Edge for Private Cloud v4.18.01
このドキュメントでは、既存の Edge for Private Cloud インストールに 3 つの新しい Cassandra ノードを追加する方法について説明します。
既存の Edge インストールに 1 つまたは 2 つの Cassandra ノードを追加できますが、一度に 3 つのノードを追加することをおすすめします。
Cassandra ノードのシステム要件については、インストール要件をご覧ください。
既存の Edge 構成
本番環境システムでサポートされるすべての Edge トポロジでは、3 つの Cassandra ノードを使用するよう定められています。3 つのノードは、次のように構成ファイルの CASS_HOSTS プロパティに指定されます。
IP1=10.10.0.1 IP2=10.10.0.2 IP3=10.10.0.3 HOSTIP=$(hostname -i) ADMIN_EMAIL=opdk@google.com APIGEE_ADMINPW=Secret123 LICENSE_FILE=/tmp/license.txt MSIP=$IP1 USE_LDAP_REMOTE_HOST=n LDAP_TYPE=1 APIGEE_LDAPPW=secret MP_POD=gateway REGION=dc-1 ZK_HOSTS="$IP1 $IP2 $IP3" ZK_CLIENT_HOSTS="$IP1 $IP2 $IP3" # Must use IP addresses for CASS_HOSTS, not DNS names. CASS_HOSTS="$IP1:1,1 $IP2:1,1 $IP3:1,1" SKIP_SMTP=n SMTPHOST=smtp.example.com SMTPUSER=smtp@example.com SMTPPASSWORD=smtppwd
REGION プロパティで「dc-1」というリージョン名が指定されていることに注意してください。この情報は、新しい Cassandra ノードを追加する際に必要になります。
構成ファイルを変更して 3 つの新しい Cassandra ノードを追加する
この例で追加する 3 つの Cassandra ノードの IP アドレスは次のとおりです。
- 10.10.0.14
- 10.10.0.15
- 10.10.0.16
まず、Edge 構成ファイルを更新して新しいノードを追加する必要があります。
IP1=10.10.0.1 IP2=10.10.0.2 IP3=10.10.0.3 # Add the new node IP addresses. IP14=10.10.0.14 IP15=10.10.0.15 IP16=10.10.0.16 HOSTIP=$(hostname -i) ADMIN_EMAIL=opdk@google.com ... # Update CASS_HOSTS to add each new node after an existing nodes. # Must use IP addresses for CASS_HOSTS, not DNS names. CASS_HOSTS="$IP1:1,1 $IP14:1,1 $IP2:1,1 $IP15:1,1 $IP3:1,1 $IP16:1,1"
重要: 新しい Cassandra ノードは、CASS_HOSTS の既存のノードの後に追加します。
これにより、既存ノードの初期トークンの設定が維持され、それぞれの新しいノードの初期トークン値は複数の既存ノードのトークン値の間になります。
Edge を構成する
構成ファイルを編集したら、次の作業を行います。
- 既存の Cassandra ノードを再構成する
- 新しいノードに Cassandra をインストールする
- Management Server を再構成する
既存の Cassandra ノードを再構成する
既存の Cassandra ノードで次の操作を行います。
- 「-p c」プロファイルと新しい構成ファイルを指定して setup.sh を実行します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/setup.sh -p c -f updatedConfigFile
新しいノードに Cassandra をインストールする
新しい Cassandra ノードで、次の操作を行います。
- 3 つのノードに Cassandra をインストールします。
- Edge apigee-setup ユーティリティをインストールするの説明に従って、最初のノードに apigee-setup をインストールします。
- 更新した構成ファイルを使用して、最初のノードに Cassandra をインストールします。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/setup.sh -p c -f updatedConfigFile - 残りの新しい Cassandra ノードで上記の手順を繰り返します。
- 構成ファイルの REGION プロパティで設定されたリージョン名を指定して、3 つの新しい Cassandra ノードを再構築します。この例では、リージョン名は「dc-1」です。
- 最初のノードで、次のコマンドを実行します。
> /opt/apigee/apigee-cassandra/bin/nodetool -h nodeIP rebuild dc-1
ここで、nodeIP は Cassandra ノードの IP アドレスです。 - 残りの新しい Cassandra ノードにもこの手順を行います。
- 最初のノードで、次のコマンドを実行します。
Management Server を再構成する
Management-Server ノードで次の手順を行います。
- setup.sh を再実行して、新たに追加した Cassandra ノードを反映するよう Management Server を更新します。
> /opt/apigee/apigee-setup/bin/setup.sh -p ms -f updatedConfigFile
すべての Router と Message Processor を再起動する
- すべてのルーターで:
> /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service edge-router restart - すべての Message Processor で:
> /opt/apigee/apigee-service/bin/apigee-service edge-message-processor restart
既存の Cassandra ノードでメモリを解放する
既存の Cassandra ノードで nodetool cleanup コマンドを実行してメモリを解放します。
> /opt/apigee/apigee-cassandra/bin/nodetool -h cassandraIP cleanup