リソースの管理

ここでは、リソースの概要と管理方法について説明します。

リソースについて

多くのポリシータイプはリソースに依存しています。リソースとは、API プロキシへの接続時に、ポリシーで実行すべきコードまたは構成を実装するファイルです。JavaScript や JavaCallout で見られるように、ポリシーが単にいくつかのコードを実行すべき接続ポイントを API プロキシ内で定義するだけのものである場合があります。JavaScript または JavaCallout ポリシーは、リソースへのポインタです。

以下のサンプル JavaScript は、HTTP リクエストパスを proxy.basepath 変数の値に設定します。

request.headers["RequestPath"] = context.getVariable("proxy.basepath");

リソースタイプ

次の表に、リソースタイプと、Edge または Hybrid(ベータ版)でサポートされているかどうかをまとめています。

リソースタイプ 説明 Edge Hybrid
JAR (java) JavaCallout ポリシーから参照される JAR ファイル内の Java クラス。 チェックマーク* チェックマーク
JavaScript (js) JavaScript ポリシーから参照される JavaScript。   チェックマーク
JavaScript (jsc) JavaScript ポリシーから参照されるコンパイル済みの JavaScript。 チェックマーク チェックマーク
Hosted target (hosted) Hosted Targets にデプロイする Node.js ファイル。Node.js を Edge バックエンド ターゲット アプリケーションとしてデプロイできます。 チェックマーク  
Node (node) Node.js ファイル。主要な Node.js ファイル、関連するソースファイル、モジュール依存関係が含まれます。 チェックマーク  
OpenAPI Specification (oas)(ベータ版) JSON または YAML タイプのリクエスト メッセージとレスポンス メッセージの検証に使用される OpenAPI 仕様。   チェックマーク
Property Set (properties) Hybrid プロパティ セットから参照される Key-Value ペアのコレクション。   チェックマーク
Python (py) PythonScript ポリシーから参照される Python スクリプト。リソースは「pure Python」(Python 言語のみ)で実装する必要があります。 チェックマーク* チェックマーク
WSDL (wsdl) SOAPMessageValidation ポリシーから参照される WSDL ファイル。 チェックマーク チェックマーク
XSD (xsd) SOAPMessageValidation ポリシーから参照される XML スキーマ。 チェックマーク チェックマーク
XSL Transformations (xsl) XSLTransform ポリシーから参照される XSLT 変換。 チェックマーク チェックマーク

* Edge プランのみで使用可能。Edge の料金と機能をご覧ください。

リソースの格納場所

次の場所にリソースを格納できます。

Edge

Edge では、次の 3 つの場所のいずれかにリソースを格納できます。

  • API プロキシ リビジョン: リソースは、そのリソースを含む API プロキシ リビジョンでのみ使用できます。たとえば、リビジョン 1 の API プロキシに JavaScript リソースを格納し、リビジョン 2 のプロキシにある Python スクリプトを使用するように実装を変更したとします。この場合、リビジョン 1 は JavaScript リソースにのみアクセスでき、リビジョン 2 は Python リソースにのみアクセスできます。
  • 環境: 環境(たとえば、test または prod)に格納されると、リソースは同じ環境にデプロイされたすべての API プロキシで使用可能になります。
  • 組織: 組織に格納されると、リソースはすべての環境にデプロイされたすべての API プロキシで使用可能になります。

リポジトリは次の URI で使用可能です。詳しくはリソース ファイル API と、後述の API を使用したリソースの管理をご覧ください。

  • 組織: /organizations/{org}/resourcefiles
  • 環境: /organizations/{org}/environments/{env}/resourcefiles
  • API プロキシ: /organizations/{org}/apis/{api}/revisions/{rev}/resources

次の表に、各リポジトリのリソースの作成、更新、削除に使用できるメソッドを示します。

リポジトリ 作成 表示 更新 削除
API UI API UI API UI API UI
API プロキシ リビジョン
環境
組織

Hybrid

Hybrid では、リソースは次のいずれかの場所に格納できます。リソース ファイルを組織に格納することはできません。

  • API プロキシ リビジョン: リソースは、そのリソースを含む API プロキシ リビジョンでのみ使用できます。たとえば、リビジョン 1 の API プロキシに JavaScript リソースを格納し、リビジョン 2 のプロキシにある Python スクリプトを使用するように実装を変更したとします。この場合、リビジョン 1 は JavaScript リソースにのみアクセスでき、リビジョン 2 は Python リソースにのみアクセスできます。
  • 環境: 環境(たとえば、test または prod)に格納されると、リソースは同じ環境にデプロイされたすべての API プロキシで使用可能になります。

