概要
Extract Variables ポリシーは、リクエストまたはレスポンスからコンテンツを抽出し、そのコンテンツに変数の値を設定します。ヘッダー、URI パス、JSON ペイロード、XML ペイロード、フォーム パラメータ、クエリ パラメータなど、メッセージの任意の部分を抽出できます。このポリシーは、メッセージ コンテンツにテキスト パターンを適用し、一致するものを見つけると、変数を設定し、指定されたメッセージ コンテンツを代入するという仕組みになっています。
このポリシーはリクエストやレスポンスのメッセージから情報を抽出するためによく使用できます。また、Access Entity ポリシー、XML オブジェクト、または JSON オブジェクトで作成されたエンティティを含めて、他のソースから情報を抽出するために使用することもできます。
指定されたメッセージ コンテンツを抽出すると、他のポリシーでリクエストとレスポンスの処理の一部としてこの変数を参照できます。
動画
Extract Variables ポリシーの詳細については、次の動画をご覧ください。
動画 | 説明 |
---|---|
XML ペイロードから変数を抽出する | Extract Variable ポリシーを使用して、XML ペイロードから変数を抽出します。 |
JSON ペイロードから変数を抽出する | Extract Variable ポリシーを使用して、JSON ペイロードから変数を抽出します。 |
パラメータから変数を抽出する | クエリ、ヘッダー、フォーム、URI パラメータなどのパラメータから、変数を抽出します。 |
複数値のパラメータから変数を抽出する | 複数値のパラメータから変数を抽出します。 |
クエリ パラメータから変数を抽出する(Classic Edge) | Classic Edge UI を使用して、クエリ パラメータから変数を抽出します。 |
XML または JSON ペイロードから変数を抽出する(Classic Edge) | Classic Edge UI を使用して、XML または JSON ペイロードから変数を抽出します。 |
サンプル
これらのポリシーコードのサンプルは、次のタイプのアーティファクトから変数を抽出する方法を示しています。
GitHub
下記のリンクは、Edge でデプロイして実行できる API プロキシのサンプルを指しています。これらは ExitVariables を使用し、GitHub 上の Apigee の api-platform-samples リポジトリにあります。README では、それぞれの場合に ExtractVariables がどのように使用されるか、また各サンプルをデプロイして実行する方法が説明されています。
- 変数を抽出して変数を割り当てるサンプル(JSON メッセージと XML メッセージからデータを抽出する)
- Access Entity のサンプル
- ページ分割とキャッシュ保存のサンプル
- ターゲット URL のルート変更のサンプル
- ポリシー構成マッシュアップのサンプル
URI
<ExtractVariables name="ExtractVariables-1"> <DisplayName>Extract a portion of the url path</DisplayName> <Source>request</Source> <URIPath> <Pattern ignoreCase="true">/accounts/{id}</Pattern> </URIPath> <VariablePrefix>urirequest</VariablePrefix> <IgnoreUnresolvedVariables>true</IgnoreUnresolvedVariables> </ExtractVariables>
上記のサンプル ポリシーコードを見てください。<URIPath>
要素は、Extract Variables ポリシーに URI パスから情報を抽出するように指示します。<Pattern>
要素は、URI パスに適用するパターンを指定します。パターンは単純なテンプレートとして扱われ、中かっこは URI パスの可変部を示します。
設定する変数の名前は、<VariablePrefix>
要素で指定した値と、<Pattern>
要素の中かっこ {} で囲まれた値によって決まります。2 つの値は、間にあるドットで結合され、たとえば urirequest.id
の変数名になります。<VariablePrefix>
要素がない場合、変数名は中かっこで囲まれた値になります。
上記のサンプル ポリシーコードが次の受信リクエストに適用されるとどうなるか考えてみましょう。
GET http://org1-test.apigee.net/svc1/accounts/12797282
API プロキシのベースパスが /svc1
であるとします。Apigee Edge は、この受信リクエストに上記の ExtractVariables ポリシーコードを適用するときに、変数 urirequest.id
を 12797282
に設定します。Apigee Edge がポリシーを実行した後、処理フロー内の後続のポリシーまたはコードで、urirequest.id
という名前の変数を参照して文字列値 12797282
を取得できます。
たとえば次の AssignMessage ポリシーは、その変数の値を新しいリクエスト メッセージのペイロードに埋め込みます。
<AssignMessage async="false" continueOnError="false" enabled="true" name="AssignPayload"> <DisplayName>AssignPayload</DisplayName> <Set> <Payload contentType="text/xml"> <IdExtractedFromURI>{urirequest.id}</IdExtractedFromURI> </Payload> </Set> <IgnoreUnresolvedVariables>true</IgnoreUnresolvedVariables> <AssignTo createNew="true" transport="http" type="request">newRequest</AssignTo> </AssignMessage>
クエリ パラメータ
<ExtractVariables name="ExtractVariables-2"> <DisplayName>Extract a value from a query parameter</DisplayName> <Source>request</Source> <QueryParam name="code"> <Pattern ignoreCase="true">DBN{dbncode}</Pattern> </QueryParam> <VariablePrefix>queryinfo</VariablePrefix> <IgnoreUnresolvedVariables>true</IgnoreUnresolvedVariables> </ExtractVariables>
code
code
DBNXXXXX
DBN
XXXXX
上記のサンプル ポリシーコードが次の受信リクエストに適用されるとどうなるか考えてみましょう。
GET http://org1-test.apigee.net/accounts/12797282?code=DBN88271
Apigee Edge は、この受信リクエストに上記の Extract Variables ポリシーコードを適用するときに、変数 queryinfo.dbncode
を 88271
に設定します。Apigee Edge がポリシーを実行した後、処理フロー内の後続のポリシーまたはコードで、queryinfo.dbncode
という名前の変数を参照して文字列値 88271
を取得できます。
これで、プロキシで変数 queryinfo.dbncode
にアクセスできるようになりました。たとえば次の AssignMessage ポリシーは、これをリクエストのペイロードにコピーします。
<AssignMessage async="false" continueOnError="false" enabled="true" name="GetURIPath"> <DisplayName>GetQP</DisplayName> <Set> <Payload contentType="text/xml"> <ExtractQP>{queryinfo.dbncode}</ExtractQP> </Payload> </Set> <IgnoreUnresolvedVariables>true</IgnoreUnresolvedVariables> <AssignTo createNew="false" transport="http" type="request"/> </AssignMessage>
