このトピックでは、UI で Key-Value マップ(KVM)を作成および編集する方法について説明します。UI で作成する KVM は環境をスコープとします。KVM とスコープの詳細については、Key-Value マップの使い方をご覧ください。
Edge for Private Cloud の Edge UI における暗号化された KVM の有効化
暗号化された KVM は、Edge for Private Cloud バージョン 4.17.01 以降でサポートされています。ただし、Edge UI での暗号化された KVM のサポートは、デフォルトでは無効になっています。暗号化された KVM を Edge UI でサポートできるようにするには、次の手順に従います。
- Edge UI サーバーで、ui.properties ファイルをエディタで開きます。ファイルが存在しない場合は、次の場所に作成します。
> vi/opt/apigee/customer/application/ui.properties - conf_apigee_apigee.feature.kvmencryption トークンを true に設定します。
conf_apigee_apigee.feature.kvmencryption=true - 変更を保存します。
- ui.properties の所有者を「apigee」に変更します。
> chown apigee:apigee/opt/apigee/customer/application/ui.properties - Edge UI を再起動します。
>/<inst_root>/apigee/apigee-service/bin/apigee-service edge-ui restart
環境 Key-Value マップの管理
以下の手順で KVM を管理します。KVM は環境スコープで定義されます。たとえば、「test」環境で KVM を作成した場合、「prod」環境で実行されている API プロキシは KVM にアクセスできません。
Edge
Edge UI を使用して KVM を管理するには:
- apigee.com/edge にログインします。
- 左側のナビゲーション バーで [Admin] > [Environments] > [Key Value Maps] を選択します。
- KVM を作成するには:
- [+ Key value map] をクリックします。
- 新しい KVM のプロパティ値を入力します。次の表で設定について説明します。
プロパティ名 説明 Name KVM の名前。環境内で一意にする必要があります。KVM とデータを送受信するポリシーからこの名前を参照します。 Encrypted KVM が暗号化されているかどうかを指定するフラグ。UI では、暗号化された値はアスタリスク(*****)として表示されます。暗号化はマップ全体に設定されます。エントリごとに暗号化を設定することはできません。
注: KVM は作成時にのみ暗号化できます。作成後に Key-Value マップを暗号化または復号することはできません。 - [Add] をクリックします。
- KVM にエントリを追加するには:
- リスト内の KVM の名前をクリックして、現在のエントリを表示します。
- [+] をクリックします。
- 以下の説明に従って、新しい KVM エントリのプロパティ値を入力します。
プロパティ名 説明 Key API プロキシでデータ値にアクセスする際に使用するキー名。
Apigee Edge for Public Cloud では、キー名を 2 KB 以下にする必要があります。
Edge UI では、名前に「/」を含めることはできません。
Value キーの値。数字、文字、特殊文字を任意の組み合わせで入力します。
注: KVM の合計サイズは 15 MB 以下にする必要があります。
- [Add] をクリックします。
- KVM のキーエントリを管理するには:
- リスト内の KVM の名前をクリックして、現在のエントリを表示します。
- KVM エントリにカーソルを合わせて操作メニューを表示し、次のいずれかのタスクを実行します。
- エントリの値をコピーするには、 をクリックします。
- エントリを編集するには、 をクリックします。次に、エントリを編集して [Update] をクリックします。
- エントリを削除するには、 をクリックします。次に、[Delete] をクリックして操作を確定します。
Classic Edge(Private Cloud)
Classic Edge UI を使用して KVM を作成および編集するには:
http://ms-ip:9000
にログインします。ここで、ms-ip は、Management Server ノードの IP アドレスまたは DNS 名です。- [APIs] > [Environment Configuration] > [Key Value Maps] を選択します。
- キャッシュを構成する環境を選択します(例: test、prod)。
- KVM を作成するには:
- [+ Key Value Map] をクリックします。
- 以下の説明に従って、新しい KVM のプロパティ値を入力します。
プロパティ名 説明 Name KVM の名前。環境内で一意にする必要があります。KVM とデータを送受信するポリシーからこの名前を参照します。 Encrypted KVM が暗号化されているかどうかを指定するフラグ。UI では、暗号化された値はアスタリスク(*****)として表示されます。暗号化はマップ全体に設定されます。エントリごとに暗号化を設定することはできません。
注: KVM は作成時にのみ暗号化できます。作成後に Key-Value マップを暗号化または復号することはできません。 - [Add] をクリックします。
- KVM にエントリを追加するには:
- リスト内の KVM の名前をクリックして、エントリのリストを展開します。
- [+ Entry] をクリックします。
- 以下の説明に従って、新しい KVM エントリのプロパティ値を入力します。
プロパティ名 説明 Key API プロキシでデータ値にアクセスする際に使用するキー名。Edge UI では、名前に「/」を含めることはできません。
注: Edge for Public Cloud では、キー名を 2 KB 以下にする必要があります。
Value キーの値。数字、文字、特殊文字を任意の組み合わせで入力します。
注: KVM の合計サイズは 15 MB 以下にする必要があります。
- [Save] をクリックします。
- KVM のキーエントリを編集または削除するには:
- リスト内の KVM の名前をクリックして、キーエントリのリストを展開します。
- 次のいずれかの操作を行います。
- エントリを編集するには、[Edit] をクリックしてエントリを編集し、[Save] をクリックします。
- エントリを削除するには、[Delete] をクリックします。