Spike Arrest ポリシーのデプロイエラーのトラブルシューティング

InvalidAllowedRate

エラー メッセージ

Edge UI または Edge 管理 API を使用した API プロキシのデプロイに失敗し、次のエラー メッセージが表示されます。

    Error Saving Revision [revision_number]
    Invalid spike arrest rate [invalid_rate].
    

エラー メッセージの例

Error Saving Revision 1
    Invalid spike arrest rate 30s.

    Error Saving Revision 1
    Invalid spike arrest rate 30.1ps.
    

スクリーンショットの例

原因

Spike Arrest ポリシーの <Rate> 要素に指定されているスパイク停止率が整数でないか、この率の接尾辞として pspm が指定されていない場合、API プロキシのデプロイは失敗します。

有効な値は [int]ps および [int]pm です。

たとえば、Spike Arrest ポリシーの <Rate> 要素に指定されているスパイク停止率が 30.1ps の場合、API プロキシのデプロイは失敗します。これは、30.1 が整数でないためです。

診断

  1. Spike Arrest ポリシーに指定されている無効なスパイク停止率を特定します。この情報はエラー メッセージから見つけることができます。たとえば、次のエラーでは、無効なスパイク停止率は 30.1 です。

    Error Saving Revision 1
        Invalid spike arrest rate 30.1ps.
        
  2. エラーが発生した特定の API プロキシで、すべての Spike Arrest ポリシーを調べます。<Rate> 要素で指定されたスパイク停止率が上記のステップ 1 で特定された無効なスパイク停止率と一致する Spike Arrest ポリシーがある場合、それがエラーの原因です。

    たとえば、次のポリシーでは <Rate> の値を 30.1ps として指定しており、これはエラー メッセージの内容と一致します。

    <?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
        <SpikeArrest async="false" continueOnError="false" enabled="true" name="CheckRate">
            <DisplayName>CheckRate</DisplayName>
            <Properties/>
            <Identifier ref="request.header.some-header-name"/>
            <MessageWeight ref="request.header.weight"/>
            <Rate>30.1ps</Rate>
        </SpikeArrest>
        

    <Rate> 要素で指定されたスパイク停止率が整数ではないため、API プロキシのデプロイは次のエラーで失敗します。

    Invalid spike arrest rate 30.1ps.
        

解決策

Spike Arrest ポリシーの <Rate> 要素に指定されているスパイク停止率の値が整数で、接尾辞として ps または pm を持つようにします。次に例を示します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
    <SpikeArrest async="false" continueOnError="false" enabled="true" name="CheckRate">
        <DisplayName>CheckRate</DisplayName>
        <Properties/>
        <Identifier ref="request.header.some-header-name"/>
        <MessageWeight ref="request.header.weight"/>
        <Rate>30ps</Rate>
    </SpikeArrest>