複数のパラメータ
<ExtractVariables name="ExtractVariables-2"> <DisplayName>Extract a value from a query parameter</DisplayName> <Source>request</Source> <QueryParam name="w"> <Pattern ignoreCase="true">{firstWeather}</Pattern> </QueryParam> <QueryParam name="w.2"> <Pattern ignoreCase="true">{secondWeather}</Pattern> </QueryParam> <VariablePrefix>queryinfo</VariablePrefix> <IgnoreUnresolvedVariables>true</IgnoreUnresolvedVariables> </ExtractVariables>
同じ名前のクエリ パラメータを複数指定できるように API を設計した場合、このポリシーを使用すると、上のサンプルのようにクエリ パラメータ「w」の複数のインスタンスの値を抽出できます。複数のクエリ パラメータを Extract Variables ポリシーで参照するには、名前にインデックスを使用し、クエリ パラメータの最初のインスタンスはインデックスなし、2 番目は 2、3 番目は 3、のようにインデックスを追加します。
上記のサンプル ポリシーコードが次の受信リクエストに適用されるとどうなるか考えてみましょう。
GET http://org1-test.apigee.net/weather?w=Boston&w=Chicago
Apigee Edge は、この受信リクエストに上記の Extract Variables ポリシーコードを適用するときに、変数 queryinfo.firstWeather
を Boston
に設定し、変数 queryInfo.secondWeather
を Chicago
に設定します。
これで、プロキシの変数 queryinfo.firstWeather
と変数 queryinfo.secondWeather にアクセスできるようになりました。たとえば次の AssignMessage ポリシーは、これをリクエストのペイロードにコピーします。
<AssignMessage async="false" continueOnError="false" enabled="true" name="GetURIPath"> <DisplayName>GetQP</DisplayName> <Set> <Payload contentType="text/xml"> <ExtractQP1>{queryinfo.firstWeather}</ExtractQP1> <ExtractQP2>{queryinfo.secondWeather}</ExtractQP2> </Payload> </Set> <IgnoreUnresolvedVariables>true</IgnoreUnresolvedVariables> <AssignTo createNew="false" transport="http" type="request"/> </AssignMessage>
ヘッダー
<ExtractVariables name='ExtractVariable-OauthToken'> <Source>request</Source> <Header name="Authorization"> <Pattern ignoreCase="false">Bearer {oauthtoken}</Pattern> </Header> <VariablePrefix>clientrequest</VariablePrefix> <IgnoreUnresolvedVariables>true</IgnoreUnresolvedVariables> </ExtractVariables>
API で OAuth v2.0 署名なしトークンを使用しているとします。上記のサンプル ポリシー コードで、Authorization: Bearer TU08xptfFfeM7aS0xHqlxTgEAdAM.
のようなヘッダーが含まれる OAuth v2.0 トークンを送信するリクエストを考えてみましょう。
キャッシュ ルックアップのキーとして、ヘッダー全体ではなくトークン値を使用することを検討している API デザイナーは、上記の Extract Variables ポリシーコードを使用してトークンを抽出できます。
Apigee Edge は、このヘッダーに上記の Extract Variables ポリシーコードを適用するときに、変数 clientrequest.oauthtoken
を TU08xptfFfeM7aS0xHqlxTgEAdAM
に設定します。
これで、プロキシで変数 clientrequest.oauthtoken
にアクセスできるようになりました。たとえば次の AssignMessage ポリシーは、これをリクエストのペイロードにコピーします。
<AssignMessage async="false" continueOnError="false" enabled="true" name="GetURIPath"> <DisplayName>GetHeader</DisplayName> <Set> <Payload contentType="text/xml"> <ExtractHeader>{clientrequest.oauthtoken}</ExtractHeader> </Payload> </Set> <IgnoreUnresolvedVariables>true</IgnoreUnresolvedVariables> <AssignTo createNew="false" transport="http" type="request"/> </AssignMessage>
JSON
<ExtractVariables name="ExtractVariables-3"> <Source>response</Source> <JSONPayload> <Variable name="latitude" type="float"> <JSONPath>$.results[0].geometry.location.lat</JSONPath> </Variable> <Variable name="longitude" type="float"> <JSONPath>$.results[0].geometry.location.lng</JSONPath> </Variable> </JSONPayload> <VariablePrefix>geocoderesponse</VariablePrefix> </ExtractVariables>
<JSONPayload>
$
次の JSON レスポンス ペイロードを見てください。
{ "results": [{ "geometry": { "location": { "lat": 37.42291810, "lng": -122.08542120 }, "location_type": "ROOFTOP", "viewport": { "northeast": { "lat": 37.42426708029149, "lng": -122.0840722197085 }, "southwest": { "lat": 37.42156911970850, "lng": -122.0867701802915 } } } }] }
Apigee Edge は、この JSON メッセージに上記の Extract Variables ポリシーコードを適用するときに、2 つの変数 geocoderesponse.latitude
と geocoderesponse.longitude
を設定します。どちらの変数でも同じ変数接頭辞 geocoderesponse
を使用します。これらの変数の接尾辞は、<Variable>
要素の name
属性によって明示的に指定されます。
変数 geocoderesponse.latitude
は値 37.42291810
を取得します。変数 geocoderesponse.longitude
