Apigee Edge のドキュメントを表示しています。
Apigee X のドキュメントに移動。 情報
2015 年 4 月 21 日(火)に、Apigee Edge の新しいクラウド バージョンをリリースしました。
ご不明な点がございましたら、Apigee カスタマー サポートにお問い合わせください。
Apigee Edge のすべてのリリースノートの一覧については、Apigee リリースノートをご覧ください。
新機能と拡張機能
このリリースにおける新機能と改善点は次のとおりです。
Server Name Indication(SNI)のサポート
Edge は、Server Name Indication のサウスバウンド(Message Processor からターゲット エンドポイント)の使用をサポートしています。SNI を使用する場合は、Apigee サポートにお問い合わせください。
Java 1.7 が必要です。
TLS/SSL の拡張機能である SNI を使用すると、複数の HTTPS ターゲットが、同じ証明書を使用せずに同じ IP アドレスとポートからサービスを提供できます。
Edge 固有の構成は必要ありません。環境が下り(内向き)SNI 用に構成されている場合(Edge Cloud はデフォルトで構成されています)、Edge はこれをサポートします。
Edge はリクエスト URL からホスト名を自動的に抽出し、それを SSL handshake リクエストに追加します。たとえば、ターゲット ホストが https://example.com/request/path の場合、Edge は次のように server_name 拡張を追加します。
SNI の詳細については、http://en.wikipedia.org/wiki/Server_Name_Indication をご覧ください。
管理 UI のヘルプメニューから Apigee コミュニティにアクセスする
Apigee コミュニティには、管理 UI の [ヘルプ] メニューからアクセスできます。
アクセス制御ポリシー
Access Control ポリシーが強化され、IP アドレスが X-FORWARDED-FOR
HTTP ヘッダーに含まれている場合に、許可リストと拒否リストの IP アドレスをより細かく評価できるようになりました。
ヘッダーで複数の IP アドレスのチェックが有効になっている場合(feature.enableMultipleXForwardCheckForACL を設定するにはサポートにお問い合わせください)、ポリシーの新しい <ValidateBasedOn>
要素を使用して、ヘッダー内の最初の IP、最後の IP、またはすべての IP をチェックできます。詳細については、アクセス制御ポリシーをご覧ください。
管理 UI のエラー メッセージ
管理 UI でのエラー メッセージの表示が再設計されました。
メッセージ フローの新しいターゲット変数
メッセージフローの新しい変数により、ターゲット エンドポイントとターゲット サーバーの URL 情報をより詳細に提供できます。
- TargetEndpoint:
target.basepath.with.query
はrequest.url
に置き換えられます。 - TargetServer:
targetserver.name
に代わりloadbalancing.targetserver
になりました。また、target.basepath
は、TargetEndpoint の HTTPTargetConnection<LoadBalancer>
要素で<Path>
要素が使用されている場合にのみ入力されます。
[SSL 証明書] の詳細の [署名アルゴリズム]
SSL 証明書の詳細に新しい [署名アルゴリズム] フィールドが追加されました。このフィールドは、管理 UI([管理] > [SSL 証明書])と管理 API(キーストアまたはトラストストアから証明書の詳細を取得する)で確認できます。このフィールドには、証明書の生成に使用されたハッシュ アルゴリズムのタイプに応じて、「sha1WithRSAEncryption」または「sha256WithRSAEncryption」のいずれかが表示されます。
修正済みのバグ
このリリースでは以下のバグが修正されています。
問題 ID | 説明 |
---|---|
MGMT-1899 | プロダクトの設定を保存した後にリソースパスが削除される API プロダクトを編集する際に、ユーザーが [保存] ボタンをダブルクリックすると、プロダクトのリソースパスが削除される可能性があります。なお、本事象はすでに解決しております。 |
MGMT-1894 | [Developer Apps] ページのデベロッパー列の読み込みが完了しない |
MGMT-1882 | WSDL の新しい API プロキシに最後のパラメータの詳細のみが表示される |
MGMT-1878 | 複数のリビジョンが環境にデプロイされている場合、Trace にはそのうちの 1 つだけが表示されます |
MGMT-1872 | カスタム レポートをダウンロードできない |
MGMT-1863 | 管理 UI で Node.js ログを表示できない |
MGMT-1825 | クロスサイト スクリプティング(XSS)のバグ |
MGMT-1804 | Node.js API が無効な JSON を送信することがある |
MGMT-1799 | Trace でリクエストを送信する UI セキュリティの脆弱性 |
MGMT-1362 | メールアドレスに「_」が含まれている場合、パスワードを忘れた場合のメール機能が動作しない |
DEVRT-1514 | 一部のプロダクトで ObjectTransform が中断する |
APIRT-1170 | リソース ファイルがないため、MP が環境を読み込めない |