このトピックでは、Apigee プロダクトのリリース プロセスについて説明します。
概要
Apigee Edge では、お客様に最新のサービスと機能強化を可能な限り最高の状態でご利用いただくため、Public Cloud、Private Cloud、Apigee ハイブリッド、Edge Microgateway プロダクトのバージョンに継続的なリリースモデルを採用しています。
計画的なダウンタイムを除き、すべてのリリースを中断なくプロダクトでご利用いただけます。計画的なダウンタイムについては、予定日の少なくとも 5 営業日前までにその旨をお知らせいたします。Apigee プロダクトは、デベロッパー、お客様、従業員、パートナーによるエンタープライズ サービスへのアクセスを可能にするミッション クリティカルなインフラストラクチャであるため、新しいリリースに対して社内外の関係者と事前に計画を立て、準備を行う必要があります。この事前計画をサポートするため、リリースの予定について明確にお知らせいたします。
リリース通知の受信
リリース通知を受信するには、こちらのページに移動して [Subcribe to Updates] ボタンをクリックしてください。
リリース番号について
Public Cloud と Private Cloud のリリース番号は、おおよそのリリース日を表しています。例:
- Public Cloud リリース 19.03.01 は 2019 年 3 月 1 日頃のリリースを表しています。
- Private Cloud リリース 4.19.01 は、2019 年 1 月のリリースを表しています。
Private Cloud リリースには Public Cloud リリースが含まれています。バージョン番号を比較すると、Private Cloud リリースに Public Cloud リリースが含まれているかどうか確認できます。上記の例で、Public Cloud リリース 19.03.01 は 2019 年 3 月 1 日以降にリリースされているため、2019 年 1 月にリリースされた Private Cloud リリース 4.19.01 に含まれていません。Private Cloud リリースに含まれている Public Cloud リリースに関する正式な情報については、メジャー バージョン(機能リリース)の Private Cloud リリースノートをご覧ください。
Apigee Edge Public Cloud のリリース プロセス
- リリースの準備は毎週月曜日から木曜日までに実施します。
- リリースの準備中に https://status.apigee.com にアクセスすると、リリースの進捗状況に関する情報が表示されます。
- リリースが完了すると、http://apigee.com/docs/release-notes/content/apigee-edge-release-notes にリリースノートが掲載されます。
- 計画的なダウンタイムを除き、すべてのリリースを中断なく Apigee Edge でご利用いただけます。計画的なダウンタイムについては、予定日の少なくとも 5 営業日前までにその旨をお知らせいたします。
- Global Services Center(GSC)は、リリース準備期間かどうかに関係なく、いつでもご利用いただけます。サポート チケットの作成が必要な場合にご利用ください。
- ホットフィックスと緊急パッチは、緊急性が高いため、このプロセスから除外しています。事前の通知なしに可能な限り早くリリースいたします。
- リリース番号は YY.MM.DD の形式です。
Apigee Edge for Private Cloud のリリース プロセス
このセクションでは、Apigee Edge for Private Cloud のリリース プロセスについて説明します。
リリース頻度
Apigee Edge for Private Cloud のリリースは年 2 回です。新しいリリース プロセスに合わせてサポートの利用規約が変更されました。Edge for Private Cloud をサポート対象は N-2 バージョンです(N はメジャー リリースです)。以前のサポート期間は 12 か月でした。
たとえば、Edge for Private Cloud 4.20.03 がリリースされた場合、4.19.06 または 4.19.01 が引き続きサポート対象になります。Apigee では、今後もサポート対象バージョンとしてマイナー(またはドット)リリースおよびパッチを必要に応じて提供していく予定です。
インストーラのダウンロード
Edge for Private Cloud バージョン 4.16.01 以降では、次の作業を行う際に Apigee から受け取った認証情報を使用する必要があります。
- ftp.apigee.com または https://ftp.apigee.com から基本的なインストール手順を含む README ファイルをダウンロードする。
- https://software.apigee.com から、すべてのプロダクトのインストーラを RPM ファイルのセットとしてダウンロードする。
- ドキュメントは、このサイト(docs.apigee.com)の「Edge for Private Cloud」で入手できます。
リリースの種類
- 年 2 回のメジャー リリース(機能リリース)。1 月と 6 月の最終火曜日に実施する予定です。
すべての機能リリースは 1 年間メンテナンスされ、検出された問題はサービスパック(4.15.07 以前)またはアップデート(4.16.01 以降)で解決します。
- 必要に応じて、機能リリースのアップデートを提供します。
- 必要に応じて、特定のリリースに対してホットフィックスを提供します。このリリースは不定期です。
機能リリース
機能リリースには次のものが含まれます。
- 新機能と拡張機能
- 累積的なバグ修正
- インフラストラクチャ / アーキテクチャの変更