は値 -122.08542120
を取得します。
これで、プロキシで変数 geocoderesponse.latitude
にアクセスできるようになりました。たとえば次の AssignMessage ポリシーは、これをレスポンスの "latitude" というヘッダーにコピーします。
<AssignMessage async="false" continueOnError="false" enabled="true" name="GetURIPath"> <DisplayName>GetJSONVar</DisplayName> <Add> <Headers> <Header name="latitude">{geocoderesponse.latitude}</Header> </Headers> </Add> <IgnoreUnresolvedVariables>true</IgnoreUnresolvedVariables> <AssignTo createNew="false" transport="http" type="response"/> </AssignMessage>
XML
<ExtractVariables name="ExtractVariables-4"> <Source>response</Source> <XMLPayload> <Namespaces> <Namespace prefix="dir">urn:43BFF88D-D204-4427-B6BA-140AF393142F</Namespace> </Namespaces> <Variable name="travelmode" type="string"> <XPath>/dir:Directions/dir:route/dir:leg/dir:step/@mode</XPath> </Variable> <Variable name="duration" type="string"> <XPath>/dir:Directions/dir:route/dir:leg/dir:step/dir:duration/dir:value</XPath> </Variable> <Variable name="timeunit" type="string"> <XPath>/dir:Directions/dir:route/dir:leg/dir:step/dir:duration/dir:text</XPath> </Variable> </XMLPayload> <VariablePrefix>directionsresponse</VariablePrefix> </ExtractVariables>
<XMLPayload>
次の XML レスポンス ペイロードを見てください。
<Directions xmlns="urn:43BFF88D-D204-4427-B6BA-140AF393142F"> <status>OK</status> <route> <summary>I-40 W</summary> <leg> <step mode="DRIVING"> <start_location> <lat>41.8507300</lat> <lng>-87.6512600</lng> </start_location> <end_location> <lat>41.8525800</lat> <lng>-87.6514100</lng> </end_location> <duration> <value>19</value> <text>minutes</text> </duration> </step> </leg> </route> </DirectionsResponse>
Apigee Edge は、この XML メッセージに上記の Extract Variables ポリシーコードを適用するときに、3 つの変数 directionsresponse.travelmode,
、directionsresponse.duration
、directionsresponse.timeunit
を設定します。すべての変数で、同じ変数接頭辞 directionsresponse
を使用します。これらの変数の接尾辞は、<Variable>
要素の name
属性によって明示的に指定されます。
変数 directionsresponse.travelmode
は値 DRIVING
を取得します。変数 directionsresponse.duration
は値 19
を取得します。変数 directionsresponse.timeunit
は値 minutes
を取得します。
これで、プロキシで変数 directionresponse.travelmode
にアクセスできるようになりました。たとえば次の AssignMessage ポリシーは、これをレスポンスの "tmode" というヘッダーにコピーします。
<AssignMessage async="false" continueOnError="false" enabled="true" name="GetURIPath"> <DisplayName>GetXMLVar</DisplayName> <Add> <Headers> <Header name="tmode">{directionsresponse.travelmode}</Header> </Headers> </Add> <IgnoreUnresolvedVariables>true</IgnoreUnresolvedVariables> <AssignTo createNew="false" transport="http" type="request"/> </AssignMessage>
Extract Variables ポリシーについて
API デベロッパーは、ヘッダー、URI パス、ペイロード、クエリ パラメータなどのメッセージ コンテンツに基づいて異なる動作をする API プロキシを構築します。多くの場合、プロキシはこのコンテンツの一部を抽出し、条件文で使用します。抽出するために使われるのが Extract Variables ポリシーです。
Extract Variables ポリシーを定義するときは、次の選択が可能です。
- 設定する変数の名前
- 変数のソース
- 抽出と設定を行う変数の数
ポリシーが実行されると、コンテンツにテキスト パターンが適用され、一致するものが見つかると、指定された変数の値がそのコンテンツに設定されます。設定されたこれらの変数は、他のポリシーやコードで使用して、動的な動作を実行することや、ビジネスデータを Edge API Analytics に送信できます。
コンテンツ ドリブン分析レポートの作成に Extract Variables を使用する方法については、カスタム分析を使用して API メッセージ コンテンツを分析するをご覧ください。
スコープ
Extract Variables ポリシーで設定された変数のスコープはグローバルです。つまり、Extract Variables ポリシーで新しい変数を定義した後は、フローの任意のステージ(Extract Variables ポリシーの後)で、ポリシーまたはコードからその変数にアクセスできます。次のものが含まれます。
- PreFlow: ProxyEndpoint と TargetEndpoint(リクエストとレスポンス)
- PostFlow: ProxyEndpoint と TargetEndpoint(リクエストとレスポンス)
- PostClientFlow: ProxyEndpoint(レスポンスのみ。Message Logging ポリシーを使用)
- エラーフロー
マッチングと変数の作成について
Extract Variables ポリシーは、リクエストやレスポンスから情報を抽出し、その情報を変数に書き込みます。抽出できる情報の種類(URI パスや XML データなど)ごとに、マッチングのパターンと、抽出した情報の保持に使用する変数の名前を指定します。
ただし、パターン マッチングの方法は抽出する情報の種類によって異なります。次のセクションでは、抽出できる情報の 2 つの基本的なカテゴリについて説明します。
URI パス、クエリ パラメータ、ヘッダー、フォーム パラメータ、変数のマッチング
URI パス、クエリ パラメータ、ヘッダー、フォーム パラメータ、変数から情報を抽出する場合は、<Pattern>タグを使用して、一致するパターンを 1 つ以上指定します。たとえば次のポリシー サンプルは、URI パスのマッチング パターンを 1 つ示しています。