環境リポジトリは次の URI で使用可能です。詳しくはリソース ファイル一覧 API と後述の API を使用したリソースの管理をご覧ください。/organizations/{org}/environments/{env}/resourcefiles

次の表に、各リポジトリのリソースの作成、更新、削除に使用できるメソッドを示します。

リポジトリ 作成 表示 更新 削除
API UI API UI API UI API UI
API プロキシ リビジョン
環境

たとえば、test 環境で使用できるすべての JavaScript ファイルは次のリポジトリに格納され、test 環境で実行されているすべての API プロキシで使用できます。

/organizations/{org}/environments/test/resourcefiles/jsc

リソース名の解決

Edge と Hybrid でのリソース名解決は、最も詳細な範囲から最も広い範囲への順で行われます。リソース名は、API プロキシレベルから、環境レベル、組織レベル(Edge のみ)まで「チェーンの上位」に向かって解決されます。

API プロキシ リビジョンと prod 環境という 2 つの異なるリポジトリで、同じリソースに値を入力したと仮定しましょう。

API プロキシが以下のポリシーで構成されているとします。

<Javascript name='PathSetterPolicy' timeLimit='200'>
    <ResourceURL>jsc://pathSetter.js</ResourceURL>
</Javascript>

ポリシー参照は、明示的に特定のリポジトリに対して行うことはできません。ポリシー内のリソース名と一致する名前を持つリソースのうち、最も詳細な対象を持つものが使用されます。

したがって、API プロキシが環境 prod にデプロイされる場合、ポリシーは環境スコープの pathSetter.js リソースに解決されます。

環境 test にデプロイされる場合、ポリシーは API プロキシ リビジョンをスコープとしたリソースに解決されます。環境スコープのリソースは、prod 環境に含まれるからです(test 環境ではなく)。

Java リソース ガイドライン

-T--data-binary-F オプション(-d オプションではない)など、複数のオプションを curl で使用することで、コンパイルした Java リソースを JAR ファイルとして追加できます。例:

curl -v -u email -H "Content-Type: application/octet-stream" \
-X POST --data-binary @{jar_file} \
"http://{mgmt_server}:{port}/v1/organizations/{org}/environments/{env}/resourcefiles?name={jar_file}&type=java"
curl -v -u email -H "Content-Type: application/octet-stream" \
-X POST -T "{jar_file}" \
"http://{mgmt_server}:{port}/v1/organizations/{org}/environments/{env}/resourcefiles?name={jar_file}&type=java"
curl -v -u email -H "Content-Type: multipart/form-data" \
-X POST -F "file=@{jar_file}" \
"http://{mgmt_server}:{port}/v1/organizations/{org}/environments/{env}/resourcefiles?name={jar_file}&type=java"

関連情報:

Node.js リソース ガイドライン

API プロキシで Node.js スクリプトを参照する場合、API プロキシの TargetEndpoint 構成で <ResourceURL> 要素を使用します。詳しくは、既存の API プロキシへの Node.js の追加をご覧ください。例:

<ScriptTarget>
    <ResourceURL>node://hello-world.js</ResourceURL>
</ScriptTarget>

この Node.js スクリプトおよびすべてのサポート モジュールは、API プロキシ リビジョンの対象(プロキシ バンドルの /resources/node ディレクトリ)に配置されている必要があります。API プロキシ エディタでは、Node.js リソースを [Scripts] セクションに追加することでこの手順を実行します。API プロキシ リソースの対象にリソースを格納するには、API(importupdate)を使用して格納します。

UI を使用したリソースの管理

以降のセクションで説明するように、API プロキシ リビジョンをスコープとするリソースを UI を使用して管理します。

UI を使用したリソースの表示

API プロキシ リビジョンをスコープとするリソースを表示するには:

