Edge Microgateway v. 3.0.x
このトピックでは、Edge Microgateway をインストールまたはアンインストールする方法について説明します。
ハードウェアの最小要件
Edge Microgateway には、少なくとも次のハードウェア構成が必要です。
- 仮想マシン(VM)では、Edge Microgateway には 1 コア以上、256 MB 以上の RAM が必要です。Edge Microgateway プロセス自体が必要とする RAM は、128 MB 未満です。
- コンテナで、Microgateway は 100 MB 未満のイメージサイズで使用できます。
前提条件
- Node.js バージョン 8.x LTS または 12.x をシステムにインストールしておく必要があります。バージョンは次のコマンドで確認できます。
node -v v12.5.0
- Windows では OpenSSL をインストールして PATH に追加する必要があります。
- Apigee Edge Private Cloud を使用して Edge Microgateway で構成している場合は、Private Cloud バージョン 4.18.01 以降が稼働している必要があります。
インターネット接続を利用できる場合の Edge Microgateway のインストール
このセクションでは、Edge Microgateway をインストールしてデフォルト構成を初期化する方法について説明します。インターネットに接続していない環境で運用する場合は、インターネット接続なしで Edge Microgateway をインストールする方法をご覧ください。
- 次のように
npm
を使用して Edge Microgateway の最新バージョンをインストールします。このコマンドはソフトウェアをインストールし、指定のパスにedgemicro
実行可能ファイルを配置します。npm install edgemicro -g
Edge Microgateway の特定のバージョンをインストールするには、インストール コマンドでバージョン番号を指定する必要があります。バージョン番号を指定しない場合、最新バージョンがインストールされます。 たとえば、バージョン 2.5.7 をインストールするには、次のコマンドを使用します。
npm install edgemicro@3.0.2 -g
- バージョン番号を確認します。たとえば、バージョン 3.0.2 をインストールした場合は次のように表示されます。
edgemicro --version current nodejs version is v12.5.0 current edgemicro version is 3.0.2
- Edge Microgateway の設定と構成の説明に従って、設定と構成の手順を行います。
Edge Microgateway のアップグレード
すでにインストールされている Edge Microgateway のバージョンをアップグレードするには、インターネット接続を利用できる場合の Edge Microgateway のアップグレードをご覧ください。
本番環境をアップグレードする前に、新しいバージョンで既存の構成をテストすることをおすすめします。
Edge Microgateway を Windows as a Service で運用する
Edge Microgateway は Windows as a Service で運用できます。詳細については、Apigee コミュニティの Windows 上での Microgateway(edgemicro)の運用管理におすすめの方法をご覧ください。
インターネット接続なしで Edge Microgateway をインストールする方法
インターネットに接続できないサイトでも、管理者は内部ネットワークにプライベート npm レジストリをインストールして管理できます。プライベート npm
レジストリを設定する手順については、このガイドの対象外です。ただし、有用な情報を検索によって見つけることができます。プライベート npm
レジストリをインストールすることで、上記のインストール手順またはアップグレード手順に従うことができます。
スタートガイド
Edge Microgateway を初めて使用する場合は、インストール後にまず Edge Microgateway の設定と構成を行うことをおすすめします。設定と構成のガイドには、Edge Microgateway のインスタンスのインストール、構成、起動、使用に必要な、すべての手順が記載されています。
Edge Microgateway がインストールされている場所
グローバル オプション(npm install -g edgemicro
)とともに npm
を使用すると、ソフトウェアは [prefix]/lib/node_modules/edgemicro
にインストールされます。次のコマンドで、[prefix]
の値を確認できます。
npm config get prefix
デフォルトでは、接頭辞の「config」はノードがインストールされている場所になります。ほとんどのシステムで、これは /usr/local
です。Windows では %AppData%\npm
です。[prefix]
の値は構成可能です。Node.js モジュールがデフォルトでインストールされる場所と、インストール場所を構成する方法の詳細については、npm フォルダをご覧ください。
Edge Microgateway のアンインストール
Edge Microgateway を削除する必要がある場合は、次の手順に従います。
- インストール先ディレクトリ
[prefix]/lib/node_modules/edgemicro
を削除するか、アーカイブします。ここで、[prefix] は Edge Microgateway がインストールされている場所で説明されている npm 接頭辞です。 -
ログファイルを削除またはアーカイブします。デフォルトでは、
edgemicro-*.log
ファイルは/var/tmp/
にありますが、この場所は変更可能です。どこにあるかわからない場合は、Edge Microgateway 構成ファイルを確認してください。 - ランタイム構成ファイルとキャッシュ構成ファイルを、削除またはアーカイブします。
~/.edgemicro/*.yaml
Kubernetes のサポート
Kubernetes クラスタで実行中のサービスに対して、Edge Microgateway を使用して Apigee API 管理を利用できます。Edge Microgateway と Kubernetes の統合の概要をご覧ください。
Docker のサポート
最新の Edge Microgateway リリースを Docker イメージとしてダウンロードできます。
docker pull gcr.io/apigee-microgateway/edgemicro:latest