<ExtractVariables name="ExtractVariables-1"> <Source>request</Source> <URIPath> <Pattern ignoreCase="true">/a/{pathSeg}</Pattern> </URIPath> <VariablePrefix>urirequest</VariablePrefix> <IgnoreUnresolvedVariables>true</IgnoreUnresolvedVariables> </ExtractVariables>
この例では、urirequest.pathSeg 変数が proxy.pathsuffix の「/a/」より後の部分に表示される内容に設定されています。たとえば、API プロキシのベースパスが /basepath/v1 であるとします。http://myCo.com/basepath/v1/a/b への受信リクエストでは、変数が「b」に設定されます。
複数のパターンを指定する
<Pattern> タグに応じて、次のように一致する複数のパターンを指定できます。
- すべてのパターンが一致するかどうかテストされます。
- 一致するパターンがない場合、ポリシーは何もせず、変数も作成されません。
- 複数のパターンが一致する場合、最長のパスセグメントを持つパターンが抽出に使用されます。
- 2 つのマッチング パターンが同じ最長のパスセグメントを持つ場合、ポリシーで最初に指定されたパターンが抽出に使用されます。
次の例では、URI パスに対するマッチング パターンを 3 つ含むポリシーを作成しています。
<ExtractVariables name="ExtractVariables-1"> <Source>request</Source> <URIPath> <Pattern ignoreCase="true">/a/{pathSeg}</Pattern> <Pattern ignoreCase="true">/a/b/{pathSeg}</Pattern> <Pattern ignoreCase="true">/a/b/c/{pathSeg}</Pattern> </URIPath> <VariablePrefix>urirequest</VariablePrefix> <IgnoreUnresolvedVariables>true</IgnoreUnresolvedVariables> </ExtractVariables>
ベースパスが /basepath/v1 の API プロキシの場合、API プロキシへの受信リクエスト URL は次のようになります。
http://myCo.com/basepath/v1/a/b
この例では、最初のパターンが URI と一致し、urirequest.pathSeg 変数が「b」に設定されます。
次のリクエスト URL の場合、
http://myCo.com/basepath/v1/a/b/c/d
3 番目のパターンが一致し、urirequest.pathSeg 変数が「d」に設定されます。
複数の変数を含むパターンを指定する
マッチング パターンに複数の変数を指定できます。たとえば、2 つの変数を使用してマッチング パターンを指定します。
<ExtractVariables name="ExtractVariables-1"> <Source>request</Source> <URIPath> <Pattern ignoreCase="true">/a/{pathSeg}</Pattern> <Pattern ignoreCase="true">/a/b/{pathSeg}</Pattern> <Pattern ignoreCase="true">/a/{pathSeg1}/c/{pathSeg2}</Pattern> </URIPath> <VariablePrefix>urirequest</VariablePrefix> <IgnoreUnresolvedVariables>true</IgnoreUnresolvedVariables> </ExtractVariables>
受信リクエスト URL のベースパスが /basepath/v1 の API プロキシを想定します。
http://myCo.com/basepath/v1/a/b/c/d
urirequest.pathSeg1 変数が「b」に設定され、urirequest.pathSeg2 変数が「d」に設定されます。
パターンで複数のインスタンスをマッチングする
同じ名前を持つ項目のインスタンスが複数ある場合も、マッチング パターンを使用できます。たとえば、同じ名前を持つ、複数のクエリ パラメータや複数のヘッダーを含むリクエストを作成できます。次のリクエストには、「w」という名前の 2 つのクエリ パラメータが含まれています。
http://myCo.com/basepath/v1/a/b/c/d?w=1&w=2
複数のクエリ パラメータを Extract Variables ポリシーで参照するには、名前にインデックスを使用し、クエリ パラメータの最初のインスタンスはインデックスなし、2 番目は 2、3 番目は 3 のようにインデックスを追加します。たとえば次のポリシーは、リクエストの「w」という 2 番目のクエリ パラメータの値を抽出します。
<ExtractVariables name="ExtractVariables-1"> <Source>request</Source> <QueryParam name="w.2"> <Pattern ignoreCase="true">{secondW}</Pattern> </QueryParam> <VariablePrefix>urirequest</VariablePrefix> <IgnoreUnresolvedVariables>true</IgnoreUnresolvedVariables> </ExtractVariables>
urirequest.secondW 変数が「2」に設定されます。2 番目のクエリ パラメータがリクエストで省略されている場合、urirequest.secondW 変数は空になります。リクエストに同じ名前の項目が複数ある場合は、常にインデックスを使用します。
パターンに特殊文字を使用する
URI パスのマッチングでは、パターンにワイルドカード文字 * と ** を使用できます。ここで、
- * はパスの任意の 1 つのセグメントに一致します
- ** はパスの複数のセグメントに一致します
たとえば、次のように <URIPath> 要素にパターンを指定します。
<URIPath> <Pattern ignoreCase="true">/a/*/{id}</Pattern> <Pattern ignoreCase="true">/a/**/{id}</Pattern> </URIPath>
最初のパターンは、「/a/b/c」、「/a/foo/bar」などのパス接尾辞(URI パスのベースパスに続く部分)を持つリクエストと一致します。2 つ目のパターンは、「/a/b/c」や「/a/foo/bar」に加え「/a/foo/bar/baz/c」など、「/a/」に続くセグメントに一致します。
クエリ パラメータ、ヘッダー、フォーム パラメータに対してパターンを指定する場合、* 文字は任意の数の文字と一致することを意味します。たとえばヘッダーのマッチングでパターンを次のように指定すると、
*;charset={encoding}
このパターンは、値「text/xml;charset=UTF-16」と「application/xml;charset=ASCII」の両方に一致します。
Extract Variables ポリシーに渡す値に { などの特殊文字が含まれている場合、% 文字を使用してエスケープします。次の例では、クエリ パラメータの値で { と } がリテラル文字として使用されているので、パターンでこれらの文字をエスケープしています。
<QueryParam> <Pattern ignoreCase="true">%{user%} {name}</Pattern> </QueryParam>
この場合、パターンは値「{user} Steve」に一致しますが、値「user Steve」には一致しません。
JSON と XML のマッチング
JSON と XML からデータを抽出する場合は、ポリシーで 1 つ以上の <Variable> タグを指定します。<Variable> タグは、抽出された情報が保存される宛先変数の名前と、抽出された情報に対する JsonPath(JSON)または XPATH(XML)を指定します。
ポリシー内のすべての <Variable> タグが評価されるため、1 つのポリシーから複数の変数を入力できます。<Variable> タグが JSON または XML の有効なフィールドに評価されない場合、対応する変数は作成されません。