  1. 下記の手順で UI にアクセスします。

    Edge

    apigee.com/edge にログインします。

    Hybrid

    apigee.google.com/edge にログインします。

  2. 左側のナビゲーション バーで [Develop] > [API Proxies] を選択します。
  3. リソースを作成する API プロキシをリストから選択します。
    API プロキシ エディタが開き、デフォルトで [Overview] タブが表示されます。
  4. [Develop] タブをクリックします。
  5. 必要に応じて、[Revision] プルダウンでリビジョンを選択します。

    API プロキシ リビジョンをスコープとするリソースは、[Navigator] ビューの [Resources] セクションに表示されます。

UI を使用したリソースの作成

UI を使用して API プロキシ リビジョンをスコープとするリソースを作成するには:

  1. API プロキシ リビジョンをスコープとするリソースを表示します
  2. [Navigator] ビューの [Resources] セクションで + をクリックします。[New Resource] ダイアログが表示されます。
  3. 次の情報を入力します。
    フィールド 説明
    Source 新しいファイルを作成するか、ファイルをインポートします。
    File Type プルダウン リストからリソースタイプを選択します。
    File Name ファイルの名前。ファイル名の拡張子は、選択したファイルタイプに対して有効である必要があります。

UI を使用したリソースの更新

Apigee Hybrid のみ:
Apigee Hybrid で API プロキシ リビジョンをスコープとするリソースを更新できるのは、リビジョンがデプロイされていない場合に限ります。API プロキシ リビジョンがデプロイされた後は変更できません。

UI を使用して API プロキシ リビジョンをスコープとするリソースを更新するには:

  1. API プロキシ リビジョンをスコープとするリソースを表示します
  2. [Resources] の [Navigator] ビューで、更新するリソースをクリックします。
    注: JAR ファイルの場合は、編集するリソースにカーソルを合わせて をクリックします。
  3. 必要に応じてリソースを更新します。
    注: 新しい JAR ファイルをアップロードしたら、[Update] をクリックしてください。

UI を使用したリソースの削除

Apigee Hybrid のみ:
Apigee Hybrid で API プロキシ リビジョンをスコープとするリソースを削除できるのは、リビジョンがデプロイされていない場合に限ります。API プロキシ リビジョンがデプロイされた後は変更できません。

UI を使用して API プロキシ リビジョンをスコープとするリソースを削除するには:

  1. API プロキシ リビジョンをスコープとするリソースを表示します
  2. [Resources] の [Navigator] ビューで、削除するリソースにカーソルを合わせて、操作メニューを表示します。
  3. をクリックします。
  4. [Delete] をクリックして操作を確定します。

API を使用したリソースの管理

ここでは、API を使用したリソースの管理方法について説明します。

API を使用したリソースの作成

ここでは、API プロキシ リビジョン環境組織(Edge のみ)をスコープとするリソースを作成する方法について説明します。

API を使用して API プロキシ リビジョンをスコープとするリソースを作成する

以降のセクションで説明するように、API を使用して API プロキシ リビジョンをスコープとするリソースを作成します。

Edge

API を使用して、API プロキシ リビジョンをスコープとするリソースを作成するには、POST リクエストを次のリソースに送信します。 https://api.enterprise.apigee.com/v1/organizations/{org}/apis/{api}/revisions/{rev}/resourcefiles

リクエストに次の情報を渡します。

  • name クエリ パラメータにリソースの名前を設定します。
  • type クエリ パラメータに必要なリソースタイプを設定します。
  • リソース ファイルの内容を application/octet-stream または multipart/form-data として渡します。

次の例では、リビジョン 1 の helloworld API プロキシ用に pathSetter.js という名前の JavaScript ファイルを作成します。

curl -X POST https://api.enterprise.apigee.com/v1/organizations/myorg/apis/helloworld/revisions/1/resourcefiles?name=pathSetter.js&type=jsc
  -H "Content-type:application/octet-stream" \
  -d 'request.headers["RequestPath"] = context.getVariable("proxy.basepath");' \
  -u email:password

