環境キャッシュの作成と編集

事前に用意されている共有キャッシュを使用しない場合は、独自のキャッシュを作成して構成できます。共有キャッシュを使用する代わりに、キャッシュ ポリシーの下で作成するキャッシュを使用できます。

Apigee API を使用してキャッシュを作成することもできます。詳細については、環境にキャッシュを作成するをご覧ください。

キャッシュの制限: キャッシュに適用されるさまざまな制限(名前や値のサイズ、キャッシュの合計数、キャッシュ内のアイテム数、有効期間など)については、制限事項をご覧ください。

キャッシュの暗号化について

Edge for Public Cloud: キャッシュは、PCIHIPAA が有効にされた組織でのみ暗号化されます。これらの組織での暗号化は、組織のプロビジョニング時に構成されます。

キャッシュ リソースの定義

各環境で複数のキャッシュ リソースを作成できます。キャッシュ ポリシーを構成する際には、事前に用意されている共有キャッシュとご自分で作成したキャッシュのどちらをポリシーで使用するかを指定します。

キャッシュのスコープは、データの分離のために、キャッシュを作成した環境に限定されます。(たとえば「test」環境で実行中の API プロキシは、「prod」環境にある実行中キャッシュのデータにはアクセスできません。)キャッシュを作成すると、ポリシーはこのキャッシュにシリアル化可能なデータを格納できます。使用方法については、例: 汎用キャッシュの使用をご覧ください。

Response Cache ポリシーもご覧ください。

キャッシュの管理

以下の説明に従って、キャッシュを管理します。

Edge

Edge UI を使用してキャッシュを管理するには:

  1. apigee.com/edge にログインします。
  2. 左側のナビゲーション バーで [Admin] > [Environments] > [Caches] を選択します。
  3. キャッシュを作成するには:
    1. [+ Cache] をクリックします。
    2. 以下の説明に従って、新しいキャッシュのプロパティ値を入力します。
      名前 説明
      Name キャッシュ名。環境内で一意にする必要があります。キャッシュ リソースとデータを送受信するポリシーから、この名前を参照します。
      Description 省略可。キャッシュ リソースの説明。
      Expires キャッシュの有効期限が切れる時刻。有効期間として、作成後の秒数、毎日の指定時刻、特定の日付を指定できます。
      注: Populate Cache ポリシーResponse Cache ポリシーによって、有効期間の設定がこれらのポリシーが作成したキャッシュ エントリでオーバーライドされます。
    3. [Add Cache] をクリックします。
  4. キャッシュを編集するには:
    1. リスト内のキャッシュにカーソルを合わせて、操作メニューを表示します。
    2. をクリックします。
    3. キャッシュ設定を更新します。
    4. [Update Cache] をクリックします。
  5. キャッシュを消去するには:
    1. リスト内のキャッシュにカーソルを合わせて、操作メニューを表示します。
    2. をクリックします。
  6. キャッシュを削除するには:
    1. リスト内のキャッシュにカーソルを合わせて、操作メニューを表示します。
    2. をクリックします。
    3. [Delete] をクリックして削除操作を確定します。

Classic Edge(Private Cloud)

Classic Edge UI を使用してキャッシュを管理するには:

  1. http://ms-ip:9000 にログインします。ここで、ms-ip は、Management Server ノードの IP アドレスまたは DNS 名です。
  2. [APIs] > [Environment Configuration] > [Caches] を選択します。
  3. キャッシュを構成する環境を選択します(例: testprod)。
  4. キャッシュを作成するには:
    1. [Edit] をクリックします。
    2. [+ Cache] をクリックします。
    3. 以下の説明に従って、新しいキャッシュのプロパティ値を入力します。
      プロパティ名 デフォルト値 説明
      Name なし キャッシュ名。環境内で一意にする必要があります。キャッシュ リソースとデータを送受信するポリシーから、この名前を参照します。
      Description なし キャッシュ リソースの説明(省略可)。
      Expiration Type 秒単位でのタイムアウト キャッシュ エントリを期限切れにする方法を設定します。有効期間として、作成後の秒数、毎日の指定時刻、特定の日付を指定できます。注: Populate Cache ポリシーResponse Cache ポリシーによって、有効期間の設定がこれらのポリシーが作成したキャッシュ エントリでオーバーライドされます。
      Expiration 秒単位でのタイムアウト: 300(秒)

      時刻: 12:00:00

      日付: 現在の日付(dd-MM-yyyy)

      [Expiration] プルダウンで選択する項目の構成設定(integer または dateTime)。

      時刻を HH:mm:ss の形式で入力します。HH は 24 時間制の時間を表します。たとえば 14:30:00 は午後 2 時 30 分を表します。

      時刻を選択する場合、デフォルトのロケールとタイムゾーンは、コードを実行している場所によって異なります(構成時には確定していません)。

    4. [Save] をクリックします。
  5. キャッシュを編集するには:
    1. [Edit] をクリックします。
    2. キャッシュの値を変更します。
    3. [Save] をクリックします。
  6. キャッシュを消去するには、消去するキャッシュの横にある [Clear] をクリックします。
  7. キャッシュを削除するには:
    1. [Edit] をクリックします。
    2. 削除するキャッシュの横にある [Delete] をクリックします。

キャッシュへのデータの挿入

API プロキシの実行時には次の方法でキャッシュにデータを挿入できます。