次のポリシー サンプルは、レスポンスの JSON 本文から 2 つの変数を代入する Extract Variables ポリシーを示しています。
<ExtractVariables name="ExtractVariables-3"> <Source>response</Source> <JSONPayload> <Variable name="latitude" type="float"> <JSONPath>$.results[0].geometry.location.lat</JSONPath> </Variable> <Variable name="longitude" type="float"> <JSONPath>$.results[0].geometry.location.lng</JSONPath> </Variable> </JSONPayload> <VariablePrefix>geocoderesponse</VariablePrefix> </ExtractVariables>
複数の場所から同じ変数に値を書き込む
設定する変数の名前を選択するときは注意が必要です。ポリシーは、最初の抽出パターンから最後の抽出パターンまで、順番に実行されます。複数の場所から同じ変数に値を書き込むポリシーの場合、変数の値はポリシーの最後の書き込みで決まります(これがユーザーの意図どおりの場合もあります)。
次に示すポリシー サンプルは、クエリ パラメータにもヘッダーにも渡される可能性があるトークン値を抽出します。
<!-- If token only in query param, the query param determines the value. If token is found in both the query param and header, header sets value. --> <QueryParam name="token"> <Pattern ignoreCase="true">{tokenValue}</Pattern> </QueryParam> <!-- Overwrite tokenValue even if it was found in query parameter. --> <Header name="Token"> <Pattern ignoreCase="true">{tokenValue}</Pattern> </Header>
一致しない場合の処理を制御する
パターンが一致しない場合、対応する変数は作成されません。したがって、別のポリシーが変数を参照すると、エラーが発生するおそれがあります。
1 つの方法は、変数を参照するポリシーで <IgnoreUnresolvedVariables> を true に設定し、解決できない変数を空の文字列(null)として処理することです。
<IgnoreUnresolvedVariables>true</IgnoreUnresolvedVariables>
要素リファレンス
この要素リファレンスでは、Extract Variables ポリシーの要素と属性について説明します。
<ExtractVariables async="false" continueOnError="false" enabled="true" name="Extract-Variables-1"> <DisplayName>Extract Variables 1</DisplayName> <Source clearPayload="true|false">request</Source> <VariablePrefix>myprefix</VariablePrefix> <IgnoreUnresolvedVariables>true|false</IgnoreUnresolvedVariables> <URIPath> <Pattern ignoreCase="false">/accounts/{id}</Pattern> </URIPath> <QueryParam name="code"> <Pattern ignoreCase="true">DBN{dbncode}</Pattern> </QueryParam> <Header name="Authorization"> <Pattern ignoreCase="false">Bearer {oauthtoken}</Pattern> </Header> <FormParam name="greeting"> <Pattern>hello {user}</Pattern> </FormParam> <Variable name="request.content"> <Pattern>hello {user}</Pattern> </Variable> <JSONPayload> <Variable name="name"> <JSONPath>{example}</JSONPath> </Variable> </JSONPayload> <XMLPayload stopPayloadProcessing="false"> <Namespaces/> <Variable name="name" type="boolean"> <XPath>/test/example</XPath> </Variable> </XMLPayload> </ExtractVariables>
<ExtractVariables> 属性
<ExtractVariables async="false" continueOnError="false" enabled="true" name="Extract-Variables-1">
次の表に、すべてのポリシーの親要素に共通する属性を示します。
属性 | 説明 | デフォルト | 要否 |
---|---|---|---|
name |
ポリシーの内部名。 管理 UI プロキシ エディタで |
なし | 必須 |
continueOnError |
ポリシーが失敗した場合にエラーを返すには、 ポリシーが失敗した後もフローの実行を続行する場合は、 |
false | 省略可 |
enabled |
ポリシーを適用するには、 ポリシーを無効にするには、 |
true | 省略可 |
async |
この属性は非推奨となりました。 |
false | 非推奨 |
<DisplayName> 要素
管理 UI プロキシ エディタで name
属性と一緒に使用して、ポリシーのラベルに使用する自然言語名を指定します。
<DisplayName>Policy Display Name</DisplayName>
デフォルト |
なし この要素を省略した場合、ポリシーの |
---|---|
要否 | 省略可 |
タイプ | 文字列 |
<Source> 要素
(省略可)解析する変数を指定します。<Source>
の値がデフォルトの message
に設定されます。message
値はコンテキストに依存します。リクエスト フローで、message
がリクエスト メッセージに解決されます。レスポンス フローで、message
がレスポンス メッセージに解決されます。
このポリシーはリクエストやレスポンスのメッセージから情報を抽出するためによく使用しますが、任意の変数から情報を抽出するためにも使用できます。たとえば、Access Entity ポリシーによって作成されたエンティティ、Service Callout ポリシーによって返されたデータ、または XML や JSON のオブジェクトから情報を抽出できます。
<Source>
を解決できない場合、あるいはメッセージ以外のタイプに解決される場合、ポリシーはレスポンスに失敗します。
<Source clearPayload="true|false">request</Source>
デフォルト: | message |
要否: | 省略可 |
型: | 文字列 |
属性
属性 | 説明 | デフォルト | 要否 | 型 |
---|---|---|---|---|
clearPayload |
データの抽出後、<Source> で指定されたペイロードをクリアする場合は、true に設定します。 |
false |
省略可 | ブール値 |
<VariablePrefix> 要素
(省略可)完全な変数名は、<VariablePrefix>
とドットに続けて、<Pattern>
要素の中かっこ {} で囲まれた名前か、<Variable> 要素で定義された名前を結合することで生成されます。たとえば、myprefix.id
、myprefix.dbncode
、myprefix.oauthtoken.