ローカルマシンからのファイルとして、次のようにリソースをアップロードできます。JavaScript ポリシーが、環境または組織をスコープとする JavaScript ファイルにアクセスできるようにするには、curl でバイナリ アップロードに -F を使用することが重要です。

curl -X POST https://api.enterprise.apigee.com/v1/organizations/myorg/apis/helloworld/revisions/1/resourcefiles?name=pathSetter.js&type=jsc
  -H "Content-type:multipart/form-data" \
  -F file=@pathSetter.js \
  -u email:password

次に、API 呼び出しからのレスポンスの例を示します。

{
  "name": "pathSetter.js",
  "type": "jsc"
}

詳細については、次をご覧ください。

また、次の手順で API プロキシ リビジョンを更新する API を使用することもできます。

  1. リソース ファイルを作成します。
  2. リソース ファイルを API プロキシ構成バンドルに追加します。
  3. 次のいずれかの API を使用してバンドルをアップロードします。

Hybrid

API を使用して API プロキシ リビジョンをスコープとするリソースを作成するには:

  1. リソース ファイルを作成します。
  2. リソース ファイルを API プロキシ構成バンドルに追加します。
  3. 次のいずれかの API を使用してバンドルをアップロードします。

API を使用して環境をスコープとするリソースを作成する

API を使用して環境をスコープとする JavaScript リソースを作成するには、次のリソースに POST リクエストを送信します。/organizations/{org}/environments/{env}/resourcefiles

リクエストに次の情報を渡します。

  • name クエリ パラメータにリソースの名前を設定します。
  • type クエリ パラメータに必要なリソースタイプを設定します。
  • リソース ファイルの内容を application/octet-stream または multipart/form-data として渡します。

次の例は、リクエストの本文に JavaScript リソースの内容を渡してリソースを作成する方法を示しています。

Edge

curl -X POST https://api.enterprise.apigee.com/v1/organizations/myorg/environments/test/resourcefiles?name=pathSetter.js&type=jsc
  -H "Content-type:application/octet-stream" \
  -d 'request.headers["RequestPath"] = context.getVariable("proxy.basepath");' \
  -u email:password

Hybrid

curl -X POST https://apigee.googleapis.com/v1/organizations/myorg/environments/test/resourcefiles?name=pathSetter.js&type=jsc
  -H "Authorization: Bearer $TOKEN" \
  -H "Content-type:application/octet-stream" \
  -d 'request.headers["RequestPath"] = context.getVariable("proxy.basepath");'

ローカルマシンからのファイルとして、次のようにリソースをアップロードできます。JavaScript ポリシーが、環境または組織をスコープとする JavaScript ファイルにアクセスできるようにするには、curl でバイナリ アップロードに -F を使用することが重要です。

Edge

curl -X POST https://api.enterprise.apigee.com/v1/organizations/myorg/environments/test/resourcefiles?name=pathSetter.js&type=jsc
  -H "Content-type:multipart/form-data" \
  -F file=@pathSetter.js \
  -u email:password

Hybrid

curl -X POST https://apigee.googleapis.com/v1/organizations/myorg/environments/test/resourcefiles?name=pathSetter.js&type=jsc
  -H "Authorization: Bearer $TOKEN" \
  -H "Content-type:multipart/form-data" \
  -F file=@pathSetter.js

次にレスポンスの例を示します。

{
  "name" : "pathSetter.js",
  "type" : "jsc"
}

API を使用して組織をスコープとするリソースを作成する(Edge のみ)

Edge で、API を使用して組織をスコープとするリソースを作成するには、POST リクエストを次のリソースに送信します。https://api.enterprise.apigee.comv1/organizations/{org}/resourcefiles

リクエストに次の情報を渡します。

  • name クエリ パラメータにリソースの名前を設定します。
  • type クエリ パラメータにリソース ファイルのタイプを設定します(リソースタイプを参照)。
  • リソース ファイルの内容を application/octet-stream または multipart/form-data として渡します。

詳細については、次をご覧ください。

API を使用したリソースの表示

ここでは、API を使用してリソースを表示する方法について説明します。

API を使用してすべてのリソースを表示する

以降のセクションで説明するように、API を使用して環境をスコープとするすべてのリソースを表示します。

Edge

Edge では、API を使用して、API プロキシ リビジョン環境組織をスコープとするリソースを表示できます。

たとえば、API を使用して環境をスコープとするリソースを表示するには、GET リクエストを次のリソースに送信します。 https://api.enterprise.apigee.com/v1/organizations/{org}/environments/{env}/resourcefiles

