキシ レスポンス フローおよびターゲット レスポンス フローにそれぞれ起因するエラーの数が表示されます。

Apigee Edge からバックエンド ターゲットにリクエスト全体が送信されてから、レスポンスがクライアント アプリに返されるまでの間に測定されたターゲット エラーが対象となります。グラフには、プロキシ レスポンス フローおよびターゲット レスポンス フローにそれぞれ起因するエラーの数が表示されます。

レスポンス コード別のプロキシエラー

指標 説明
<Response Code>

指定期間中に Apigee Edge 組織で確認されたプロキシエラーの合計数を返されたレスポンス コード別に示します。棒にカーソルを合わせると、各レスポンス コードが返されたエラーの数が表示されます。

レスポンス コード別のターゲット エラー

指標 説明
<Response Code>

指定期間中に Apigee Edge 組織で確認されたターゲット エラーの合計数を返されたレスポンス コード別に示します。棒にカーソルを合わせると、各レスポンス コードが返されたエラーの数が表示されます。

このダッシュボードについて知っておく必要があるその他の事項

プロキシの指標は、すべて表示することも、ダッシュボードの上部にある [Proxy] プルダウン メニューを使って特定のプロキシにドリルダウンすることもできます。

各チャートの右側にあるリスト領域では、インタラクティブに操作できます。リスト内の行を選択すると、チャート内の表示を切り替えることができます。

このダッシュボードでは、標準的なコントロールを使用します。たとえば、日付およびデータの集約セレクタ、グラフにカーソルを合わせて詳細なコンテキストを表示、CSV データのエクスポートなどです。詳しくは、Analytics ダッシュボードの使用をご覧ください。