などです。
<VariablePrefix>myprefix</VariablePrefix>
たとえば、名前に「user」という値を指定した場合、
<VariablePrefix>
が指定されていない場合、抽出された値はuser
という名前の変数に割り当てられます。<VariablePrefix>
が myprefix として指定されている場合、抽出された値はmyprefix.user
という名前の変数に割り当てられます。
デフォルト: | なし |
要否: | 省略可 |
型: | 文字列 |
<IgnoreUnresolvedVariables> 要素
(省略可)true
に設定すると、解決できない変数を空の文字列(null)として扱います。参照される変数を解決できない場合にポリシーがエラーをスローするようにするには、false
に設定します。
<IgnoreUnresolvedVariables>true</IgnoreUnresolvedVariables>
デフォルト: | false |
要否: | 省略可 |
型: | ブール値 |
<URIPath> 要素
(省略可。詳細は下記の表の「要否」行をご覧ください)request ソース メッセージの proxy.pathsuffix から値を抽出します。パターンに適用されるパスは proxy.pathsuffix で、API プロキシのベースパスは含まれません。ソース メッセージが response のメッセージ タイプに解決される場合、この要素は何もしません。
<URIPath> <Pattern ignoreCase="false">/accounts/{id}</Pattern> </URIPath>
複数の <Pattern> 要素を使用できます。
<URIPath> <Pattern ignoreCase="false">/accounts/{id}</Pattern> <Pattern ignoreCase="false">/accounts/{id}/transactions/{index}</Pattern> </URIPath>
デフォルト: | なし |
要否: | 省略可。ただし、<URIPath> 、<QueryParam> 、<Header> 、<FormParam> 、<JSONPayload> 、<XMLPayload>. のうち少なくとも 1 つを含める必要があります。 |
型: | なし |
属性
属性 | 説明 | デフォルト | 要否 | 型 |
---|---|---|---|---|
ignoreCase | 大文字小文字を無視してパターン マッチングを行うかどうか指定します。 |
false |
省略可 | ブール値 |
<QueryParam> 要素
(省略可。詳細は下記の表の「要否」行をご覧ください)request ソース メッセージの指定されたクエリ パラメータから値を抽出します。ソース メッセージが response のメッセージ タイプに解決される場合、この要素は何もしません。
<QueryParam name="code"> <Pattern ignoreCase="true">DBN{dbncode}</Pattern> </QueryParam>
複数のクエリ パラメータの名前が同じ場合、インデックスを使用してパラメータを参照します。
<QueryParam name="w.2"> <Pattern ignoreCase="true">{secondW}</Pattern> </QueryParam>
デフォルト: | なし |
要否: | 省略可。ただし、<URIPath> 、<QueryParam> 、<Header> 、<FormParam> 、<JSONPayload> 、<XMLPayload>. のうち少なくとも 1 つを含める必要があります。 |
型: | なし |
属性
属性 | 説明 | デフォルト | 要否 | 型 |
---|---|---|---|---|
name | クエリ パラメータの名前を指定します。複数のクエリ パラメータの名前が同じ場合、インデックス付きの参照を使用し、クエリ パラメータの最初のインスタンスはインデックスなし、2 番目は 2、3 番目は 3 のようにインデックスを追加します。 |
なし |
必須 | 文字列 |
<Header> 要素
(省略可。詳細は下記の表の「要否」行をご覧ください)指定された request メッセージまたは response メッセージの指定された HTTP ヘッダーから値を抽出します。複数のヘッダーの名前が同じ場合、その値は配列に保存されます。
<!-- The name is the actual header name. --> <Header name="Authorization"> <!-- Provide a name for your new custom variable here. --> <Pattern ignoreCase="false">Bearer {oauthtoken}</Pattern> </Header>
複数のヘッダーの名前が同じ場合、インデックスを使用して配列内の個々のヘッダーを参照します。
<Header name="myHeader.2"> <Pattern ignoreCase="true">{secondHeader}</Pattern> </Header>
または次のようにして、配列内のすべてのヘッダーを一覧表示します。
<Header name="myHeader.values"> <Pattern ignoreCase="true">{myHeaders}</Pattern> </Header>
デフォルト: | なし |
要否: | 省略可。ただし、<URIPath> 、<QueryParam> 、<Header> 、<FormParam> 、<JSONPayload> 、<XMLPayload>. のうち少なくとも 1 つを含める必要があります。 |
型: | なし |
属性
属性 | 説明 | デフォルト | 要否 | 型 |
---|---|---|---|---|
name | 値を抽出するヘッダーの名前を指定します。複数のヘッダーの名前が同じ場合、インデックス付きの参照を使用し、ヘッダーの最初のインスタンスはインデックスなし、2 番目は 2、3 番目は 3 のようにインデックスを追加します。配列内のすべてのヘッダーを取得するには、.values を使用します。 |
なし |
必須 | 文字列 |
<FormParam> 要素
(省略可。詳細は下記の表の「要否」行をご覧ください)指定された request メッセージまたは response メッセージの指定されたフォーム パラメータから値を抽出します。フォーム パラメータは、指定されたメッセージの Content-Type
ヘッダーが application/x-www-form-urlencoded
の場合にのみ抽出できます。
<FormParam name="greeting"> <Pattern>hello {user}</Pattern> </FormParam>
デフォルト: | なし |
要否: | 省略可。ただし、<URIPath> 、<QueryParam> 、<Header> 、<FormParam> 、<JSONPayload> 、<XMLPayload>. のうち少なくとも 1 つを含める必要があります。 |
型: | なし |
属性
属性 | 説明 | デフォルト | 要否 | 型 |
---|---|---|---|---|
name | 値を抽出するフォーム パラメータの名前。 |
なし |
必須 | 文字列 |
<Variable> 要素
(省略可。詳細は下記の表の「要否」行をご覧ください)値を抽出する変数の名前を指定します。
<Variable name="myVar"> <Pattern>hello {user}</Pattern> </Variable>
変数から 2 つの値を抽出するには、次のようにします。
<Variable name="myVar"> <Pattern>hello {firstName} {lastName}</Pattern> </Variable>
デフォルト: | なし |
要否: | 省略可。ただし、<URIPath> 、<QueryParam> 、<Header> 、<FormParam> 、<JSONPayload> 、<XMLPayload>. のうち少なくとも 1 つを含める必要があります。 |
型: | なし |
属性