次の例では、test 環境内のすべてのリソースが一覧表示されます。

curl -X GET "https://api.enterprise.apigee.com/v1/organizations/my-organization/environments/test/resourcefiles/{type}" \
  -u email:password
  

Hybrid

Hybrid では、API を使用して、環境のみをスコープとするリソースを表示できます。

API を使用して環境内のすべてのリソースを表示するには、GET リクエストを次のリソースに送信します。 https://apigee.googleapis.com/v1/organizations/{org}/environments/{env}/resourcefiles

次の例では、test 環境内のすべてのリソースが一覧表示されます。

curl -X GET https://apigee.googleapis.com/v1/organizations/myorg/environments/test/resourcefiles
  -H "Authorization: Bearer $TOKEN"

詳細については、環境リソース ファイル一覧 API をご覧ください。

次に、レスポンスの例を示します。

{
  "resourceFile": [
{
  "name" : "pathSetter.js",
  "type" : "jsc"
}
  ]
}

API を使用してリソースの内容を表示する

以降のセクションで説明するように、API を使用してリソースの内容を表示します。

API を使用して環境内のリソースの内容を表示するには、GET リクエストを次のリソースに送信します。/organizations/{org}/environments/{env}/resourcefiles/{type}/name

次の例では、テスト環境内の pathSetter.js JavaScript リソース ファイルの内容が表示されます。

Edge

Edge では、API を使用して、API プロキシ リビジョン環境組織をスコープとするリソースの内容を表示できます。

たとえば、API を使用して環境内のリソースの内容を表示するには、GET リクエストを次のリソースに送信します。https://api.enterprise.apigee.com/v1/organizations/{org}/environments/{env}/resourcefiles/{type}/name

次の例では、test 環境内の pathSetter.js JavaScript リソース ファイルの内容が一覧表示されます。

curl -X GET https://api.enterprise.apigee.com/v1/organizations/myorg/environments/test/resourcefiles/jsc/pathSetter.js" \
  -H "Accept: application/json" \
  -u email

Hybrid

Edge では、API を使用して、環境のみをスコープとするリソースの内容を表示できます。

API を使用して環境内のリソースの内容を表示するには、GET リクエストを次のリソースに送信します。https://api.enterprise.apigee.com/v1/organizations/{org}/environments/{env}/resourcefiles/{type}/name

次の例では、test 環境内の pathSetter.js JavaScript リソース ファイルの内容が一覧表示されます。

curl -X GET https://apigee.googleapis.com/v1/organizations/myorg/environments/test/resourcefiles/jsc/pathSetter.js
  -H "Authorization: Bearer $TOKEN"

次にレスポンスの例を示します。

request.headers["RequestPath"] = context.getVariable("proxy.basepath");

API を使用したリソースの更新

ここでは、API プロキシ リビジョン環境組織(Edge のみ)をスコープとするリソースを更新する方法について説明します。

API を使用して API プロキシ リビジョンをスコープとするリソースを更新する

以降のセクションで説明するように、API を使用して API プロキシ リビジョンをスコープとするリソースを更新します。

Edge

API を使用して、API プロキシ リビジョンをスコープとするリソースを更新するには、PUT リクエストを次のリソースに送信します。https://api.enterprise.apigee.com/v1/organizations/{org}/apis/{api}/revisions/{rev}/resourcefiles/{type}/{name}

リソース ファイルの内容を application/octet-stream または multipart/form-data として渡します。

次の例では、リビジョン 1 の helloworld API プロキシ用に pathSetter という名前の JavaScript リソースを更新します。

curl -X PUT https://api.enterprise.apigee.com/v1/organizations/myorg/apis/helloworld/revisions/1/resourcefiles/jsc/pathSetter.js
  -H "Content-type:application/octet-stream" \
  -d 'request.headers["RequestPath"] = context.getVariable("proxy.basepath");' \
  -u email:password

