Qpid Broker-J を構成する

このドキュメントでは、Edge for Private Cloud の apigee-qpidd コンポーネントの構成を設定してオーバーライドする方法について説明します。Edge for Private Cloud のこのバージョンでは、Qpid コンポーネントに Java ベースのブローカー(Broker-J)が含まれています。Broker-J の詳細については、Apache Qpid Broker-J をご覧ください。

Qpid 管理コンソールについて

Qpid Broker-J の構成と管理は、 Qpid Web 管理コンソールで行うことができます。コンソールを使用して Qpid のキューとメッセージをモニタリングする方法については、 Apache Qpid Broker-J のモニタリングをご覧ください。

以降のセクションでは、プロパティ ファイル(構成付きコード、CwC とも呼ばれます)を編集して Qpid 管理コンソールの構成を管理する方法について説明します。

インストール時に Qpid 管理コンソールの認証情報を構成する

インストール プロセス中に Qpid 管理コンソールの認証情報を構成するには:

  1. インストール トポロジの Edge 構成ファイルを開きます。Edge 構成ファイルをご覧ください。
  2. ユーザー名とパスワードの認証情報変数を設定します。
    # silent.conf
    QPID_MGMT_USERNAME=USERNAME
    QPID_MGMT_PASSWORD=PASSWORD
  3. 設定スクリプトを実行します。
    /opt/apigee/apigee-setup/bin/setup.sh -p qs -f configFile

Qpid 管理コンソールの認証情報を変更する

インストール後に Qpid 管理コンソールの認証情報を変更するには:

  1. 一時ファイルを作成して、次の変数を設定します。(必要に応じて、元の構成ファイルを使用することもできます)。
    # silent.conf
    QPID_MGMT_USERNAME=USERNAME
    QPID_MGMT_PASSWORD=PASSWORD
  2. 次のコマンドを実行します。
    apigee-service apigee-qpidd set_management_credentials -f CONFIG_FILE
  3. Qpid ブローカーを再起動します。
    apigee-service apigee-qpidd restart
  4. 各 Qpid ノードでこれらの手順を 1 つずつ繰り返します。

デフォルトの Qpid ブローカー構成をオーバーライドする

  1. ファイル
    APIGEE_ROOT/customer/application/qpidd.properties
    を作成または編集します。
  2. 必要に応じて構成を追加、削除、変更します。次の例では、管理認証情報とデフォルトのポータル ポート番号を変更します。
    # Example for modifying management credentials and port.
    
    conf_qpidd_qpid.authenticationproviders.users.name=username
    conf_qpidd_qpid.authenticationproviders.users.password=pass123
    
    # Example for setting the management portal port. Default is 8090.
      
    conf_qpidd_qpid.ports.http_port=10001
  3. 変更を保存し、ファイルの所有者が apigee ユーザーで、apigee ユーザーがファイルを読み取れるようにします。
    chown apigee:apigee APIGEE_ROOT/customer/application/qpidd.properties
  4. qpidd プロセスを再起動します。
    apigee-service apigee-qpidd restart