属性 | 説明 | デフォルト | 要否 | 型 |
---|---|---|---|---|
name | 値を抽出する変数の名前。 |
なし |
必須 | 文字列 |
<JSONPayload> 要素
(省略可。詳細は下記の表の「要否」行をご覧ください)変数の値を抽出する JSON 形式のメッセージを指定します。JSON 抽出は、メッセージの Content-Type ヘッダーが application/json の場合にのみ実行されます。
<JSONPayload> <Variable name="name" type="string"> <JSONPath>{example}</JSONPath> </Variable> </JSONPayload>
デフォルト: | なし |
要否: | 省略可。ただし、<URIPath> 、<QueryParam> 、<Header> 、<FormParam> 、<JSONPayload> 、<XMLPayload>. のうち少なくとも 1 つを含める必要があります。 |
型: | なし |
<JSONPayload> / <Variable> 要素
(JSONPayload 要素内で必須)抽出された値が割り当てられる変数を指定します。<JSONPayload> 要素に複数の <Variable> タグを含めると、複数の変数を入力できます。
<Variable name="name" type="string"> <JSONPath>{example}</JSONPath> </Variable>
デフォルト: | なし |
要否: | JSONPayload 要素内で必須 |
型: | なし |
属性
属性 | 説明 | デフォルト | 要否 | 型 |
---|---|---|---|---|
name |
抽出された値を割り当てる変数の名前を指定します。 |
name |
必須 | 文字列 |
type | 変数値のデータ型を指定します。 | なし | 省略可 |
文字列。次から選択:
|
<JSONPayload> / <Variable> / <JSONPath> 要素
(JSONPayload: Variable 要素内で必須)JSON 形式のメッセージから値を抽出するために使用される、JSON パスを指定します。
<Variable name="name"> <JSONPath>$.rss.channel.title</JSONPath> </Variable>
デフォルト: | なし |
要否: | 必須 |
型: | 文字列 |
<XMLPayload> 要素
(省略可。詳細は下記の表の「要否」行をご覧ください)変数の値を抽出する XML 形式のメッセージを指定します。XML ペイロードは、メッセージの Content-Type
ヘッダーがtext/xml
、application/xml
、または application/*+xml
の場合にのみ抽出されます。
<XMLPayload stopPayloadProcessing="false"> <Namespaces> <Namespace prefix="apigee">http://www.apigee.com</Namespace> <Namespace prefix="gmail">http://mail.google.com</Namespace> </Namespaces> <Variable name="name" type="boolean"> <XPath>/apigee:test/apigee:example</XPath> </Variable> </XMLPayload>
デフォルト: | なし |
要否: | 省略可。ただし、<URIPath> 、<QueryParam> 、<Header> 、<FormParam> 、<JSONPayload> 、<XMLPayload>. のうち少なくとも 1 つを含める必要があります。 |
型: | なし |
属性
属性 | 説明 | デフォルト | 要否 | 型 |
---|---|---|---|---|
stopPayloadProcessing |
1 つの変数が入力された後に XPath 評価を停止するには、 |
false |
省略可 | ブール値 |
<XMLPayload> / <Namespaces> 要素
(省略可)XPath 評価で使用する名前空間を指定します。XPath 式で名前空間を使用している場合、次の例に示すように、ここで名前空間を宣言する必要があります。
<XMLPayload stopPayloadProcessing="false"> <Namespaces> <Namespace prefix="apigee">http://www.apigee.com</Namespace> <Namespace prefix="gmail">http://mail.google.com</Namespace> </Namespaces> <Variable name="legName" type="string"> <XPath>/apigee:Directions/apigee:route/apigee:leg/apigee:name</XPath> </Variable> </XMLPayload>
XPath 式で名前空間を使用しない場合は、次の例のように <Namespaces>
要素を省略またはコメントアウトできます。
<XMLPayload stopPayloadProcessing="false"> <!-- <Namespaces/> --> <Variable name="legName" type="string"> <XPath>/Directions/route/leg/name</XPath> </Variable> </XMLPayload>
デフォルト: | なし |
要否: | 省略可 |
型: | 文字列 |
属性
属性 | 説明 | デフォルト | 要否 | 型 |
---|---|---|---|---|
prefix |
名前空間の接頭辞。 |
なし |
必須 | 文字列 |
<XMLPayload> / <Variable> 要素
(省略可)抽出された値を割り当てる変数を指定します。
<Variable name="name" type="boolean"> <XPath>/test/example</XPath> </Variable>
デフォルト: | なし |
要否: | 省略可 |
型: | なし |
属性
属性 | 説明 | デフォルト | 要否 | 型 |
---|---|---|---|---|
name |
抽出された値を割り当てる変数の名前を指定します。 |
name |
必須 | 文字列 |
type | 変数値のデータ型を指定します。 | ブール値 | 省略可 |
文字列。次から選択:
|
<XMLPayload> / <Variable> / <XPath> 要素
(XMLPayload: Variable 要素内で必須)変数に定義された XPath を指定します。XPath 1.0 式のみがサポートされています。
<Variable name="name" type="boolean"> <XPath>/test/example</XPath> </Variable>
名前空間を伴う例は次のとおりです。XPath 式で名前空間を使用する場合、ポリシーの <XMLPayload><Namespaces>
セクションで名前空間を宣言する必要があります。
<Variable name="name" type="boolean"> <XPath>/foo:test/foo:example</XPath> </Variable>
デフォルト: | なし |
要否: | 必須 |
型: | 文字列 |
エラー リファレンス
This section describes the fault codes and error messages that are returned and fault variables that are set by Edge when this policy triggers an error. This information is important to know if you are developing fault rules to handle faults. To learn more, see What you need to know about policy errors and Handling faults.