ローカルマシンからのファイルとして、次のようにリソースを更新できます。JavaScript ポリシーが、環境または組織をスコープとする JavaScript ファイルにアクセスできるようにするには、curl でバイナリ アップロードに -F を使用することが重要です。

curl -X PUT https://api.enterprise.apigee.com/v1/organizations/myorg/apis/helloworld/revisions/1/resourcefiles/jsc/pathSetter.js
  -H "Content-type:multipart/form-data" \
  -F file=@pathSetter.js \
  -u email:password

次に、API 呼び出しからのレスポンスの例を示します。

{
  "name": "pathSetter.js",
  "type": "jsc"
}

詳細については、次をご覧ください。

また、次の手順で API プロキシ リビジョンを更新する API を使用することもできます。

  1. API プロキシの書き出し API で次のオプションを指定して、API プロキシ構成バンドルをダウンロードします。
    • format クエリ パラメータを bundle に設定します。
    • Accept ヘッダーを application/zip に設定します。
  2. API プロキシ構成バンドルのリソース ファイルを更新します。
  3. API プロキシ リビジョンを更新する API を使用してバンドルをアップロードする

Hybrid

API を使用して API プロキシ リビジョンをスコープとするリソースを更新するには:

  1. API プロキシ リビジョンを取得する API で次のオプションを指定して、API プロキシ構成バンドルをダウンロードします。
    • format クエリ パラメータを bundle に設定します。
    • Accept ヘッダーを application/zip に設定します。
  2. API プロキシ構成バンドルのリソース ファイルを更新します。
  3. API プロキシ リビジョンを更新する API を使用して、API プロキシ構成バンドルを更新します。

API を使用して環境をスコープとするリソースを更新する

API を使用して環境をスコープとするリソースを更新するには、次のリソースに PUT リクエストを送信します。/organizations/{org}/environments/{env}/resourcefiles/{type}/{name}

リソース ファイルの内容を application/octet-stream または multipart/form-data として渡します。

次の例は、リクエストの本文に JavaScript リソースの内容を渡してリソースを更新する方法を示しています。

Edge

curl -X PUT https://api.enterprise.apigee.com/v1/organizations/myorg/environments/test/resourcefiles/jsc/pathSetter.js
  -H "Content-type:application/octet-stream" \
  -d 'request.headers["RequestPath"] = context.getVariable("proxy.basepath");' \
  -u email:password

Hybrid

curl -X PUT https://apigee.googleapis.com/v1/organizations/myorg/environments/test/resourcefiles/jsc/pathSetter.js
  -H "Authorization: Bearer $TOKEN" \
  -H "Content-type:application/octet-stream" \
  -d 'request.headers["RequestPath"] = context.getVariable("proxy.basepath");'

次の例は、ローカルマシンのファイルを使用してリソース ファイルを更新する方法を示しています。JavaScript ポリシーが、環境または組織をスコープとする JavaScript ファイルにアクセスできるようにするには、curl でバイナリ アップロードに -F を使用することが重要です。

Edge

curl -X PUT https://api.enterprise.apigee.com/v1/organizations/myorg/environments/test/resourcefiles/jsc/pathSetter.js
  -H "Content-type:multipart/form-data" \
  -F file=@pathSetter.js \
  -u email:password

Hybrid

curl -X PUT https://apigee.googleapis.com/v1/organizations/myorg/environments/test/resourcefiles/jsc/pathSetter.js
  -H "Authorization: Bearer $TOKEN" \
  -H "Content-type:multipart/form-data" \
  -F file=@pathSetter.js

次にレスポンスの例を示します。

{
  "name" : "pathSetter.js",
  "type" : "jsc"
}

API を使用して組織をスコープとするリソースを更新する(Edge のみ)

Edge で、API を使用して組織をスコープとするリソースを更新するには、POST リクエストを次のリソースに送信します。https://api.enterprise.apigee.comv1/organizations/{org}/resourcefiles/{type}/{name}

リソース ファイルの内容を application/octet-stream または multipart/form-data として渡します。

詳細については、次をご覧ください。

API を使用したリソースの削除

ここでは、API プロキシ リビジョン環境組織(Edge のみ)をスコープとするリソースを削除する方法について説明します。

API を使用して API プロキシ リビジョンをスコープとするリソースを削除する

Edge

Edge では、API を使用して API プロキシ リビジョンをスコープとするリソースを削除するには、DELETE リクエストを次のリソースに送信します。https://api.enterprise.apigee.com/v1/organizations/{org}/apis/{api}/revisions/{rev}/resourcefiles/{type}/{name}

