複数の Edge UI インスタンスのサポート

Edge for Private Cloud v4.19.01

高可用性シナリオでは、複数の Edge UI インスタンスをインストールできます。ただし、2 つの Edge UI インスタンスをインストールした後、それぞれのインスタンス間でプロパティ設定を同期させるために、インストール後のタスクを行う必要があります。

具体的には、次のプロパティに同じ値が入るように 2 つの UI インスタンスを構成してください。

application.secret=value
    mail.smtp.credential=value
    apigee.mgmt.credential=value
    

さらに、TLS を使用するように構成する場合は、両方のインスタンスで同じ証明書と鍵を使用するようにしてください。

HTTP を使用する Edge UI インスタンスを構成する

  1. 1 つ目の Edge UI インスタンスをホストしているノードにログインします(UI 自体にログインするのではなく、ノード上のユーザーとしてログインします)。
  2. エディタで /opt/apigee/edge-ui/conf/apigee.conf を開き、後で使用するために次のプロパティの値をコピーします。
    mail.smtp.credential="value"
        apigee.mgmt.credential="value"
  3. エディタで /opt/apigee/edge-ui/conf/application.conf を開き、後で使用するために次のプロパティの値をコピーします。
    application.secret="value"
  4. 2 つ目の Edge UI インスタンスをホストしているノードにログインします。
  5. エディタで 2 つ目の UI インスタンス上の /opt/apigee/customer/application/ui.properties を開きます。ファイルが存在しない場合は、作成します。
  6. 次のプロパティを /opt/apigee/customer/application/ui.properties に追加し、1 つ目の UI インスタンスからコピーした値を入れます。
    conf_application_application.secret="value"
        conf_apigee_mail.smtp.credential="value"
        conf_apigee_apigee.mgmt.credential="value"

    conf_application_ または conf_apigee_ をそれぞれの値の前に付けていることに注意してください。

  7. ファイルを保存します。
  8. /opt/apigee/customer/application/ui.properties の所有者が「apigee」ユーザーであることを確認します。
    chown apigee:apigee /opt/apigee/customer/application/ui.properties
  9. 2 つ目の UI インスタンスを再起動します。
    /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service edge-ui restart

これで、ユーザーは両方の UI インスタンスにログインできます。

TLS / HTTPS を使用する Edge UI インスタンスを構成する

  1. 管理 UI の TLS を構成するの説明に従って、1 つ目の UI インスタンスが TLS / HTTPS を使用するように構成します。
  2. 上記の 2 つ目の Edge UI インスタンスを HTTP 用に構成して、必要なプロパティを同期させます。
  3. 証明書と鍵を含む JKS ファイルを、1 つ目の UI インスタンスから、2 つ目の UI インスタンスをホストするノードにコピーします。
  4. 管理 UI の TLS を構成するの説明に従って、2 つ目の UI インスタンスが TLS / HTTPS を使用するように構成します。