Runtime errors
These errors can occur when the policy executes.
Fault code | HTTP status | Cause | Fix |
---|---|---|---|
steps.extractvariables.ExecutionFailed |
500 |
This error occurs when:
|
build |
steps.extractvariables.ImmutableVariable |
500 | A variable used in the policy is immutable. The policy was unable to set this variable. | |
steps.extractvariables.InvalidJSONPath |
500 | This error occurs if an invalid JSON path is used in the JSONPath element of the
policy. For example, if a JSON payload does not have the object Name ,
but you specify Name as the path in the policy, then this error occurs. |
build |
steps.extractvariables.JsonPathParsingFailure |
500 | This error occurs when the policy is unable to parse a JSON path and
extract data from the flow variable specified in Source element. Typically this
happens if the flow variable specified in the Source element does not exist in the current
flow. |
build |
steps.extractvariables.SetVariableFailed |
500 | This error occurs if the policy could not set the value to a variable. The error generally happens if you try to assign values to multiple variables whose names start with the same words in a nested dot-separated format. | build |
steps.extractvariables.SourceMessageNotAvailable |
500 | This error occurs if the message
variable specified in the Source element of the policy
is either:
|
build |
steps.extractvariables.UnableToCast |
500 | This error occurs if the policy was unable to cast the extracted value to a variable. Typically this happens if you attempt to set the value of one data type to a variable of another data type. | build |
Deployment errors
These errors can occur when you deploy a proxy containing this policy.
Error name | Cause | Fix |
---|---|---|
NothingToExtract |
If the policy does not have any of the elements URIPath , QueryParam ,
Header , FormParam , XMLPayload , or JSONPayload ,
the deployment of the API Proxy fails, because there's nothing to extract. |
build |
NONEmptyPrefixMappedToEmptyURI |
This error occurs if the policy has a prefix defined in the
Namespace element under the XMLPayload element, but no URI is
defined. |
build |
DuplicatePrefix |
This error occurs if the policy has the same prefix defined more than
once in the Namespace element under the XMLPayload element. |
build |
NoXPathsToEvaluate |
If the policy does not have the XPath element within the
XMLPayload element, then the deployment of the API proxy fails with this error.
|
build |
EmptyXPathExpression |
If the policy has an empty XPath expression within the XMLPayload
element, then the deployment of the API proxy fails. |
build |
NoJSONPathsToEvaluate |
If the policy does not have the JSONPath element within the
JSONPayload element, then the deployment of the API proxy fails with this error. |
build |
EmptyJSONPathExpression |
If the policy has an empty XPath expression within the
XMLPayload element, then the deployment of the API proxy fails. |
build |
MissingName |
If the policy does not have the name attribute in any of the policy
elements like QueryParam , Header , FormParam or
Variable , where it is required, then the deployment of the API proxy fails. |
build |
PatternWithoutVariable |
If the policy does not have a variable specified within the Pattern element,
then the deployment of the API proxy fails. The Pattern element requires the name of
the variable in which extracted data will be stored. |
build |
CannotBeConvertedToNodeset |
If the policy has an XPath expression where the Variable type
is defined as nodeset,
but the expression cannot be converted to nodeset, then the deployment of the API proxy fails. |
build |
JSONPathCompilationFailed |
The policy could not compile a specified JSON Path. | |
InstantiationFailed |
The policy could not be instantiated. | |
XPathCompilationFailed |
If the prefix or the value used in the XPath element is not part of any of the
declared namespaces in the policy, then the deployment of the API proxy
fails. |
build |
InvalidPattern |
If the Pattern element definition is invalid in any of the elements like URIPath ,
QueryParam , Header , FormParam , XMLPayload
or JSONPayload within the policy, then the deployment of the
API proxy fails.
|
build |
Fault variables
These variables are set when this policy triggers an error at runtime. For more information, see What you need to know about policy errors.
Variables | Where | Example |
---|---|---|
fault.name="fault_name" |
fault_name is the name of the fault, as listed in the Runtime errors table above. The fault name is the last part of the fault code. | fault.name = "SourceMessageNotAvailable" |
extractvariables.policy_name.failed |
policy_name is the user-specified name of the policy that threw the fault. | extractvariables.EV-ParseJsonResponse.failed = true |
Example error response
{ "fault":{ "detail":{ "errorcode":"steps.extractvariables.SourceMessageNotAvailable" }, "faultstring":"request message is not available for ExtractVariable: EV-ParseJsonResponse" } }
Example fault rule
<FaultRule name="Extract Variable Faults"> <Step> <Name>AM-CustomErrorMessage</Name> <Condition>(fault.name = "SourceMessageNotAvailable") </Condition> </Step> <Condition>(extractvariables.EM-ParseJsonResponse.failed = true) </Condition> </FaultRule>