次の例では、リビジョン 1 の helloworld API プロキシから pathSetter.js JavaScript リソース ファイルを削除します。

curl -X GET "https://api.enterprise.apigee.com/v1/organizations/my-organization/apis/helloworld/revisions/1/resourcefiles/jsc/pathSetter.js" \
  -u email:password
  

次に、レスポンスの例を示します。

{
  "name" : "pathSetter.js",
  "type" : "jsc"
}

また、次の手順で API プロキシ リビジョンを更新する API を使用することもできます。

  1. API プロキシの書き出し API で次のオプションを指定して、API プロキシ構成バンドルをダウンロードします。
    • format クエリ パラメータを bundle に設定します。
    • Accept ヘッダーを application/zip に設定します。
  2. API プロキシ構成バンドルからリソース ファイルを削除します。
  3. API プロキシ リビジョンを更新する API を使用してバンドルをアップロードする

Hybrid

Hybrid で、API を使用して API プロキシをスコープとするリソースを削除するには:

  1. API プロキシ リビジョンを取得する API で次のオプションを指定して、API プロキシ構成バンドルをダウンロードします。
    • format クエリ パラメータを bundle に設定します。
    • Accept ヘッダーを application/zip に設定します。
  2. API プロキシ構成バンドルからリソース ファイルを削除します。
  3. API プロキシ リビジョンを更新する API を使用して、API プロキシ構成バンドルを更新します。

API を使用して環境をスコープとするリソースを削除する

ここでは、API を使用して環境をスコープとするリソースを削除する方法について説明します。

Edge

Edge では、API を使用して環境をスコープとするリソースを削除するには、DELETE リクエストを次のリソースに送信します。 https://api.enterprise.apigee.com/v1/organizations/{org}/environments/{env}/resourcefiles/{type}/{name}

次の例では、test 環境から pathSetter.js JavaScript リソース ファイルが削除されます。

curl -X GET "https://api.enterprise.apigee.com/v1/organizations/my-organization/environments/test/resourcefiles/jsc/pathSetter.js" \
  -u email:password
  

Hybrid

Hybrid では、API を使用して環境をスコープとするリソースを削除するには、DELETE リクエストを次のリソースに送信します。https://apigee.googleapis.com/v1/organizations/{org}/environments/{env}/resourcefiles/{type}/{name}

次の例では、test 環境から pathSetter.js JavaScript リソース ファイルが削除されます。

curl -X DELETE https://apigee.googleapis.com/v1/organizations/my-organization/environments/test/resourcefiles/jsc/pathSetter.js \
  -H "Authorization: Bearer $TOKEN"
  

詳細については、リソース ファイルを削除する API をご覧ください。

次に、レスポンスの例を示します。

{
  "name" : "pathSetter.js",
  "type" : "jsc"
}

API を使用して組織をスコープとするリソースを削除する(Edge のみ)

Edge で、API を使用して組織をスコープとするリソースを削除するには、DELETE リクエストを次のリソースに送信します。https://api.enterprise.apigee.comv1/organizations/{org}/resourcefiles/{type}/{name}

詳細については、組織からのリソース ファイルの削除をご覧ください。

リソースへのアクセス

リソースへのアクセス方法は、リソースタイプによって異なります。詳細については、関連するポリシーのドキュメントをご覧ください。

以下に、pathSetter.js という名前の JavaScript リソースを作成して管理し、JavaScript タイプのポリシーから参照できるようにする方法を示します。

JavaScript をリクエスト PostFlow に添付するには、ファイル pathSetter.js を参照する PathSetterPolicy.xml というポリシーを作成します。

<Javascript name='PathSetterPolicy' timeLimit='200'>
    <ResourceURL>jsc://pathSetter.js</ResourceURL>
</Javascript>

Endpoint 構成でこのポリシーを参照します。

<PostFlow>
  <Request>
    <Step><Name>PathSetterPolicy</Name></Step>
  </Request>
<PostFlow>

詳しくは、JavaScript ポリシーをご覧ください。