- データベース スキーマの変更
- セキュリティ脆弱性の解決
- 構成の変更
- インストーラの変更
- ドキュメントの変更
機能リリースは Public Cloud のリリースに基づいて提供されます。Private Cloud よりも 6~8 週間前に実施する予定です。
アップデート
アップデートには次のものが含まれます。
- 累積的なバグ修正
- セキュリティ脆弱性の解決
- 構成の変更
- インストーラの変更
- ドキュメントの変更
- Apigee の判断でマイナーな機能強化が行われる場合があります。
アップデートは次のように提供されます。
- Apigee の独自の裁量で、欠陥の根本原因の特定から通常 3~6 週間以内に提供されます。
- 特定の機能リリースに適用されます。
- 機能リリースのプロセスで維持されます。
ホットフィックス
ホットフィックスには次のものが含まれます。
- 対象となる重大なバグの修正
- 対象となるセキュリティ脆弱性の回避策
ホットフィックスは次のように提供されます。
- Apigee の独自の裁量で、欠陥の根本原因の特定から通常 5~7 日以内に提供されます。
- 特定の機能リリースに適用されます。
サポートのタイムライン
サポート タイムライン: 前の N-2 バージョンに対してアップデートとホットフィックスが提供されます。N はメジャー リリースを表します。このサポート期間の終了後は、Apigee の最新の機能リリースにアップグレードしていただく必要があります。サポート期間を経過したリリースに対しては、サポート チケットを作成できません。
詳細については、Apigee Edge リリースノートをご覧ください。
リリース番号は 4.YY.MM.## の形式で、## はアップデート番号を表します。機能リリースは 4.YY.MM です。
Apigee ハイブリッド リリース プロセス
このセクションでは、Apigee ハイブリッドのバージョニング スキーム、リリース頻度、サポート タイムラインについて説明します。詳細については、リリースノートをご覧ください。
リリースのバージョニングと頻度
Apigee ハイブリッドのリリースでは、Major.Minor.Patch の番号スキームが使用されます。たとえば、3.2.1 の場合、メジャー番号は 3、マイナー番号は 2、パッチ番号は 1 です。
リリースレベル | リリース頻度 | 説明 |
---|---|---|
メジャー | 必要に応じて | メジャー リリースには、新機能や拡張機能、累積的なバグ修正、セキュリティ脆弱性の回避策、構成の変更、インフラストラクチャやアーキテクチャの変更などが含まれます。 |
マイナー | 四半期ごと | マイナー リリースには、既存の機能の拡張、累積的なバグ修正、セキュリティ脆弱性の回避策などが含まれます。 |
パッチ | 毎月 | パッチリリースには、バグの修正、特定のセキュリティ脆弱性に対する回避策などが含まれます。 |
管理プレーンの互換性とサポート タイムライン
Apigee ハイブリッド管理プレーンは、ランタイム バージョンが公開されてから 12 か月間(または過去 4 回のリリースと 12 か月間のどちらか長いほう)、新しいハイブリッド ランタイム リリースと互換性があります。
管理プレーンをアップグレードすると、12 か月以上前に公開されたランタイム バージョンが破損する可能性があります。
サポート期間が終了した場合、最新のリリースにアップグレードする必要があります。サポート期間を経過したリリースに対しては、サポート チケットを作成できません。
通知
Apigee では、ハイブリッド ランタイム バージョンの情報を収集して管理プレーンに保存します。この情報を使用して、Apigee のサポートが終了するバージョンでハイブリッド ランタイムを運用するリスクがあるお客様に通知を送信します。
Edge Microgateway のリリース プロセス
このセクションでは、Edge Microgateway のバージョニング スキーム、リリース頻度、サポート タイムラインについて説明します。詳細については、リリースノートをご覧ください。
リリースのバージョニング スキーム
Edge Microgateway のリリースでは、Major.Minor.Patch の番号スキームが使用されます。たとえば、3.2.1 の場合、メジャー番号は 3、マイナー番号は 2、パッチ番号は 1 です。
リリースレベル | 説明 |
---|---|
マイナー | メジャー リリースには、新機能や拡張機能、累積的なバグ修正、セキュリティ脆弱性の回避策、構成の変更、インフラストラクチャやアーキテクチャの変更などが含まれます。 |
マイナー | マイナー リリースには、既存の機能の拡張、累積的なバグ修正、セキュリティ脆弱性の回避策などが含まれます。 |
パッチ | パッチリリースには、バグの修正、特定のセキュリティ脆弱性に対する回避策などが含まれます。 |
リリース頻度
Apigee では、Edge Microgateway の新しいバージョンをおおよそ月に 1 回の頻度でリリースします。ただし、この月次リリースの頻度は変更される可能性があり、状況に応じて間隔が長く、または短くなる場合があります。リリースは、メジャー、マイナーまたはパッチのいずれかのバージョンになります。
サポートのタイムライン
現在の Edge Microgateway のバージョンは、次のバージョンが利用可能になってから 1 年間はサポートされます。
たとえば、バージョン 3.1.0 が 2020 年 1 月 17 日にリリースされ、バージョン 3.1.1 が 2020 年 2 月 17 日にリリースされた場合、バージョン 3.1.0 は 2021 年 2 月 17 日までサポートされます。
サポート期間が終了した場合、最新のリリースにアップグレードする必要があります。サポート期間を経過したリリースに対しては、サポート チケットを作成できません。